こんにちは!八王子オクトーレ店のフナハシです!
今回は、基本的なメトロノームの活用について紹介します。
なぜメトロノームが必要?
基礎的な練習に取り組むときは、ぜひメトロノームを使いましょう。個人練習の必需品です。
そもそもなぜメトロノームを使って練習する必要があるかというと、演奏時の曲のテンポを一定に維持する能力を養うためです。メトロノームは正確にテンポを刻み続けるので、メトロノームからズレずに叩けていればテンポを維持できている、というわけです。
前ノリ後ノリ、ツッコミ気味モタリ気味などなど色んな言葉がありますが、まずはしっかりメトロノームに合わせて叩き、テンポをきっちり維持できるようになってから。ストイックに励むべし!
では早速、4分の4拍子の8ビートリズムパターンを例にメトロノームの使い方を紹介します。
1) 4分で鳴らす
最も基本的な使い方。兎にも角にもまずは4分でメトロノームを鳴らしてあらゆる練習しましょう。
2) 8分で鳴らす
4分よりも倍の頻度でメトロノームが鳴るようになります。「たったそれだけ?」と思うことなかれ。なかなか難易度変わります。180BPMなど、早いテンポで8分のメトロノームを鳴らすと、慣れないうちは割と4分音符を見失う、ならぬ聴き失います。4分にも8分にもしっかり意識を向けましょう。
3) 8分の偶数拍だけ鳴らす
8分の偶数拍でメトロノームを聴く方法。口で「1,2,3,4」と数えたときの、それぞれの拍の”間”の部分で「裏拍」、「裏」と言われたりします。この機能がメトロノームについていないことも多いので、その場合はメトロノーム自体は4分で鳴るように設定して、メトロノームを8分偶数拍として聴きます。
これは一気に難易度が上がります。「どうやって叩き始めればいいんだ?!?!?!」となります。叩き始められたとしても、すぐにメトロノームに引っ張られて「1) 4分で鳴らす」と同じになってしまうと思います。
「メトロノームに合わせようとすると逆に合わない」という言葉を見聞きすることがありますが、まさにそれを実感する練習法です。
コツですが、自分の体の中で4分のセルフメトロノームをしっかり鳴らすことです。意識を集中して取り組んでみてください。
4) 4分の2・4拍だけ鳴らす
今度は「1) 4分で鳴らす」の発展形。メトロノームが鳴る頻度がグッと減ります。4分の4拍子の2拍目・4拍目と言えば、スネアを叩くことの多いタイミングですね。ということで、メトロノームのタイミングとスネアのタイミングが合うことを目指しましょう!
また、フィルインでテンポを維持する練習にももってこいです。勢いあまってフィルを叩いてしまい、その後のメトロノームとスネアが盛大にズレないよう、集中しましょう。
5) 電子ドラムの練習機能も便利!
電子ドラムを持っているという人は、それに練習機能が付いていないかもチェックしましょう。どれくらいズレているか数値化して表示する機種もあり、客観的に自分のテンポの正確性を知ることができます。
また、電子ドラムのメトロノームは音色を変えられる機種もあります。聴き取りやすい音であれば当然簡単に、逆に聴き取りにくい音だと難しくなります。練習の目的に応じて音色の設定にも注目してみてください。
オススメのメトロノーム TAMA RW30
ここで、フナハシが愛用&お勧めする電子メトロノーム「TAMA RW30」のご紹介です。
基本機能を備えているのはもちろん、何気に嬉しいのが単4電池を使用すること!もちろん充電池もOKです。
ドラマーは電子メトロノームを頻繁に使うので、電池代も気になる所。長い目で見れば充電池を使用出来るTAMA RW30はお得で使い勝手も良くて捗ります。

練習だけでなくライブも強力サポート!上位機種 TAMA RW200
テンポ・拍子プログラム機能、別売りフットスイッチ対応など、個人練習だけでなくライブでの使用にも役立つ機能満載の「TAMA RW200」もございます!

最後に
いかがだったでしょうか?ここでは8ビートを例に紹介しましたが、16ビートの練習、フィルインの練習、パッドを使った基礎的なストロークの練習でも、ここで紹介したメトロノームの使い方を活用できます。
ドラマーたるもの、イケてるビートを叩けてなんぼ。その土台としてまずはテンポをキープできるようになりましょう!