ウクレレのストラップピン位置について【店長の気まま日記その27】

ここ数年、ウクレレを楽しむ方がとても増えています。ウクレレはもう夏の風物詩だけではありませんね!


その影響か「ウクレレにストラップピンを付けて下さい」という修理依頼が非常に増えています。


ウクレレは小型・軽量ということもあり本来はストラップ無しでも演奏は可能ですが、最近は種類豊富なウクレレ用のストラップもあるのでオシャレアイテムの1つとしてウクレレにストラップを使用する傾向があります。


ボディエンドにピンを1つ取り付ければフックタイプやヘッドに結ぶタイプは使用出来ますが、今回はネック・ヒール側にもストラップピンを取り付けるスタイルに注目しましょう。


ネック側にはネックヒール部とネック1弦側付け根の部分と大きく分けて2ヶ所にピンを取り付けることが出来ます。


そこで


「えっ?じゃあどっちにピンを取り付けるのが良いの?」


と、思ったそこのアナタ!


そうですよね?分からないですよね?


なので店長が取付場所による違いを分かりやすくお伝えしようと思います(ちなみに基本的な考え方はアコースティックギターの場合も一緒です)


今回はこんなウクレレ



を用意しました。この1本でどちらに取り付けた場合の検証も可能です。


名古屋ギター&リペアのスタッフ、ナエさんのインプレッション付きでお届けしますので、さっそくやっていきましょう!




ネックヒール裏の△部分


「バランスも問題なく素直に楽器を構えることが出来るので、ここに付けておけばストレスなく演奏出来ます」

※ウクレレのモデルによってはこのヒール部が小さくてストラップピンが取付けられない場合がありますのでご注意下さい。


ネック付け根の1弦側


「ネックヒール裏側に比べてボディが少し前面に倒れるような位置になりますがバランスは取れています。アコースティックギターだと左手の運指が楽になるというメリットがありますが、ウクレレの場合は特にメリットは無さそうです」


ここでピンを付けないタイプ(今回はヘッドに結ぶタイプ)とも比較してみましょう!


ヘッドに紐で結ぶ


「バランスは問題ないのですがストラップに引っ張られる感がありますね。ローコードを抑える時にストラップも気になるので、ウクレレではちょっと使いづらいです」


やっぱりストラップを使用するのであればストラップピンを2つ付けた方が演奏性は良いみたいですね!依頼が多いのも納得です。


名古屋ギター&リペア店ではこちらのサンプルウクレレを常備しています。ご自身の楽器を加工する前にどちらが自分に合うかをお試しすることも出来ますので、お気軽にお問合せ下さい。


今回の修理内容

修理内容 料金
ストラップピン取り付け(2ヶ所、ピン代込み) ¥3,410(税込み)

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この記事を書いたスタッフ

名古屋ギター&リペア店郡司

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