忘れがちなお手入れポイント発見!

こんにちは!杉浦です!

今日はサックスです!



こんなところにも水分が…

さて、管楽器の大敵といえば何でしょう?

正解は水分です!


木管楽器・金管楽器問わず、楽器屋さんに行くと
「お手入れしっかりやりましょう!」
の圧がすごいですよね(笑)

それだけ水分除去は重要なんです。

1に水分2に水分、3・4も水分…
お手入れが出来ていれば、ほぼ100点です!



でも、一生懸命お手入れしていても
意外に忘れがちな場所があります。



忘れがちポイント発見

それがこちら。
本体とネックのジョイント部分です☟☟☟

ネックも本体も、錆びて茶色になっています。

しかも、組み立てする際、錆のせいで
ゴリゴリとした感触があります。

更に進行すると、傷が入って抜けない
又は、かたくて組み立てられなくなります。



錆を出さないために大切なこと

ネックジョイントは吹き口に近いために
水分が溜まりやすい場所です。

日々の積み重ねで、気付いた時には錆びてしまいます。

ネックにスワブを通す際、水分が溜まっていたら
ジョイントも一緒に拭き上げして下さいね。


また、ケース内に湿度が溜まっても
錆の原因になります。

ケース内には楽器用湿度調整剤を。
そして、人が過ごしやすい環境(湿度50%前後)
での保管をお願い致します。

湿度調整剤についてはこちら☟☟☟
リバティ柄!管楽器湿度調整シート新発売!



ネックジョイントにグリスは塗らない!

修理でよく見かけるのが
ネックジョイントにコルクグリスを
使用する方。

残念ながら、このお手入れは間違いです。


ネックジョイントには何も塗らない
が正解です。


グリスを塗らないときついのであれば
調整が必要です。

コルクグリスはその名の通り
コルクに塗るものですので、正しく使いましょう。



錆を落とす

それでは作業をします!
今回の錆は削って落とします。

削りすぎるとネックがスカスカになり
緩くて固定されなくなります。

削りすぎないよう、慎重に作業します。

途中経過です。
一部は落ちてきましたが
頑固な錆がまだまだ残っています。

もう少し作業します。



錆とり終了

出来ました!

削りすぎに注意して作業しました。

※ジョイントの状態によって
全ての錆を取りきらない場合があります。

本体に組み立てる時も
違和感無くスッと入るようになりました。



こまめなお手入れを

日々の積み重ねで錆びたネック。
錆が溜まる前に、こまめに水分を取りましょう!

既に、ゴリゴリとした感触がある
又は、傷が入りかたくなっていたら
すぐに修理に出して下さいね。



今回の修理は
・ネックジョイント調整
 です。

修理・調整代 税込1,375円(送料別)


感染症予防にご協力ください

感染症予防の取り組みとして
調整にお預けいただく際は
以下項目のご協力をお願いします。

付属品の持ち帰り

修理に必要ない付属品(楽譜・チューナー等)は
基本的に、全てお持ち帰り頂いております。
詳しくは、受付スタッフにお尋ね下さい。

外観チェック

受付時、表面の拭き上げをお願いをする場合があります。

洗浄が可能です

金管楽器・金属製管体の楽器は、洗浄が可能です。
洗浄をご希望の場合は、受付スタッフにお伝え下さい。

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この記事を書いたスタッフ

管リペアセンター杉浦

中高6年間をトランペットとコルネットの二刀流で部活漬けの毎日を過ごしてきました!全国の皆様からのご依頼、心よりお待ちしております!

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