Universal Audio社(ユニバーサル・オーディオ)は待望のAAX/64フォーマットに対応したUADソフトウェアベータバージョン7.4.1のリリースを開始いたしました。
ビンテージなアウトボードをエミュレートしたエフェクトプラグインをコンピューター本体にほとんど負荷を与えずに使用できるソフトウェアとハードウェアからなるシステム、UADのソフトウェアバージョン(Apolloと共通)に待望のProTools 11/AAX 64フォーマット対応のベータ版(現状はMac専用)、v7.4.1が2013年12月よりリリース開始されました。
このバージョンはパブリックベータ版として無償でダウンロードでき、ProTools 11の環境でUADプラグインがお使いいただけます。もちろん各種UAD-2(PCIeカード)、UAD-2 Sattellite(Firewire接続)、Apolloで動作します。
なお、今回のリリースはMacバージョンのみで、Windows 7バージョンは現在テストを行っているとのこと。2014年の早い時期にWindows/Mac両環境での正式版がリリースされる予定です。
※Pro Tools 11 は完全64ビットアプリケーションのため、RTAS、TDM、AAX 32、AAX DSP 32 などの32ビットプラグインをサポートしません。
※Pro Tools 11/AAX 64フォーマットのUADプラグインはHDXハードウェア上では動作しません。AAXネイティブプラグインとして、あくまでUAD-2/Apolloハードウェア上で動作します。
UADソフトウェアv7.4.1(ベーター版)の主な特長
- 前バージョンとの完全に互換を持ったセッションやオートメーションの利用可能
- AAX 64環境に於いて、UADプラグインの機能のすべてを使用可能
- Apolloインターフェースのリアルタイムプロセッシングとのシームレスな互換性
- Pro Tools 11のオフラインバウンスもサポート
- AudioSuiteプロセッシングをサポートしているので、ファイルベースのオフライン処理が可能
- Multi-monoをサポートしているのでUADプラグインをサラウンドやマルチチャンネルトラックの処理に使用可能
v7.4.1のダウンロードは以下のリンク先より行ってください
http://www.uaudio.jp/support/uad/741.html
バージョン7.4.1ソフトウェアの最低動作環境
【Macintoshのみ】
Mac OS X 10.8“Mountain Lion”および Pro Tools 11.0.2 または 11.0.3
Mac OS X 10.9“Mavericks”および Pro Tools 11.0.3
- FireWire 800空きポート(UAD-2 Satellite/Apollo/Apollo 16の場合)
- PCI Express(PCIe)空きスロット(UAD-2の場合)
- Thunderbolt空きポート(Thunderboltオプションを搭載したApollo/Apollo16の場合)
- 2GB以上の空きハードディスク容量
- UAD-2、UAD-2 Satellite、Apolloが接続され動作していること
- 1024 x 800以上の高解像度モニター
- CD-ROMドライブ、またはインターネット接続環境(ソフトウェアのインストールのため)
- インターネット接続環境(製品登録と追加プラグイン購入のため)
バージョン7.4ソフトウェアの主な特長
- 新プラグイン追加:Fairchild Tube Limiter Plug-In Collection
- 新プラグイン追加:Maag EQ4 EQ
- Macドライバーにおける-38エラーの改善(Apollo、UAD-2 Satellite)
Fairchild Tube Limiter Plug-In Collectionプラグインの主な特長
Fairchild 670と660は今でも人気があり、高額で取引されているビンテージコンプレッサー/リミッターです。そのサウンドは、ビートルズやピンクフロイド、さらにはマイルス・デイビスや数え切れない程のモータウンレコードの作品で聴くことができます。この伝説的ながコンプレッサー/リミッターがUAD-2のパワーに合わせてブラッシュアップ。トランスの挙動、ゲインコントールによるチューブのドライブまでをも細密に再現しています。 |
詳しい仕様:http://www.uaudio.com/store/compressors-limiters/fairchild-tube-limiter-collection.html
UAオンラインストアでのライセンス価格:$299
Maag EQ4 EQプラグインの主な特長
クリフ・マーグが設計したイコライザーEQ4によって、自然なサウンドを維持しながら比類なき透明性とトップエンドの存在感を得られます。1980年代に彼が設計し、長く製造中止になったいたNTI EQ3を基に設計されており、マドンナやセリーヌ・ディオンのボーカルチューンで聴くことができるマーグ独自の伝説的なAirBandコントロールを搭載しています。ボーカルの他、様々な楽器にも素晴らしい効果を得られる「音楽的な」EQです。 |
※BrainWorx社開発
詳しい仕様: http://www.uaudio.com/store/equalizers/maag-eq4.html
UAオンラインストアでのライセンス価格:$229
バージョン7.3ソフトウェアの主な特長
- API Vision Channel Strip
- Apolloコンソールオペレーションの向上
- Cubase 7.0.6、Nuendo 6.0.6、Logic Pro X 対応
v7.3のダウンロードは以下のリンク先より行ってください
http://www.uaudio.jp/support/uad/73.html
API Vision Channel Stripプラグインの主な特長
API社フラッグシップコンソールVision Channel Stripによる、詳細なディテール、パンチ、プレゼンスを手に入れよう。UAD-2, およびApolloユーザーの方々への限定販売です。212L Preamp, 225L Compressor, 235L Gate/Expanderなど、最早伝説となった5種類のクラシックモジュールを組み合わせたAPI Vision。UAの歴代チャンネルストリップ中、最もカラフルなプラグインの登場です。 |
詳しい仕様: http://www.uaudio.jp/store/channel-strips/api-vision-channel-strip.html
UAオンラインストアでのライセンス価格:$299
Apolloシリーズに関する重要な情報
- Apolloは、バージョン7のファームウェアアップデートが必要になります。UAD v7 ファームウェアは、UAD v6.5.2以前のUADソフトウェアとの互換性はありません。必要なファームウェアはUAD v7インストーラーに同梱されています。UADの Meter & Control からアップデートできます。ソフトウェアアップデートしたあと一度Apolloの電源を落として再度対地上げることでファームウェアアップデートは完了します。
- もし、v7ファームウェアが以前のソフトウェアで使われると、ノイズの発生、DSPエラーが起きる場合があります。もし、Apolloのファームウェアがv7にアップグレードされた状態でUAD v6.5.2以前のバージョンを使いたい場合は、Apolloのファームウェアを手動でダウングレードしなければいけません。
上記以外の旧バージョンの情報はこちら