細部にこだわるジャック交換
皆さまこんにちは。
毎回ブログを読んで頂いている方にはお馴染みの「欲しい時にないと困るパーツ」第三弾が入荷しました。
Fender S-1スイッチ付きのボリュームポットです。
今後も入荷次第、ご紹介していきますのでお楽しみに。
さて、今回は「ジャック交換」に関する内容です。
ジャックとは楽器本体にケーブルを差し込む部分のパーツです。
劣化してくると、音切れやノイズが発生しますので早めの交換が必要になります。
ギターリペア工房でも「毎日誰かはジャック交換してるかも」というくらいポピュラーなリペアです。
ジャックにもミリ規格とインチ規格がありますが、
○楽器本体へ加工する事なく、どちらも使えるケースがほとんど。
○パーツの値段も変わらない。
この事から、元々ミリ規格のジャックが使われている楽器でも、耐久性に優れた世界的大定番「Switch craft #11(いわゆるインチ規格のモノラルジャックと言えばコレ)」への交換で基本的にご提案しています。
前置きが長くなる私の悪い癖がでてますので、今回の依頼品を登場させます。
いわゆるミリ規格の国産ジャックが使われているギターです。接触不良が激しいので交換します。
配線作業自体がこのブログの本題では無いので、一気に完成まで
普通にリペア頼むとだいたいこうなっちゃうよね〜というのを再現したのが上の写真。
今回作業した完成写真が下です。
何が違うのか。。
機能的な違いは全くありません。。
ナットとワッシャーが他のパーツに合わせてちゃんと黒色の物が使われている。。。
とっても細かいこだわりです。
実は、ブラックのインチナット&ワッシャーはあまり出回ってないんです。(ゴールドは割とあるんですが。)
ギターパーツを置いている楽器店ならSwitch craft #11がほぼ100%壁に並んでいますが、それ用のブラックのインチナット&ワッシャーとなるとほぼ0%ではないかと思います。
でも、やっぱり欲しいよねって事で、島村楽器ギターリペア部門でも少し前からリペア用にストックしています。
どうせなら、細部にまでこだわりたい!
そんなお話でした。
今回の修理内容
- ジャック交換
- SwitchCraft #11(¥440-)
- インチナット&ワッシャー ブラック(¥275-)
合計金額 | ¥2,750(税込)+パーツ代+送料 |
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*修理費用は同じ症例でも楽器の種類や形状・仕様によって異なる場合があります。
ご不明な点はお近くの島村楽器にぜひともご相談ください。
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リペアブース併設店と専門店はこちらをご参照ください。
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石川県金沢市出身 2013年中途入社。生粋のA型で、「大人なリペアマン」がモットーのギターリペア工房の真面目担当。