ホルンのネジにもご注意!
今年の冬は暖冬傾向にあるそうで、通勤時に半袖の方もいらっしゃいました!
ただ、朝晩は冷えてくるので掛け布団はきちんと準備しておきましょう!
最近酸辣湯麺デビューした富田です。
あの酸味はなかなかクセになりますね・・・。
麺は折れる事はないですが、ネジは折れるんですよ?
今回の事例はネジ折れです。
・ネジが折れるってどこが折れるのか
・どうやって折れるのか
など疑問があると思います。
経年劣化であったり、大きな力が加わってしまったりなど、原因は様々です。
今回はネジを外す際に斜めにはまっていて「あやしいな・・・」とは思ったんですよ。
気をつけて外そうとしてドライバーを当てて、少し回したら外れたんですよ・・・ネジ頭が。
「あっ・・・(思考停止中)」
「うーん・・・(今後の計画を脳内でイメージ)」
しかし、ここで色々悩んでいても仕方ありません!
起こってしまったことは仕方ないです。
残ったネジを取り除き、新しいパーツ手配など、やる事はまだまだあります。
ネジ部掘削作戦開始!
ネジが埋まっているのはココ(□印)!!
この黄色っぽい物がネジです。
何かに引っ掛けて取り除こうとしてもビクともしなかったので「ネジ掘削作戦」開始です!
ネジ受け側(今回の場合は銀色の場所)の内側のネジ溝(ネジ山)を潰さないように慎重に削っていきます。
まだまだ・・・。
もう少し・・・。
だんだん深くなって来ました!!
ついに・・・
取れました!!!
このサイズ感、伝わりますか!?
新しいネジパーツと並べてみました。
そして取り除くのに使ったドリル達のご紹介です
ネジ受け側のネジ山を削らないように少しずつサイズを大きくしていきました。
新しいネジを取り付けて、動作確認をして、楽器全体を組み立てていき、納品させていただきました!
ネジ折れの原因は?
正しく楽器を使っていてもこういったことは稀に起こります。
普段演奏者の方が手をつける所ではないのでなかなか気付けませんし、私たち技術者も「本当に、偶然」出会う事が多いです。
特に経年劣化で金属がもろくなったりしていると、気をつけて分解・組み立てをしていてもネジ山が潰れる・折れることがあります。
今回はネジ頭が折れてしまいましたが、ネジ頭の半分だけ無くなってしまったり、ネジ溝の途中から折れてしまうなど、状態は様々です。
定期点検で気付く事もあります
今回はネジ折れ事例についてご紹介いたしました。
当店では客様の演奏環境や、今後の使用予定、楽器の状態を確認してから正式なお見積をお出しします。
定期調整もご依頼も承っておりますので、まずはご来店いただきご相談下さい!
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最後に楽器の調整を行ったのはいつですか?原因は調整崩れかもしれません。演奏する時にベストな状態で思い切り楽しんでいただけるよう全力でサポートします!