Gibson Les Paul Traditional カスタマイズ 其の弐
皆さんこんにちは!
間もなく2歳になる甥っ子からの呼び名が「わんわん」から「ちゃんちゃん」に格上げ(?)となりました、
ギターリペア工房、中澤でございます!
さて、前回に引き続き Gibson Les Paul TRADITIONAL のカスタマイズですが、今回はナット交換の工程をご紹介致します。
弦の鳴りを左右する重要なパーツの1つですが、特にナットは 0フレットでもあり、弦高・弦間隔・溝の精度 等はもちろん、整形に至るまで常に高い精度を求められる作業の1つです。
まずは、付近の塗装が剥がれないよう、カッターで切り込みを入れていきます。
次に、適正な力をかけてグラつかせる様にして外します。
厚みと幅を合わせ、
弦溝の加工を行います。
そして、整形・磨きを行い完了!
どうでしょうか!この輝き!
これだけでも交換してみたくなりませんか?
もちろん、精度は大幅に向上!
後日、お客様にお渡しした後にレスポンスが御座いまして、
「生の鳴りが良くなった!」とのお声を頂きました!
安価な量産品に多く見受けられるのですが、ナットに対して弦が深く埋まっていたり、溝の精度が不十分な事があります。その状態ですと
弦振動が狂ってしまったり、ナット材自体に鳴りが逃げてしまったり、籠った様な音になったり、チューニングが安定しなかったり、ビビりが出てしまったり等々・・・
と、楽器にとって良い状態とは言えません。
当方にお申し付け頂ければプレイスタイルやご希望に合わせた素材選びやセッティング等幅広く対応が可能ですですので、ご依頼の際はお気軽にお申し付け下さい!
次回は真鍮製バックパネル製作の内容をご紹介致します!
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バンド経験を活かして、お客様がより楽しく楽器を弾くためのお手伝いをさせて頂きます!特に配線の修理やカスタマイズ、多弦楽器のセッティングはお任せ下さい!