こんにちは!フナハシです!
突然ですが、フナハシが書いた前回の記事がございます。
この記事では、スティックの持ち方・振り方でドラムの音が変わるという点に触れてみました。
今回は、ドラムのどこを叩くとどのように音色が変わるか、オープンリムショットを題材に触れてみたいと思います!
基本テクニック「オープンリムショット」
オープンリムショットとは、ドラムの打面を叩くときにヘッドと同時に金属の縁、リム(またはフープ)も同時に叩く基本テクニックです。リムの金属的な響きが加わる印象で、アタックが強調されるように感じられます。
ロック系のジャンルでは、スネアは常にオープンリムショットで叩くというドラマーが多いと思いますが、ジャズやクラシックなどでもアクセントや表現の一つとして使われるので、スネアの音色のバリエーションと考えることが出来ます。
どんな時に、どこ叩く?
さて、ドラムは太鼓やシンバルの叩く場所で音が変わります。スネアも、真ん中か端かで音が変わります。オープンリムショットも同様で、端の方でオープンリムショットをすると、真ん中付近で叩いた時より随分と残響が長い音が鳴り、一方で低域は減ります。
文字で説明してもわかりづらいという訳で動画にしてみました。左手でスネアを叩いている場所に注目して聴いてみて下さい。
オープンリムショット 単体の聴き比べ
リズムパターンでの聴き比べ
今度はリズムパターンで。4/4拍子で2小節ごとに真ん中か、少し端に寄せた場所かで、オープンリムショットで叩く場所を変えています。
どうでしょうか!?叩く場所を拳一つ分くらいずらすだけで、かなりスネアの音が変わります!
フィルインでオープンリムショットを叩き分けてみた
続いて、フィルインの比較です。「タカトン」と呼ばれることもあるシンプルなフィルを、跳ねた感じ、かつ左手でスネアのゴーストノート的な弱打を足して叩いています。その足した左手の次に右手でスネアを叩きますが、そのスネアを①真ん中でオープンリムショットか、②端の方でオープンリムショットか、叩く場所を変えています。
右手で真ん中を叩くオープンリムショット
まずは、右手で真ん中を叩く動画から。
右手で中心から外れた場所をオープンリムショット
続いて、少し端の方でオープンリムショットする動画です。
皆さんは、①真ん中でオープンリムショットか、②端の方でオープンリムショット、どちらがお好きですか?普段、どんなドラムを奏でているかで意見が分かれそうですね!
まとめ:奥深きニュアンスの世界…
シンプルなフィルインでも、音符1つの鳴らし方にこだわるだけで、かなり雰囲気が変わる気がしませんか?!それがフィルイン中の一音のみならず、楽曲全体にまでこだわるようになったら…素晴らしい演奏になりそうです。
腕の使い方やスティックの握り方だけでなく、太鼓類やシンバル類をどう叩くかによっても音が変わるドラムという楽器。ただ、あのスネアは真ん中でオープンリムショットが良かったけど、このスネアは少し中心から外した方が良いぞ?という事もありえます。
どんな音を出したいと思っていて、それにはどんな叩き方をすればいいか、それにはどんな機材が必要か…。トータルで考えることが重要と言えるのではないでしょうか!
ドラマーの人数だけ拘りのある世界…ぜひ、色々試して、自分のスタイルを作り上げていってください!
もっと知りたいと思った方には音楽教室もおすすめです。ぜひお近くの店舗にお問い合わせ下さい!
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この記事を書いた人
八王子オクトーレ店 ドラムアドバイザー 舟橋(ふなはし)

L’Arc~en~Cielをきっかけに音楽にはまっていきました!
大学のサークルなどでドラムを叩き、今はギターとDTMにも広がり、CDの自主製作などもしています。
スネア、ペダル、シンバルなど、ドラムのサウンドを左右する要素は沢山あります!
もちろん、ドラマーの叩き方も…。
ぜひ、皆様の楽しいドラムライフ・音楽ライフのお手伝いをさせて下さい。




