シンセのストリングス音色をかっこよく使う方法|音色選び・ボイシング・奏法・打ち込みの基本

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シンセのストリングス音色をかっこよく使う方法|音色選び・ボイシング・奏法・打ち込みの基本

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コードを押さえるだけで、楽曲に華やかさと広がりを加えられるシンセサイザーのストリングス音色。ところが、ただ和音を鳴らすだけでは、音が平面的に聴こえたり、曲の中で浮いてしまったりすることがあります。

生のストリングスとは異なり、シンセのストリングス音色を効果的に使うには、音色の選び方や音域、ボイシング、音の重ね方など、シンセならではの工夫が必要です。同じコードを演奏する場合でも、単に和音を押さえるのか、フレーズとして動かすのかによって、曲全体の印象は大きく変わります。

シンセで再現した楽器音を不自然に感じるかどうかには、個人差があります。その楽器をどれだけ聴き慣れているか、実際の音をどの程度知っているかによって、感じ方が変わるためです。たとえば、ギターは日常的に聴く機会が多く、そのためシンセで再現すると、わずかな違いでも不自然に感じられることがあります。

ピアノはシンセと同じ鍵盤楽器で、鍵盤を押す動作と発音が対応しているため、比較的自然に再現しやすい音色です。鍵盤を押すとハンマーが弦を叩いて発音します。音程はあらかじめ調律された鍵盤によって決まるため、演奏者が音を出すたびに音程を細かく調整する必要はありません。

一方、ストリングス・セクションだけでなく、管楽器やギターなどは、鍵盤楽器とは発音の仕組みや音程の作り方、奏法がまったく異なります。ピアノと同じ感覚で演奏するだけでは、なかなかリアルには聴こえません。

たとえばヴァイオリンは、弓で弦をこすって音を出し、左手の指で弦を押さえる位置によって音程を決めます。指の位置を少し動かすことで音程を連続的に変化させたり、弓の速さや圧力によって音量や音色を変えたりできます。弦を引っ掻いたり弾いたりして演奏することもできますね。

ストリングスセクションは、クラシックはもとよりポピュラー・ミュージックなどの様々なジャンルで聞くことのできる定番サウンドです。本記事では、シンセのストリングス音色を楽曲の中で効果的にそしてかっこよく演奏するための基本的な考え方と具体的なテクニックを紹介します。壮大なバラードからポップス、ロック、映画音楽風のアレンジまで、さまざまな場面で活用できるポイントを見ていきましょう。打ち込みでストリングス・セクションを再現したい方にも参考になれば嬉しいです。

シンセのストリングス音色とは?

ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスといった弦楽器による合奏またはソロを、シンセサイザーで再現した音色です。

「Violin」という音色名であればソロ音色ですが、「Strings」とあれば合奏と考えて良いでしょう。「〇〇ストリングス」というプリセット名であれば複数人数による弦楽合奏の音になるかと思います。編成人数によって「Small Strings」や「Full Strings」などの名前がついている場合が多いですね。

シンセサイザーでは、実際の弦楽器を録音したサンプルを使う場合もあれば、オシレーターやフィルターを使って弦楽器らしい響きを合成する場合もあります。

ストリングス・セクションの構成

まずはオーケストラなどのストリングス・セクションの構成について。

弦楽器パートは複数の音域・楽器・役割によって構成されています。シンセを弾く際もこれらを踏まえて、「この音はチェロの音域だな」と意識して演奏するとよいのではないかと思います。

ちなみに本物のヴァイオリンなどの弦楽器の単体音は、トランペットなどの金管楽器と比較するととても小さく、ヴァイオリン十数本でやっと一本のトランペットの音量に相当すると言われているようです。オーケストラで一番人数が多いのがストリングス・セクションというのはそれが理由の一つですね。

また通常、一つの音を複数人でユニゾン演奏する(少人数編成は除く)という特徴から、アンサンブル内における適切な人数配分も大切です。さらに後述する奏法の種類も非常に多く、ストリングス・セクションの作編曲には極めて高度な技術とセンスを要すると言うことができるでしょう。私も古今東西の優れた作・編曲家の方々の作品を聴くたび畏敬の念を禁じ得ません。

楽器編成による構成

オーケストラのストリングス・セクションは、主に次の楽器で構成されます。()内はよく使われる略語、:右は一般的な音域(中央ドをC4とした場合。奏法、演奏者や楽器によって異なる)

  • 第1ヴァイオリン(Vln / Vn):G3〜E7付近
  • 第2ヴァイオリン(Vln / Vn / Vns):同上
  • ヴィオラ(Vla / Va / Vas):C3〜E6
  • チェロ(Vc):C2〜E6
  • コントラバス(Cb / Db):E1〜B♭3 ※5弦コントラバスの最低音はC1/B♭1 ⇒ポピュラーではコントラバスパートは割愛される場合も多

ストリングス・セクションのアレンジの基本は、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの4パート(4声)で構築していきます。ポピュラー音楽等でベーシストがいる場合、低域で干渉する場合があるので、どうしても欲しい場合は除いてコントラバスパートは割愛される場合も多いと思います。

楽器別にそれぞれ音域と役割が異なります。シンセでストリングス・セクションを演奏する際や打ち込みアレンジをする際は、これらの構成を意識してヴォイシングやフレーズを考えたほうが良いかと思います。

こんなイメージでしょうか(実音、Cbも一応入れておきます)

構成人数の例

ストリングス・セクションの編成は、「6422」や「8642」のように、各パートの人数を数字で表すことがあります

ポピュラーなどで比較的によく使われる「6422」は次の編成を意味します。

  • 第1ヴァイオリン:6人
  • 第2ヴァイオリン:4人
  • ヴィオラ:2人
  • チェロ:2人

ヴィオラが3人の「6432」も見かけますが、ポップスなどではベーシストが低域を主に担当するので、コントラバスはこの編成では含まれていません。しかしアレンジによっては「64221」といった構成の場合もあります。

オーケストラ楽曲などではさらに人数が増えるわけですが、例えばストラビンスキーの「火の鳥」1911年版のスコアには

  • 第1ヴァイオリン:16人
  • 第2ヴァイオリン:16人
  • ヴィオラ:14人
  • チェロ:8人
  • コントラバス:6人

という表記がされています。

こうしたストリングス・セクションの構成は「16.16.14.8.6」「16-16-14-8-6」といった表記がされる場合もありますが、実際に演奏される時には、会場の広さや時代、指揮者の違いによって構成人数は変更されることもあります。

この他にも弦楽四重奏や、

  • ヴァイオリン(7)、チェロ(2)
  • ヴァイオリン(8)、ヴィオラ(2)、チェロ(2)
  • ヴァイオリン(12)、チェロ(4)

等々、様々なスタイルがあります。構成や人数が多くなればなるほど、響の豊かさや使える音域も広くなるわけですね。仮にドミソの和音を全員で演奏する場合、どの音にどの楽器を何人のプレーヤーで配置するのかは作編曲者次第というわけです。

配置

各セクションの配置は時代や作編曲者によって異なりますが、下記は20世紀によく用いられたオーケストラにおける各楽器の配置です。

Diagram Modern symphony orchestra-en

上記は第1、第2ヴァイオリンを客席から見て左右に配置する「両翼(対向)配置」です。現代では左から右にかけて第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、チェロの後方にコントラバスといった配置のほうがよく見る気がします(ヴィオラとチェロが逆の場合もあり)。

もちろんこれはあくまで一例で、作曲家、指揮者や会場の違い等で配置はバラバラで、曲によっては変則配置や作曲者の指定もあったりします。

打ち込みなどでも各パート別に打ち込むことが多いと思いますが、それぞれのパン(定位)を考慮しないとそれっぽく聴こえないので気をつけましょう。スタジオレコーディング等ではコントラバスは中央寄りにしたりする場合もあります。

ちなみに「両翼配置」に関してですが、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」の第四楽章の冒頭主題では、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが主旋律を1音ごとに交互に弾く箇所があり、客席からはメロが立体的に聞こえる例が頻繁に紹介されると思います。

ディビジ

ディビジ(divisi)とは、ストリングス・セクションなどの各パートをさらに複数のグループに分け、それぞれが異なる音を演奏する奏法です。

例えば1stヴァイオリン(16人程度)を「上位の音を弾くグループ」と「下位の音を弾くグループ」などに分割し、複数声部の和音を演奏します。

例)ラヴェルの「高貴で感傷的なワルツ」からの抜粋(MuseScoreで作成、一部補正)。

上図では3〜4小節の第1ヴァイオリン、1〜4のヴィオラ、1〜5のチェロがディビジ指定。「Div.」を解除する場合は「Unis.」と記譜されています。

なお弦楽器は複数の弦を同時に鳴らすダブルストップ(※)という奏法も行われるので、奏者を分けずに重音を奏者が同時に演奏する場合もあります。その場合は「non div.」などと表記されます。

※トリプル(3音) / クォドルストップ(4音)が使われるのは合奏では稀ですが、楽器の構造上、同時にボウイングできないのでアルペジオ気味に演奏されます。

シンセの手弾きにおいてはこれらをあまり意識する必要はないかもしれませんが(というより実現困難)、打ち込みなどでストリングスソフト専用音源などを使用する際は知っておいたほうがよいでしょう。

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奏法の種類

ストリングスには様々な奏法があり、それぞれの特徴を知っているのといないでは大きな表現力の差が出るといってよいでしょう。シンセは鍵盤楽器ですが、ピアノやオルガンのようにストリングス音色を弾いてもなかなか良い感じにはなりません。やはりストリングスならではの奏法やフレーズのツボを押さえる必要があります。

手弾きではこれらの違いを厳密に再現することは難しいですが、打ち込みでストリングス・セクションを表現する場合などは、ぜひ知っておくと良いと思います。

ごく一部ですが主な奏法を簡単に紹介します。

ボウイング

ボウイングとは、弓で弦をこすって音を出す、弦楽器の基本的な奏法です。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの通常の演奏は、基本的にボウイングで行われます。ボウイングは弓をどのように動かして演奏するか、その技法や動作を指し、通常の弓奏という文脈では「アルコ(arco)」と呼ばれます。

ストリングス音色で、長く伸びるパッドやメロディーを演奏するときに使われるのが、基本的なボウイングです。実際のストリングス・セクションでは、アップ・ボウ(上げ弓)、ダウン・ボウ(下げ弓)のどちらで演奏するのかは楽譜上の指示または、現場でのコンサートマスターの判断に委ねられたりするようです。

レガート

音と音を滑らかにつなげる奏法です。スラーはどこからどこまでをなめらかにつなぐかを示す記号。下図ではスラーがついているので弓を返さないで音程を変えていくわけですね。

譜面にスラー記号がついていない場合はアップ / ダウン・ボウを交互に行います。作曲者が意図的にアップ / ダウン・ボウを指定する場合もあります。

アップ / ダウンボウの記号の例

PCM系のシンセでボウイングのアタックノイズが多く含まれている音色を使う場合、すべての音にボウイングのアタック音がつくので、レガート演奏の雰囲気を出すためには注意しなくてはなりません。サックスなども一息で「ドレミファ」と吹くフレーズがPCM系シンセだとすべてタンギングしているように聴こえてしまうわけですね。(後述)

機種によってはレガートで演奏した場合にはアタックノイズが加わらない「レガート音色」があったりします。しかし結構これが難しく、繊細なタッチが求められます。

デタシェ

弓を弦から離さず返しながら、音を分けて演奏する奏法です。弓を弦から離し、連続するダウン・ボウは「グランデタシェ」と呼ばれます。

グランデタシェ(「春の祭典」よりコントラバスパート)

マルカート

1音ずつ音の頭を強調する奏法です。

スタッカート

音を短く切って演奏する奏法です。

スピッカート

スピッカートは、弓を弦から軽く跳ねさせながら演奏する奏法です。ボウイングの一種ですが、弓を弦に押しつけ続けるのではなく、弓を上下に弾ませて音を出します。ジュテ(リコシュ)といった奏法も含みます。ピチカート(後述)と似たように短い音ですが、ピチカートが指ではじくのに対し、スピッカートは弓で弦を跳ねさせて演奏する点が違います。

コル・レーニョ

「弓の毛(毛側)」ではなく「弓の木枠(背の木の部分)」で弦を叩いたり擦ったりして音を出す特殊奏法です。

トレモロ

トレモロは、同じ音を非常に速く繰り返したり、弓を細かく往復させたりする奏法です。

ピチカート

ピチカートは、弦を弓でこするのではなく、指ではじいて音を出す奏法です。

ストリングスの中にリズム感を加えたいときや、通常の長い音とは異なるアクセントを作りたいときに使われます。弦楽器の弦を指で強く引っ張って指板に打ちつけるように弾くバルトークピチカートという奏法もあります。

この他にもハーモニクス、ルーレ、ジュテ、スル・ポンティチェロ・・・その他様々な奏法がありますので、興味のある方はヴァイオリン奏法やアレンジの専門書を読んでみてはいかがでしょう。


発音と音程決定の仕組みが鍵盤楽器とは異なる

たとえば「ドレミ」というフレーズをピアノ弾く場合、(特殊奏法を除けば)「ドレミ」の鍵盤を弾くしかないわけです(それはそれでとても奥の深い話ですが)。しかしヴァイオリンなどの多弦楽器の場合は、どの弦のどのポジション(位置)で弾くか?という選択肢も存在します。ギターもそうですね。

ヴァイオリンは「G-D-A-E」に調弦された4本の弦を持ちますが、材質の違い等によって弦ごとに個性を持っています。

音質の一貫性を保つために「このフレーズはあえてG線をつかって弾いてほしい」という場合は「Sul G(スル・ゲー)」という演奏記号が譜面につけられています。ギタリストも「ここのメロは1弦だけで弾く」といったケースもあるのではないでしょうか。

したがって同じ「ドレミでも」、どの弦で弾くか、弱音器をつけてひと弓でレガートに演奏するのか、一音一音アップダウンでボウイングするのか、「ド」はスタッカート「レ」はピチカート、「ミ」はアルコ・・・などなど何種類もの表現が考えられるわけです。大変ですね。

シンセのような鍵盤楽器で、弦楽器や管楽器などの音色を演奏する場合は、発音の仕組みなどの構造や、楽器独自の奏法を意識しないとそれらしくは聞こえないと言うわけです。

前述の通り、PCM系シンセの音色にはボウイング時の「キッ」というアタックノイズが含まれています。したがって「ドレミ」と弾くと毎回ボウイングのアタックノイズが含まれることになり、レガート演奏にはなりません。ギター、ベース、サックスなども同様ですね。

大昔の打ち込みでは、アタック音を消すためにピッチベンドで音程を変えたり、音色をエディットしたりと色々と涙ぐましい努力が必要でしたが、今はレガートをはじめとする様々な奏法を使い分ける機能を持ったシンセやソフト音源もあり、昔ほど苦労せずとも奏法の切り替えが行えるようになっていると思います。

アタック音問題の解決策の例をいくつか挙げると

  • ベロシティーで奏法を切り替える(比較的)
  • 発音域外の使用しないキーをスイッチとして各種奏法を切り替える
  • 複数のMIDIコントロールチェンジで奏法を切り替える
  • フレーズを検知して自然な奏法を自動で切り替える(物理モデリング、一部PCM系シンセなど)

などといった方法があります。

またビブラートやトレモロなどの表現も、単にLFOでビブラートの深さを変えるだけでなく、スピードもコントロールすることでよりリアルに聞こえるわけです。

今から50数年前のEmerson, Lake and Palmerの楽曲「Trilogy」冒頭の美しいストリングスサウンドは、おそらくMoogモジュラー(アナログシンセ)によって演奏されていると思われますが、フレーズ最後のビブラートは深さだけでなくスピードも変化しているように聴こえます。芸が細かい!さすがキース。

音域外の鍵盤を奏法切り替えスイッチにしたり、MIDIコントロールチェンジで様々な奏法を演奏できる(※)機能を持った機種。※Universal Articulation Controller Channelなど

そもそも、鍵盤楽器とは発音や音程の決まり方が異なる楽器の音色を鍵盤で演奏すること自体、無理があるわけですが、クラシック楽曲などを厳密に再現する場合を除けば、手弾きだったら「それっぽく聞こえればオーケー」くらいの気持ちでからチェレンジしていけばよいのではないかと、個人的には思います。

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シンセの内蔵音色の音色名について

編成別

サンプル音源系のシンセのストリングス音色であれば、弦楽器構成の違いで様々な音色が内蔵されている場合が多いですが、一例を挙げると

  • SymphStrings:大編成
  • 4Section:小編成
  • Pop Strings:比較的小編成のルームリバーブがかかったものが多い
  • Tape String:メロトロン(録音した楽器の音をテープで再生する、昔の電子鍵盤楽器)

などです。

これらは、演奏する曲に応じて使い分ける必要があるでしょう。たとえば、弦楽四重奏を用いたビートルズの「Yesterday」をバンドで演奏する際に、シンセサイザーで大編成の「SymphStrings」を使うと、少々大仰すぎたり、リバーブ感が深すぎたりして、違和感を覚えることがあるかもしれません。

好みの問題もありますが「Small Strings」のような小編成の音色のほうがマッチするかもしれません。ポール・マッカートニーのライブでは、シンセでストリングス・セクションを演奏してましたね。

なお小編成になればなるほどリアルに演奏することは難しくなると思います。なぜかというと、小編成では個々の音や発音のタイミング、音程、音量の均一さが目立ちやすく、実際の奏者による微妙なばらつきや音の重なりを再現しにくいためです。

一方、大編成音色は多数の楽器による厚みや密度によって、シンセ特有の均一さや不自然さが目立ちにくくなる傾向があるように思えます。リバーブ等で補正するという方法もあります。

なお厳密に考えると、例えば8人のヴァイオリンをサンプリングした音色をドミソの和音で弾いた場合、突如24人のヴァイオリンサウンドになる計算ですね。本物のストリングスであれば「ド(4人)・レ(2人)・ミ(2人)」とディビジさせたりするわけです。

これはブラスセクション音色でも同様で、トランペット(2)、サックス(2)、トロンボーン(2)のユニゾンをサンプリングした音色でドミソを弾くとトランペット(6)、サックス(6)、トロンボーン(6)といきなり18人のサウンドになるわけです。

まあそこまで気を使う必要は無いのかもしれませんが、DTMでリアルに効かせるために各楽器別にパート分けして打ち込んだりするのはそういった理由があるのです。

奏法別

奏法の違いによるプリセット音色も様々なものが内蔵されている場合があります。

  • Fast Stac/sw:スタッカートをベロシティースイッチで効き替えられる
  • Full Tremolo:トレモロ
  • Spc Marc /sw:スピッカートとマルカートをベロシティースイッチで効き替えられる
  • Pizz Sect:ストリングス・セクションのピチカート
  • Slow Atk Str:アタックが緩やか

中にはベロシティー(タッチ)の強弱でアタックが変化したり、ボウイングとピチカートを切り替えたりといった表現が可能な音色もあったりします。(sw=スイッチで切り替えるという意味)

シンセのストリングス音色を使って複数の奏法が連続するフレーズを演奏するのは、(DTMのソフト音源を使って打ち込みでやるならともかく)リアルタイム演奏では至難の業です。ただクラシック楽曲のような弦アレンジをシンセで弾くシチュエーションは珍しいと思うので、ひとまず基本的な奏法についてここでは押さえておけばよいかと思います。

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フレーズ例

では実際にストリングス・セクションの各種フレーズを見ていきましょう。

シンプルな単音フレーズ

ジノ・ヴァネリ / Brother to Brother (1978)

大昔からこんなカッコいいことやってたんですよね。フュージョンAOR(?)の名盤「Brother To Brother」からアルバムタイトル曲

コードは動いているけど単音を白玉(全音符、二分音符など)で伸ばすストリングス常套フレーズです。上記イントロではシンセストリングスによるファの音が5小節間ロングノートで演奏されています。ペダルトーン(F)と同じF音のソプラノペダルを使った例です(譜例はアレンジしています)。

このアルバムは他にも大ヒットバラード曲「I Just Wanna Stop」などの名曲揃いなので一聴することをおすすめします。

単音フレーズはそれだけでは音楽として成立しないので、ベース、コードパートをシンセのスプリット機能を使って加えてあげたり、下記のようにアルペジオでコード感をだしてやる必要があります。

共通音をうまく使った例、オクターブで重ねてもOK

ロングトーンの「ド」はそれぞれ F:5th、D♭:M7th、A♭:3rd、C:Root に該当します。

コード進行とともに近くの音に移動する単音ライン

アンドレア・ボチェッリ / Canzoni Stonate (2006 ライブバージョン)

イタリアを代表する世界的なテノール歌手アンドレア・ボチェッリのこの曲は、イントロからエンディングまでずっと同じ4小節のコード進行の繰り返しでできているのですが、まったく飽きさせないのはすごいですね。

スタジオ盤(プロデューサー:デイヴィッド・フォスター / ウンベルト・ガティカ)ではハーモニカとヴォーカルでスティーヴィー・ワンダーが参加しています。ストリングス・アレンジはChris Boardman。

後半のストリングスの単音白玉ですが、ミ♭からシ♭まで半音ずつ上昇していきそれぞれコードの美味しい音を繋いでいます。

ベースとエレピを加えてみました。

ストリングスの単音ロングノートは、他のパートがベースやコード等を演奏している中、それを邪魔しない音域で使うと楽曲に彩りを与える効果があります。

ポイントとしては、

  • コードの共通音をロングトーンで伸ばす
  • 自然な流れのラインを作る(不自然な跳躍をしない)
  • オクターブで使ってもOK
  • あえてルート音をなどる(ヘイ・ジュードなど)

などがあると思います。

なお上記のラインを活かして、ストリングス音色単体で演奏する場合の例(レガートで弾いてください)比較的アタックの穏やかなパッド系の音色がマッチすると思います。音域に注目。

ベースもコードも入っているのでバンドアンサンブルの中では他のパートと競合しないようにEQなどで調整するのがよいかと思います。

ルートとコードトーンのみでコード感を感じられるフレーズ

あえて和音では弾かずにコード感を出すラインです。ガイドトーン・ボイシングと呼ばれるコードの性格を決める最も重要な「3rd」と「7th」の2音だけを使ったボイシングをもとに作成したラインになっています。ルートと3rdの10度音程はストリングス音色らしさを感じさせる気がします。

右手のフレーズは各コードトーンの3rdや7thを使っているのがわかるでしょうか?ルートと3rdでコードの機能が明確になりコード感を感じられるフレーズになっています。メロディーを作る際にも応用がききそうですね。

なおこの曲はメロは「3rd」音からできています(8小節中6コ)。Inoki Bom-Ba-Ye(原曲はMandrill & Michael Masser – ALI BOM-BA-YE)

有名なニューシネマパラダイスの「愛のテーマ」も前半部は同様ですね。

アントニオ・カルロス・ジョビン「ワンノートサンバ」

曲名の通り、Aメロは「レッレッレッレッレー」と「ソッソッソッソッソー」の同じ音(ワンノート)を繰り返しながらコードが変化していく楽曲です。

ストリングス・アレンジは名手クラウス・オガーマン。シンプルな単音の使い方はまさに洗練の極致と言えるでしょう(下記譜例の曲前半)各コードの3rd(レ) -13th(ソ) – 9th(シ) – 3rd(ド)ときれいに繋いでいますね。もしかしたらヴァイオリン(12)、チェロ(4)編成かもしれません。

単音駆け上がりフレーズ

手弾きだとちょっときついですが、常套手段ですね。アレンジではピッコロやフルートなどと組み合わせることも多いです。場面が変わる部分にスケールで上昇(下降)する素早いフレージングが効果的です。

Brand New Heavies / Dream On Dreamer風のアレンジ

イントロの駆け上がりとロングトーン。C♯m7の9thとE△7のメジャー7thの共通音「レ♯」で伸ばしているのがミソ。

少々アレンジしてあります。駆け上がりフレーズはスケールで上昇する場合が多いので連符になる場合が多いですね。

どの音に向かってどのくらいの時間で駆け上がるのかでフレージングが変わります。たとえばキーがCで、C5を着地点として一拍前からC4からの駆け上がりであれば「ドレミファソラシ」の7音を1拍で弾きます(7連符)。E4からだと5連符となります。

上記の例では1拍にソ♯から12度上のレ♯まで11音を詰め込んでいます。

駆け上がりにはいくつかのパターンがあって上記のように直線的に駆け上がるだけでなく、「下がってから駆け上がる」「波打つように音程を変化させつつ駆け上がる」「半音ずつトリルを加えて駆け上がる」・・・等々、様々なパターンがあります。

これは「波打ち型」をイントロで使っている例です。フルートがユニゾンで加わっているようです。

こんな感じですね。

ギターの「チャカポカ」というワウが特徴的ですね。昔は航空会社のCMにも採用されていました。

コード弾き

シンセパッド音色でも使使えるゆったりアンサンブルを包み込むようなパッド系サウンドのフレーズの例をいくつか挙げてみましょう。
Swing Out Sister – Breakout風のアレンジ

シンセストリングスによるプレイ。キャッチーなブラスのリフにつなげる期待感を演出しているように聴こえます。下記は少々アレンジしています。

最後のEのところでロングトーン。ブラスのリフが脳内再生されますね。

クラシック曲からの一例。下記はドビュッシーの「選ばれた乙女」の冒頭ストリングス・セクションのフレーズ。左手がコントラバスとチェロパートです。Root-5th-3rdのボイシングが重厚なサウンドを生み出しています。

先程のOne Note Sambaの後半部。原曲通りだと指が届かないので、下記のようにアレンジしても良いかもしれません。レガートで演奏したいので、サステインペダルを使っても良いでしょう。左手の10度が届かない場合はアルペジオで弾いてください。

C4(中央ド)〜C5の音域がすっぽり抜けているのは、ギターのコード弾きとのコンビネーションに配慮しているように思えます。

白玉和音のボイシングの一例を挙げておきます。前半は4声(原曲ピアノのボイシング同様)5小節目以降は5声にしてみました。バンドでベースがいる場合、不自然に共鳴するようであればルート音はベースに任せても良いですが、その場合は少々ボイシングも変える必要があるかもしれません。

小編成のストリングス・セクション音色にしてみました。

それぞれコード内のどの音を弾いているか意識するとよいのではないかと思います。トップノートがそれぞれのコードの何度を弾いているのかチェックしてみてください。ポイントはトップノートが共通音となるコード進行ということですね。三度の音はなるべく重ならないようにボイシングすると良いかもしれません。

クリシェ

1つの音を半音または全音ずつ動かしながら、コードの響きを変化させる技法です。

パット・メセニーとライル・メイズのデュオ曲「September Fifteenth」のライブバージョンではライル・メイズのシンセパッド+パットのナイロンギターで演奏されています。なおスタジオ盤はコードトーンを一音ずつオーバーダブしています。

なおAmのコードでベースが半音ずつ下降していますが、それによって流動感が生まれています。

浮遊感のあるオーバーハイム系のシンセパッド(OB pad など)で、エクスプレッションペダル等で抑揚をつけると良いでしょう。

上記はルートが下降するクリシェですが、上昇はあの映画音楽でもおなじみです。Em – Em(#5) – Em6 – Em(#5)

マルカート音色

リズミックにコードを刻む小編成のストリングス・セクションをロック調の曲に使用した例。
Coldplay – Viva La Vida風のアレンジ

アレンジ例(Room335風になっちゃいました)

躍動感のあるフレーズ。テンポを落とすと8ビート系ロック調の曲にも合うかもしれません。

コードのスタッカートがキモです。

各声部が動くちょっと複雑なパターン

アンドレア・ボチェッリの「Somos Novios」風アレンジ

ストリングセクションの構成を配慮したストリングス・セクションアレンジです。原曲では4小節目G7のコントラバスはピチカートです。

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トレモロ

まずはトレモロがどんな効果を生み出すか聞いてみましょう。

ネルソン・リドル / Witchcraft

メロにはストリングス・セクションのトレモロ奏法が使われています。

数人の奏者がトレモロ奏法を行う際、タイミングや音程は微妙にズレが生じますので、アンサンブルになると独特のサウンドを生み出すわけですね。ストリングス音色にLFO等でトレモロ効果を与えただけでは均一で機械的なサウンドになってしまうので人数感を出すことは難しいです。

この例では明るいメロディーですが、タイトルのせいかなんとなく不気味さも感じられます。サスペンス映画などでは不協和音などを使って不気味な雰囲気を出す際によくトレモロが使われたりしますね。

トライトーン(三全音)を使った不安な雰囲気を出してみた例(ホルストの惑星より)

エクスプレッションペダルを効果的に使いましょう。

ピチカート

スティングの「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」やエンヤの「オリノコ・フロウ」ではシンセのピチカート音色が効果的に使われています。

中盤はアルコ音色の4分打ちが使われていますね。

アレンジ例(原曲はEm7 – A – Bm – A)

原曲のピチカート音色はRolandのD-50のプリセットを元にしているのは有名な話です。

Roland Cloud で入手できるソフト音源「D-50」のプリセット「Pizzagogo」で演奏してみましょう。ほぼ同じ音ですが、原曲は少しバラつき気味に弾いてますね。

諸事情によりマイナーコードにしてあります。

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ストリングスアレンジの偉大な巨匠たち

ざっとですがストリングス・セクションの使用例を紹介してきました。まだまだ書きたいことはたくさんあるのですがそれはまた別の機会にご紹介できればと思います。

最後にストリングス・アレンジの偉大な巨匠たちをピックアップしてみましょう。ここには書ききれない数多くのマエストロがいるのでほんの一部。ストリングス・アレンジを堪能できるオススメ作品をご紹介します。(順不同)ぜひYouTubeなどで検索して聞いてみてください。

  • クラウス・オガーマン
    • この記事でも紹介したアントニオ・カルロス・ジョビンとのコラボレーションは非常に有名です。ジャズにとどまらず、フランク・シナトラ、ビル・エヴァンス、ウェス・モンゴメリー、バーブラ・ストライサンドなど、錚々たるアーティストの作品に参加しました。
    • 1976年には、ジョージ・ベンソンの大ヒット・アルバム『ブリージン(Breezin’)』の編曲を手掛け、グラミー賞最優秀アレンジャー賞を受賞しています。
    • オススメ作品:マイケル・ブレッカー: 『Cityscape』、ダイアナ・クラール 『The Look of Love』
  • ドン・セベスキー
    • 20世紀アメリカの天才編曲家・作曲家。名門CTIレコードのハウスアレンジャーとしてジャズに洗練された管弦楽を融合し、3度のグラミー賞やトニー賞を受賞。フュージョンの礎を築きました。名著「コンテンポラリー・アレンジャー」は伝説的な編曲・オーケストレーションの教科書です。
    • オススメ作品:ウェス・モンゴメリー 『A Day in the Life』、ドン・セベスキー 『Giant Box』
  • ジョージ・マーティン
    • 「5人目のビートルズ」と称される、イギリス出身の音楽プロデューサー、作曲家、編曲家
    • オススメ作品:ベタですがザ・ビートルズ 『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』とか「Yesterday」
  • フィル・スペクター
    • 1960年代のポップス界に革命をもたらした、アメリカ出身の伝説的音楽プロデューサー、作曲家。ウォール・オブ・サウンド(音の壁)」は有名ですね。
    • オススメ作品:ザ・ビートルズ 『Let It Be』、ザ・ロネッツ 『Presenting the Fabulous Ronettes Featuring Veronica』
  • クレア・フィッシャー
    • 高度なテンション・コードや複雑なボイシングを美しく響かせる天才。ハービー・ハンコックプリンス(プリンスのオーケストラ/鍵盤アレンジの多くをクレアが担当)も彼を師と仰いでいます。
    • オススメ作品:プリンス 『Parade』、チャールス・ロイド『Autumn in New York』
  • バート・バカラック
    • 20世紀最高峰の作曲家・編曲家。数々のポピュラー音楽の金字塔を生み出しました。
    • オススメ作品:ディオンヌ・ワーウィック 『Dionne Warwick Sings Burt Bacharach with Strings』、カーペンターズ 『Close to You(遙かなる影)』
  • ネルソン・リドル
    • フランク・シナトラ、ナット・キング・コール、リンダ・ロンシュタットなど、数々の大スターのバックを支えたポピュラー・ヴォーカル・アレンジの絶対的最高峰
    • オススメ作品:ナット・キング・コール 『Unforgettable』、リンダ・ロンシュタット 『What’s New』
  • ヘンリー・マンシーニ
    • ポピュラー音楽界の巨匠作曲家・編曲家。『ピンク・パンサー』や『ティファニーで朝食を(ムーン・リバー)』など、誰もが一度は耳にしたことがある不朽の名曲を数多く生み出しました。「ひまわり」「酒とバラの日々」はいつ聞いても泣けますね。
    • オススメ作品:ヘンリー・マンシーニ 『The Theme Scene』
  • ミシェル・ルグラン
    • 作曲家、編曲家、ジャズピアニスト。『シェルブールの雨傘』や『華麗なる賭け』などで知られる映画音楽界の巨匠です。パリ音楽院で名師ナディア・ブーランジェに師事した圧倒的なクラシックの素養とジャズの感性が融合したサウンドはまさにお宝。シェルブールの雨傘のラストで半音ずつ執拗に転調していくメロは泣けますね。
    • オススメ作品:ミシェル・ルグラン 『Le Cinéma de Michel Legrand』
  • エンニオ・モリコーネ
    • 『ニュー・シネマ・パラダイス』や『ミッション』、『夕陽のガンマン』など500本以上の映画音楽を手掛け、アカデミー賞を受賞した伝説の作曲家・指揮者です。伝記映画もオススメです。パット・メセニーもインタビューでちらっと出演してます。
    • オススメ作品:映画原声盤 『Cinema Paradiso(ニュー・シネマ・パラダイス)』サウンドトラック
  • ジョン・ウィリアムス
    • 言うまでもなくハリウッド映画音楽界の生ける伝説。『スター・ウォーズ』『インディ・ジョーンズ』『ジュラシック・パーク』『ハリー・ポッター』『E.T.』『シンドラーのリスト』など、ポピュラー史上に残るテーマ曲を数知れず生み出してきた孤高の巨匠です。もともとはジャズピアニストだったんですよね。
    • オススメ作品:『Close Encounters of the Third Kind』サウンドトラック
  • ジェリー・ゴールドスミス
    • これまた映画音楽界の巨匠。「クラシカルなオーケストラとシンセサイザーの融合」における先駆者でもあります。
    • オススメ作品:ジェリー・ゴールドスミス作品集

まだまだ紹介しきれませんが、ポピュラー・オーケストラ(ムード音楽などとも呼ばれていた時期がありましたね)にも名手は多く、マント・ヴァーニー、レイモン・ルフェーヴル、パーシー・フェイス、ポール・モーリア、ジェームス・ラスト・・等々、たまには聞いてみると新たな発見があると思います。

夏の日の恋(A Summer Place / 避暑地の出来事 のテーマ)』(1959年)パーシー・フェイスのカバー版。全米9週間連続1位という、映画音楽、およびインストゥルメンタル曲でも稀にみる大ヒットを記録。

あと、ロックなどでも生のストリングス、シンセストリングスやメロトロンを効果的に使った曲もたくさんあります。たとえば、

  • イエス / 危機 :リック・ウェイクマンのメロトロンがドラマチックです
  • キング・クリムゾン / スターレス:冒頭は2音しか使っていません。演歌的な曲と一部では言われていますね。
  • レッド・ツェッペリン / カシミール」:メロトロンと生ストリングスを使ってます
  • ジェネシス / ウォッチャー・オブ・ザ・スカイズ:イントロはメロトロンによるストリングスとブラス
  • PFM / 人生は川のようなもの:ストリングスシンセとメロトロンによるドラマチックなオーケストレーションが聞けます。
  • キャメル:ルナシー:イントロのストリングスシンセ(Roland RS-202かな?)による4度と5度のリフが特徴的です。

などなど、もちろん、クラシックの大作曲家の作品から学べることは無限にあります。個人的にはラヴェル「ダフニスとクロエ」、チャイコフスキー「悲愴」、ホルスト「惑星」、ストラビンスキー「春の祭典」等々、いつ聞いても圧倒されます。

みなさんもまずはお気に入りの曲を聴き直し、「なぜここでストリングスが効いているのか」を探ってみてください。それでは!

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この記事を書いた人

デジランド・デジタル・アドバイザー 坂上 暢(サカウエ ミツル)

学生時代よりTV、ラジオ等のCM音楽制作に携り、音楽専門学校講師、キーボードマガジンやDTMマガジン等、音楽雑誌の連載記事の執筆、著作等を行う。

その後も企業Web音楽コンテンツ制作、音楽プロデュース、楽器メーカーのシンセ内蔵デモ曲(Roland JUNO-Di,JUNO-Gi,Sonic Cell,JUNO-STAGE 等々その他多数)、音色作成、デモンストレーション、セミナー等を手がける。

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