いまさら聞けないVOCALOID(ボーカロイド、ボカロ)入門

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本記事は2013年に書かれたものです

※2022年3月現在ではVST,AUDIO-Unitに対応する「VOCALOID5」が最新バージョンとなります。

皆さんボーカロイド(ボカロ)ってご存知ですよね?今や「コミケ」「ニコ動」等々のブームでニュースにも頻繁に取り上げられておりますので、聞いたことがないという方はほとんどいらっしゃらないと思われます。

ボカロ音楽を楽しむ人口は一説によれば「500万人とも900万人」ともいわれており、10代の中高生の皆さんの間でも大変なブームになっているとのこと・・・ボカロ音楽の歌詞から派生した「ボカロ小説」まであるのですね・・・もはや「文化」呼ぶべきボカロですが、(すでにボカロ音楽制作をしている方は除き)「どうやって歌わせる」のか「何が必要か」ということまで知っている方は実は一般的にはそう多くは無いと思います。

また一方、自分もボカロ音楽を作ってみたいけどなんだか、難しそうだし使い方もよくわからないからなあ~それに「萌系キャラクター」でしょあれわー・・と、一歩離れて見ていた感じの方も少なくは無いと思います。

しかしじつは意外と簡単で楽しいものなんですね。単純に歌わせるだけだったら、ホントにあっという間に出来ます。

とりあえずこちらご覧ください。ノーカット編集なし。ボカロエディター起動から歌わせるまでたったの30秒!

あらためてボカロとは?

VOCALOID(ボーカロイド=ボカロ)というのは、ヤマハさんが開発した音声合成技術と関連製品のことですが、最近は日常的にTV、新聞等で盛んに取り上げられるようになってすっかりおなじみとなりましたね。

ボカロを楽しむために何が必要?

これまではパソコンを使ってボカロを楽しむためには以下が必要でした。

  • パソコン~WindowsまたはMac(※)
  • 歌を歌わせるためのソフト=「ボカロ・エディタ」
  • 歌手(キャラ)の声素材集=「歌手ライブラリ」

エディタは音符や歌詞を入力して再生するソフトで、実際に歌うのが「初音ミク」「蒼姫ラピス」「Megpoid」「結月ゆかり」といった「歌手ライブラリ」となります。

この「歌手ライブラリ」は複数インストールしておくことが可能なので、例えば「初音ミク」と「Megpoid」でデュエットさせるということもできます。

音楽にあわせてボカロを歌わせるためには、バックの音楽が別途必要になりますが、「エディタ」だけでは伴奏などの音楽はつくることができません。

さてこの「音楽」部分は、これまでだと既成の曲ファイルを使うか、もしくは別の音楽作成ソフト(Cubase等のDAW)で作成したものを、ボカロエディタで読み込んで使うという、少々面倒くさいことが必要でしたが、現在は「VOCALOID Editor for Cubase(Win&Mac対応) 」という製品が発売されていて、OCALOID  EditorをCubase上で起動し、オケ制作と同時進行して歌詞とメロディを入力することができるようになっております。

最新バージョンはVST,AUDIO-Unitに対応する「VOCALOID5」となります。(2022年3月追記)

というわけで今オススメめボカロソフトをまとめますと・

となります

このようにCubaseの豊富な機能を使ってボーカロイドの歌声にエフェクトをかけたり、ギ ターやドラムパートを追加したりと、一貫した自由度の高い楽曲制作を楽しむことができるようになっています。

通常の楽曲制作同様、Cubaseだけで完結してしまうというのは非常に素晴らしいことですね。

少々ワル乗りですが、ドナルド・フェイゲンののMaxineもボカロでチャレンジしてみました。

英語の発音は仕込んでないので、雰囲気だけ伝われば幸いです・・・

YESのラウンドアバウト

というわけで、みなさんもさっそく始めてみてはいかがでしょう?

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