こんにちは!大宮店のドラマー兼パーカショニストの羽鳥です。
急に涼しくなり外にも出やすい時期になってきましたね。
今回は、簡単手軽にサウンドメイクが出来て音も見た目も変わる小さなパーツ「シンバルワッシャー」をご紹介します。
そもそもシンバルワッシャーって…?

「これ、ただのフェルトでしょ?」と思った方、間違いではないのですが…
実はこの小さなパーツ、サウンドの“響き”にも大きく関わっているんです。
つまりシンバルワッシャーとは、シンバルとスタンドの間に入れるクッションのような部品なんです。
主な役割は、金属同士の接触を防ぎ、衝撃を吸収してシンバルを保護すること。
でも、長く使っていると…
- フェルトがつぶれる
- シンバルが傾く
- 音の抜けや厚みが変わる
などの悩みが出てきます。
この“地味だけど重要”なパーツを進化させたのが、今回ご紹介する2つのモデルです!
CYMPAD クロマティクス

「カラフルでカッコいいだけじゃない!」
CYMPADのクロマティクスは、発泡ポリウレタン素材を使ったワッシャー。
- フェルトより潰れにくく、シンバルの角度が安定
- 衝撃吸収・復元力に優れていて長持ち
- 音の輪郭がクリアで、サスティンも自然に伸びる
- そして豊富なカラーバリエーションでドラムセットが一気に華やかに!
僕自身、長年このブルーを使っていますが…本当に全然ヘタらないんです。
見た目も音も気持ちよく叩ける、まさに“こだわり派ドラマー”のマストアイテムです。

そもそも、発泡ポリウレタンってどんな素材?ってところですが、発泡ポリウレタンは気泡構造を持つ合成樹脂素材で、優れた弾力性と復元力を持ちます。この素材は衝撃吸収性に優れながらも、形状記憶性が高く、繰り返しの荷重に対しても変形しにくい性質を備えています。
シンバルワッシャーの弱点であった「消耗によるシンバルの傾き」は見栄えだけでなくサウンドにも影響してきましたが、そんなことも少なくなる、そんなワッシャーです。
MsCraft Cympillow(シンピロー)
シンバル本来の響きを最大限に引き出したい、フェルトでは得られない音の伸びやノリを追求したい、ライブやレコーディング、レッスンなど、用途や場面に応じて細かく音質をコントロールしたい、、、そんな悩みに一石を投じたのがこの『Cympillow(シンピロー)』です。

「同じワッシャーでも、音の表情を変えられる!?」
Cympillowは、シリコン製・卵型断面構造というユニークなデザイン。
上側・下側それぞれ向きを変えることで、音色を細かく調整できます。
設置方法 | 音の特徴 |
---|---|
卵型面を上向き | サスティンが豊かで伸びる |
平面を上向き | アタックがシャープで締まった音に |
上下の組み合わせで最大4通り、フェルトとの併用でさらに多くのセッティングが可能!
ライブやレコーディング現場など、シーンに合わせた“即チェンジ”ができるのも魅力です。
非常に軽量で携帯性にも優れ、音色の変化を求める際にサクッと交換できるのも嬉しいポイント。マレットでの奏法などとの相性もよさそうですね。こちらもカラーリングが複数色用意があります。

卵型を接地面にするとこうなります!接地面積が少ないのでサスティーンがかなり長めになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「シンバルワッシャーなんてどれも一緒」私も初めはそう思っていましたが、今は“音も見た目もこだわれる”ようになり、ほんの小さなパーツを変えるだけで
- シンバルの響きが変わる
- 演奏感が軽くなる
- セット全体の印象が上がる
そんな即効性のあるアイテムです。
ぜひ次のリハ・ライブ前に、お気に入りカラーで試してみてください!
一部店舗ならびにオンラインでお取り扱いがあります。店舗によって在庫状況が異なりますので、ご購入前に店舗へご確認ください。









新たなシンバルワッシャーの時代を創る『ニュージェネレーション』、ぜひお試しあれ!
この記事を書いた人
大宮店 ドラムアドバイザー 羽鳥(はとり)

ドラム歴14年。吹奏楽の打楽器から始まりオーケストラ、マーチング、ロックバンドなど、、、様々な分野で打楽器と過ごしてきました。
ドラムはジャズやフュージョンをはじめ、基本何でも叩きます。民族打楽器、変拍子系が大好物。
元ムエタイファイターです。ガチガチに鍛え上げられてます。(技術だけ・腹筋はご愛敬)
自分と同じ2000年生まれのスタークラシックが相棒