ビンテージサックスセットアップ―前編―

こんにちは!

急に冷え込み、冬用のコートを出し、ポケットに手をずっと入れていたくなる時期になりました。今年は新しい手袋の購入計画をしている富田です。転ばないように気を付けます(笑)

今回はビンテージサックスのセットアップを前編・後編の豪華(?)2本立てでお送り致します!画像多めです!さて、前置きもこの程度にして、早速本題に入っていきます。

今回の主人公はアメリカからやってきた!

今回の楽器は島村楽器内で「買い付けビンテージ」と言われている楽器で、実際にヨーロッパやアメリカで買い付けてきた楽器です。

モデルはMarkⅥのテナーサックスです。

シリアルはお伝え出来ませんが、1958年頃に製造された楽器です。

年代を感じるラッカーの剥がれ感がありますね。

この汚れの正体は一体・・・

サックス奏者の方々はこの場所がどこだかわかりますか?

低音を出す際に押す「LowB・C#キイ」のあたりです。

ご覧いただいて分かります通り、汚れが溜まっております・・・一体何の汚れなのか。

オイルやグリス類ではなさそうで、しかもホコリだけという感じでも無い・・・。

取り除いてみましたが、こ、これは・・・。

土ホコリでしょうか?歴代の物が集まりに集まってという感じでしょうか。

ここまでキレイにすると気持ちがいいですね!

クリーニングに次ぐクリーニング

ここまで汚れが溜まっているとクリーニングのやりがいがあります!!

各所、汚れやホコリを取り除きながら、クリーニングと新しいコルク・フェルト類を張り付けていきます。

ラッカーと汚れ、ホコリ類を見分けながら・・・

慎重に時に大胆に・・・

バネのサビもキレイにしていきます

一段落したところで

古いキイオイルも取り除き、新しいオイルを注しながら調整に入っていたところ、古い楽器によくあるトラブルが!!

はたしてそのトラブルとは・・・?楽器は無事セットアップされるのか?

後編はそのトラブルと解決法をご紹介します!

「ビンテージサックスセットアップ―後編―」

ビンテージサックスに出会えるのは?

一番高確率なのは「管楽器フェスタ」です。

今回で25回目の開催になります。

ビンテージサックスはタイミングによって、会場ごとで展示数、モデル等がが前後する場合があり確約はできません。

しかし、島村楽器リペアマンの技術の結晶なので、見つけた時はじっくり、じ~~~っくり細かい所まで見てみて下さい。

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この記事を書いたスタッフ

Wind&Repair富田

最後に楽器の調整を行ったのはいつですか?原因は調整崩れかもしれません。演奏する時にベストな状態で思い切り楽しんでいただけるよう全力でサポートします!

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