2色ある? べっ甲柄のピックガードについて

こんにちは!

ギターリペア工房、井上です!


2019年初登場です! もう二月ですが明けましておめでとうございます!

私の今年の抱負は「健康第一」にしました!

年始早々に風邪を引いたので、より一層気を付けようという気持ちでいっぱいです!


さて今回、ご紹介するのはべっ甲柄のピックガードについてです。

まず、べっ甲について簡単にご説明致します。

べっ甲ってなんだろう

べっ甲というのはウミガメやタイマイの甲羅の加工品です。

故に希少価値が高く工芸品として馴染みの深い物となります。

日本ですと古くは正倉院等にも納められていたようです。

(当初からあるとしたら平城京時代から工芸品としての文化が成り立っていたという事ですね)


ちなみに漢字で書くと「鼈甲」。

すっぽんの甲羅という意味だそうです。

私たちが知っているべっ甲柄ピックガード

さて、今ご説明しましたのは「べっ甲」そのものになります。

ここからは私たちがよく目にするべっ甲柄についてお話ししますね。


べっ甲柄ピックガードというのは読んで字の如くなのですが、

べっ甲自体は本物ではありません。

ギターやベースに使われている物はあくまでもべっ甲を再現した柄で作られた、

硬質塩化ビニール等で作られた物になります。(古くはセルロイド等)


ただ、このべっ甲柄という物が難しく、メーカーや板材からの切り出し方によって、

千差万別ともいえる表情を見せます。


その中でも代表的なのが

「赤べっ甲」と「茶べっ甲」になります。

これは一見すれば違いが分かりますのでご覧ください。



上が「赤べっ甲」と「茶べっ甲」です。

比べると一目瞭然ですね。


ということは同じべっ甲柄でもそれだけ印象も変わってくるという事です。

お客様の好みはどちらでしょうか?

今回の修理内容

  • ピックガード交換(弦交換、簡易調整含む)
  • 交換用ピックガード素材
合計金額 ¥19,008(税込)+弦代+送料

*修理費用は同じ症例でも楽器の種類や形状・仕様によって異なる場合があります。

ご不明な点はお近くの島村楽器にぜひともご相談ください。


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この記事を書いたスタッフ

浅草橋ギター&リペア店井上

店頭で勤務していた経験を活かし、お客様に寄り添ったリペアをモットーとしております。楽器を介してお客様とお会いできる日を心よりお待ちしております!

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