Steinberg ( スタインバーグ ) がDAWソフトウエアで人気の高い多機能な音楽制作ソフト「Cubase 14」シリーズを発売します。
この製品の注目するポイント
- パターンシーケンサーとドラムマシンでビートメイクをデザイン
- モジュレーターおよび新プラグインでよりユニークな音作りが可能
- スコアエディターの強化およびワークフローの改良で作業効率アップ
Cubase14
Cubase 14シリーズは、音楽制作の可能性を大きく拡げる革新的な機能を満載しています。高度なビートメイキングを可能にするドラムトラックとパターンエディター、さまざまなパラメーターを変調できるパワフルなモジュレーター、MediaBayやイベント編集の改良、新プラグインやスコアエディターなど楽曲制作の表現力を大幅に引き上げる各機能や性能などがグレードアップしています。
Cubase14シリーズのラインナップは、プロが使用する業界標準の「Cubase Pro 14」、アマチュアから中級者まで幅広い音楽クリエイターのニーズを満たす「Cubase Artist 14」、使いやすさを一層向上させたインターフェースを採用し、音楽制作初心者にもぴったりの「Cubase Elements 14」の3つのグレードになっており、方向性や予算に合わせて選択することができます。




ドラムトラックとビートメイキング (Cubase Pro 14 / Cubase Artist 14)
Cubase 14のProとArtistエディションには、新たにドラムトラック機能が加わり、ビートメイキングがより創造的で効率的になりました。
ドラムサンプラー&シンセサイザー「Drum Machine」は8つの4×4グリッドに分かれた128個のドラムパッドで構成され、簡単にサンプルをドラムトラックに直接ロード可能。また、最大128ステップのレーン、最大128ステップの「パターンエディター」が追加され、直感的なステップシーケンサー操作により、独自性あるリズムを作成します。このエディターにはヒューマナイズ機能やランダム化ツールも組み込まれており、ユニークなビート作りを誰もが簡単に楽しめます。

新たに追加された5つのプラグイン
Cubase 14における新しいプラグインは、音楽制作における表現力を大幅に向上させます。
ProとArtistエディションに含まれる「Shimmer」は、ピッチシフターとリバーブを重ねた独特なエフェクトで、幻想的なリバーブ空間を創り出すことが可能。また、「Studio Delay」は、クリエイティブかつ使いやすいディレイプラグインで、エコーやサウンドスケープを自在に演出でき、モジュレーションやディストーションも簡単に追加可能です。「AUTO FILTER」は、フィルターのカットオフ周波数をオーディオ信号やサイドチェーン信号で変調し、ビートにリズミカルな動きを加えます。
Elementsエディション以上に含まれる「Underwater」は、ローパスフィルターを使用して独特のこもった音を実現。Proエディションのみに搭載された「Volume」は、MixConsoleのフェーダーに縛られずに音量調整を可能にし、複雑なオーディオ設定での使い勝手を大いに向上させます。

さまざまなパラメーターを変調させる「Modulators」 (Cubase Pro 14)
「Cubase Pro 14」に搭載されたLFOやエンベロープフォロワーなど6種類のスロットを備えるモジュレーター機能は、サウンドに変化を加える革新的なツールです。静的な音に動的な変化や緊張感を持たせることができ、時間をかけてパラメーターを変動させることで、音楽にリズミカルなパターンを加えられます。
モジュレーターはオーディオトラックやチャンネルのあらゆるパラメーター、例えばVSTインストゥルメントやオーディオエフェクトのパラメーター、そしてMixConsoleの設定も対象になります。さらに、一つのモジュレーターが別のモジュレーターのパラメーターを制御することも可能で、複雑なモジュレーションも設定できます。この機能は、プロジェクトウィンドウの下部にあるモジュレータータブからアクセスでき、各トラックやチャンネルのモジュレーターを個別のウィンドウで管理可能です。
新しいスコアエディター (Cubase Pro 14 / Cubase Artist 14 / Cubase Elements 14)
楽譜作成アプリケーション「Dorico」のテクノロジーを活用し、スコアエディターが刷新されました。新しいスコアエディターは、楽譜形式による強力なMIDI編集機能を備えており、MIDIデータを音符として視覚的に容易に確認できます。左側のゾーンで記号の選択が簡単になったほか、「ページビュー」と「フィルビュー」が新たに追加され、印刷用のレイアウトでも編集が行えるようになりました。レイアウト情報は左ゾーンのリストに保存でき、簡単に呼び出すことが可能です。より効率的で直感的なスコア編集を可能にし、録音時に視認性に優れたパート譜を作成します。
その他の主な新機能
- 異なる DAW の間でプロジェクトを交換できる新フォーマット DAWproject に対応
- 多くの新機能とワークフロー改良を含む範囲選択ツール
- キーエディターに個々のノートの再⽣確率とベロシティの変動量を搭載
- パフォーマンスモニターでシステムの限界を把握
- バックアップファイルを専⽤の Auto Save フォルダーに保存
- SuperVision でのメータリング表⽰を周波数や信号の強さに応じてカラー表⽰
- Control Room の UI をリフレッシュ
- SpectraLayers Go 11 の搭載により⾳楽制作、サウンドデザイン、整⾳などスペクトラル編集機能が次世代へ
- Dolby Atmos でのモニタリングレイアウト追加、4 次 Ambisonics 対応などイマーシブオーディオ機能の拡張
- プロジェクトファイルが 64 ビットフォーマットに対応。
Cubase14シリーズの新機能比較
Cubase Pro 14 | Cubase Artist 14 | Cubase Elements 14 | |
---|---|---|---|
Performance Monitor | ◯ | ◯ | ◯ |
New Score Editor | ◯ | ◯ | ◯ |
MixConsole in Lower Zone | ◯ | ◯ | ◯ |
Underwater | ◯ | ◯ | ◯ |
Pattern Sequencer | ◯ | ◯ | – |
Drum Track | ◯ | ◯ | – |
Shimmer | ◯ | ◯ | – |
Studio Delay | ◯ | ◯ | – |
Auto Filter | ◯ | ◯ | – |
Volume | ◯ | – | – |
動作環境
動作環境 | Mac: macOS Sonoma / Ventura 64-bit, Windows: 11 / 10 (64-bit), Apple silicon対応 |
推奨CPU | Intel Core i5 以上, 4コア以上 |
RAM | 8 GB 以上 |
ディスク空き容量 | 75 GB 以上 (Pro / Artist), 55 GB 以上 (Elements) |
インターネット環境 | インストール、ライセンスアクティベーション、ユーザー登録等に必要 |
その他注意点 | ※ Cubase 14 は 32-bit プラグイン非対応です。 ※ VST2 プラグインにつきましては、Rosetta 2 モードでのみ動作します。(Apple Silicon Native では非対応です。)なお、VST2 プラグインに対してのサポートは Steinberg 及びヤマハミュージックジャパンでは提供しておりません。 |
- 製品の仕様やデザイン、動作環境などは予告なく変更することがあります。
プロモーション動画
無償バージョンアップ(グレースピリオド)について
2024 年 10 月 10 日以降に Cubase をアクティベーションした方は、バージョン 14 へ無償でアップデートいただけます。
発売日
2024年11月7日
販売価格
- 価格は予告なく変更となる場合がございます。実際の販売価格はオンラインストアの表示価格および最寄りの店舗でご確認ください。
通常版
下記の商品はCUBASE13ですが、CUBASE14へ無料でアップグレードできます。
アカデミック版
下記の商品はCUBASE13ですが、CUBASE14へ無料でアップグレードできます。
品名 | 販売価格 | リンク |
---|---|---|
CUBASE PRO /E JANコード:4513744075723 | ¥44,000(税込) | オンラインストア |
CUBASE ART /E JANコード:4513744075747 | ¥24,200(税込) | オンラインストア |