DAWがインストールできない原因と対処法|まず確認すべき共通チェックリスト

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DAWがインストールできない原因と対処法|まず確認すべき共通チェックリスト

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

「せっかくDAWを買ったのに、インストール方法がわからなくて始められない」
「エラーが出て先に進めない」

これはDTMを初めて導入する方が、最初にぶつかりやすい壁です。あなただけではありません。多くの人がここで一度つまずき、経験を通してソフトウェアの初期セットアップに慣れていきます。

DAW(Digital Audio Workstation)は一般的なアプリと比べて、次の理由からインストール/セットアップの難易度が上がりがちです。

  • ライセンス認証が複雑:不正コピー対策のため、iLokなどの認証システムを利用することがあります。
  • コンテンツ容量が大きい:音源ライブラリだけで数十〜数百GBになることもあり、ダウンロードやインストールが分割される場合があります。
  • 管理ツールが必要な場合がある:DAW本体とは別に、Download Assistantなどの管理アプリを入れるケースがあります。

この記事では、各メーカーが提供する手順書や動画へのリンクと、つまずきやすいポイントをまとめました。まずは「インストールできない」原因になりやすい共通チェックポイントから確認しましょう。

この記事のポイント
  • DAWのインストールでつまずきやすい「共通原因」を先にチェック(OS/権限/空き容量/セキュリティ等)
  • Cubase/Ableton Live/Pro Toolsのインストールは、メーカー公式手順(リンク・動画)へ案内

共通の重要チェックポイント

どのDAWでも、次の項目がトラブル原因になりやすいポイントです。作業前に確認してください。

(購入前に要確認)OSのバージョン

「Windows 10以上」「macOS Ventura以降」など、DAWには厳密な動作環境があります。古いPCに無理に入れようとすると、インストール自体ができなかったり、動作が不安定になったりします。

(インストール前に要確認)管理者権限(Administrator)

会社のPCや家族と共有しているPCで「標準ユーザー」のまま作業すると、途中で止まることがあります。管理者権限のあるアカウントでログインして実行してください。

(インストール前に要確認)圧縮ファイルは解凍してから実行(Windows)

インストーラーがZIP(圧縮フォルダー)の場合、解凍せずに圧縮フォルダー内から直接実行すると失敗することがあります。Windowsなら「すべて展開」などで解凍してから、インストーラーを起動してください。

(購入前に要確認)ストレージ容量(インストール後の空きも重要)

SSD/HDDの空き容量が不足していると、正しくインストールできなかったり、動作が不安定になることがあります。
目安として、インストール後の空き容量がストレージ全体の10%を下回る状態は避けましょう。
DTMでは録音データ、プロジェクト、キャッシュ、追加音源などで容量が増えやすいため、可能なら20%程度の空きを残しておくと安心です。
例:ストレージが500GBなら、インストール後に約100GB以上(20%)の空きを確保できると安全です。
※OSアップデートや各種キャッシュ、音源追加などで空き容量は想像以上に減ります。

(購入前に要確認)インターネット回線(速度の目安)

多くのDAWや音源などのDTMソフトウェアはダウンロード形式です。回線が遅い/不安定だと途中で失敗することがあります。
目安として、下り10Mbps未満だと時間がかかったり失敗しやすく、100Mbps以上あると快適なことが多い一方、速度よりも回線の安定性(瞬断しないこと)も重要です。可能なら有線LAN、Wi‑Fiの場合は電波の強い場所で行いましょう。他の端末の大きな通信(動画視聴・ゲーム・クラウド同期など)を止めて実行してください。

ダウンロード/インストール中の許可ダイアログを放置しない

途中でアクセス許可や同意画面が出ることがあります。長時間放置したり、内容を確認せず拒否したりすると失敗する場合があります。意味が不明な表示が出たら、表示文言をそのまま検索してから進めるのが確実です。

(インストール前に要確認)macOSのセキュリティ設定

ソフトやmacOSのバージョンによっては「プライバシーとセキュリティ」等で許可が必要になる場合があります。詳細は各ソフトの公式手順を確認してください。

(必要な場合のみ)セキュリティソフトの影響

セキュリティソフトがインストーラーを誤検知することがあります。公式サイトから入手したインストーラーで、明らかにブロックされる場合のみ、一時的に停止して改善するか確認してください。停止する場合は作業後に必ず元に戻し、不安ならメーカー公式サポートの案内を優先してください。

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Steinberg / Cubase(キューベース)

Cubaseのダウンロード/インストールは、基本的に Steinberg Download Assistant(SDA) 経由で行います。
なお、Cubase 15など新しいライセンス方式では、古い情報にある eLicenser(USBドングル) の手順は不要です(※旧製品を併用している場合は例外あり)。

事前の注意

  • 重要:Steinberg ID(MySteinbergアカウント)は削除しない
    公式でも案内されている通り、Steinberg IDを削除するとライセンスを失います。
    アカウントやライセンス周りに問題が起きても、自己判断でアカウント削除は行わず、公式サポート/FAQの手順に従ってください。
  • OSのユーザー名は、可能であれば日本語(全角)を避け、半角英数字が無難です。

手順(概要)

  1. Steinberg ID(MySteinberg)の準備
  2. すでにIDを持っている場合は新規作成せず、そのアカウントで進めます。
  3. Steinberg Download Assistant(SDA)のインストール/ログイン
  4. ダウンロードアクセスコードの登録(SDA内から入力)
  5. ライセンスのアクティベーション(Steinberg Activation Manager)
  6. Cubase本体のインストール(SDAから)

公式手順:

Ableton / Live(エイブルトン ライブ)

Ableton Liveは、基本的にLiveを使うPCでインストーラーをダウンロードして導入します。正確な手順は公式マニュアルを参照してください。

手順(概要)

  1. アカウント作成/ログイン → 製品登録(シリアル入力)
  2. インストーラーをダウンロードしてインストール
  3. Mac:インストーラーの指示に従い、アプリをApplicationsへ
    Windows:通常はダウンロードしたインストーラーを実行(zip形式の場合は解凍してから)
  4. 初回起動 → オーソライズ(認証)
  5. 追加音源(Packs)のインストール(必要に応じて)

公式手順:

Liveのインストール方法:https://help.ableton.com/hc/ja/articles/209773565-Live%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%96%B9%E6%B3%95

Pro Tools(プロツールス)

Pro Toolsは、対応OSや互換性(オーディオインターフェース含む)がシビアなことがあります。まずは Pro Toolsのシステム要件(互換性) を必ず確認してください。
ライセンス認証は、iLok(USB)または iLok Cloud など、契約/エディションにより方式が異なります。

手順(概要)

  1. アカウント準備(Avid/iLok)
  2. ライセンス取得 → iLokへ登録(デポジット)
  3. オーディオインターフェースの最新ドライバー導入(必要な場合)
  4. Pro Tools本体のインストール(Avidから入手)
  5. 起動 → オーソライズ(認証)

公式手順:

Pro Tools インストール方法:https://kb.avid.com/pkb/articles/ja/How_To/Pro-Tools-Installation

まとめ:どうしても上手くいかない…そんな時は?

ソフトウェアのインストールは、パソコンに詳しい方でも環境によっては手こずる「最初の難関」です。もしエラーが出てしまっても、焦る必要はありません。

「どうしてもインストールできない」「エラーで止まってしまう」という場合は、以下の3つの情報をメモして、各メーカーのサポート窓口へ問い合わせてみましょう。

  • OSのバージョン (例: Windows 11 23H2 / macOS Sequoia 15.7.2)
  • エラーメッセージの正確な文言 (スマホで画面の写真を撮るのがベストです)
  • PCのスペック (CPUの種類、メモリ容量など)

また、「専門用語が難しくて問い合わせるのも不安…」「早く曲作りを始めたいのに!」という方へ。

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