リペアマン遠藤のリペアブログ~その34~PU交換音比較の巻!
みなさまこんにちは!
リペアマン遠藤です!
4月に入りましたが今は全世界的にコロナウイルスで大変なことになっていますね。
国内の主要都市では緊急事態宣言も発令されました。
なかなか外出することも難しくなっている今、私たちに出来ることは…
そう、家でギターを弾くことです!
こんなに時間をとれることもなかなかないので皆さまどんどん弾いていきましょう!
そんな中で気になってくるのが自分のギターの音。
弾いてる時間が長くなると色々と気になってくるものです。
ようやく今回のお題ですが、ずばりピックアップを交換してどれだけ音が変わるのかというのを検証してみたいと思います。
実は今までやりたかったのですが忙しくてなかなか出来ませんでした…
まず使う検証用ギターはコチラ
店頭にあるHistory HS-SVです。良いギターですね~
元のPUはヒストリー純正のRVS-2というPUが載っていますが特徴としてはまとまりのある整った音、スッキリして聴きやすい音、のようです。
そして交換するPUがコチラ!
Jimmy Walles Strat 60's Custom Hot。ジミーウォレス、良いPUですね~
このPUはギターの本来持つおいしい音の帯域を引き出してくれます。そしてHotなので出力高めで歪みもOK。枯れていながらも芯のある音、のようです。
サクッと交換して…
では実際に弾いて検証してみましょう。
弾くアンプはスタジオ常設のMarchal JVM 410Hです。
今回の比較条件としては
・全く同じセッティング
・簡単な同じフレーズでリアPUとフロントPUで弾く
・クリーンサウンドと歪みサウンド
・録音はZOOM Q2n-4K
で純粋に音を比較してみます。
アンプのクリーン、歪みともにセッティングはフラットです。個人的にはもう少しトレブル上げたいですがそういう実験なのでこのセッティングでいきます。
録るぞ~!
まずはクリーンサウンド編
※ヘッドフォン推奨
続いて歪みサウンド編
※ヘッドフォン推奨
改めて同じ条件で弾き比べると違いが出てきますね。
微妙にフレーズ違うのは目をつぶって下さい…
どちらのPUも良い音なので最終的には好みになるとは思います。
ただジミーウォレスに交換したらぶっといストラトの音になったので私はテンション上がってました(笑)
ヒストリーの元のPUは弾きやすいPUの印象で、ある程度出てくる音の帯域が最初からまとまっており音としてスッキリして良いです。
ジミーウォレスはそうではなくそのギターが本来持っている音の帯域を余すことなくドバっと出してくるのでちょっとコントロールが難しいです。
ただそれをうまく乗り越えると最高の音になりそうです。EQ設定や音作りで追い込むとかなり良くなりそうです。
現在PUをジミーウォレスに交換したままで店頭で試奏できるようにしております。ぜひお試しください!
ジミーウォレスPUとは?→ルシアー駒木のよもやま話 その32「ルシアー駒木 凄いの入手!!」
ルシアー駒木と山口和也さんによる素敵なジミーウォレスPUレビュー動画
このようにPUを変えるとギターの音も変わるし弾いてる時の気分も変わりますね!
お店に来ることがなかなか難しい今の状況ではありますが、これからも皆様のお役立ち情報を発信していきます!
そして皆さま、健康管理には十分ご注意下さいませ!
以上、リペアマン遠藤でした!
またお会いしましょう~
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宮城県出身。長野県でギター製造に携わった後2017年から島村楽器仙台イービーンズ店の店頭リペアマンとなり、現在の仙台ロフト店に至ります。仙台のリペアは遠藤にお任せ下さい!