身の回りの音が楽器になる!小学6年生と挑む「CASIO SXC-1」サンプリング&10分間スピード作曲体験記

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身の回りの音が楽器になる!小学6年生と挑む「CASIO SXC-1」サンプリング&10分間スピード作曲体験記

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

こんにちは!島村楽器ららぽーと愛知東郷店のデジタルアドバイザーの杉村です。

「作曲やDTM(パソコンでの音楽制作)に興味はあるけれど、何から始めればいいか分からない……」
「雑誌やSNSで話題のサンプラー『CASIO SXC-1』が気になっているけれど、本当に自分に使いこなせるかな?」

そんな風に悩んでいませんか?

実は、音楽の専門知識や難しい機材の知識がなくても、手のひらサイズのサンプラー「SXC-1」を使えば、買ったその日からゲーム感覚で自分だけのオリジナル曲を作ることができます。

今回は、先日当店で「SXC-1」をご購入いただいた小学6年生のあらた君と一緒に、実際にゼロから作曲とサンプリングを体験!

初心者が最初につまずきがちなポイントをスッキリ解決しながら、本当にこの機材が「初めての1台」としておすすめなのか、デジタルアドバイザーの視点で徹底解説します。

今回のゲストのご紹介

あらた君(小学6年生)は、なんと、普段は「ジャグリング」をこよなく愛するパフォーマー!すでに大会への出場経験もあるという、ものすごい集中力と表現力を持った未来のクリエイターです。

先日、あらた君がSXC-1を購入してくれたことをきっかけに、「じゃあ、この機材を使って一緒に曲を作ってみよう!」と意気投合。今回の体験レポート作成のお話が立ち上がりました。

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そもそも「サンプラー」ってどんな楽器?

もしかすると、「サンプラーって何?」「キーボードやギター・ドラムと何が違うの?」と思う方もいるかもしれません。

サンプラーを一言でいうと、
「身の回りにある『すべての音』を、自分だけの音色に変えちゃう魔法の箱」です!

普通のキーボードは最初から内蔵されているピアノやオルガンの音を鳴らしますが、サンプラーは違います。
スマホのマイクなどを使って、身近な音をその場で録音(サンプリング)し、ボタン(パッド)に割り当てることができるのです。

  • 「手をパチンと叩いた音」
  • 「お気に入りのポテトチップスをサクッと食べる音」
  • 「飼っているワンちゃんのワン!という鳴き声」

このような音をボタンに登録したら、あとは「ポン、ポン、ポン!」とリズムよく叩くだけ。それだけで、世界にひとつだけのオリジナル曲が作れてしまいます。

今回あらた君が使っているCASIO「SXC-1」は、スマホアプリと連動してこのサンプリングが驚くほど簡単に、ゲーム感覚でできちゃう最新のサンプラーです!

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これなら安心!基本操作と疑問をスッキリ解決

あらた君は、なぜ作曲をやりたくなったのか?

小学6年生のあらた君が、なぜ今回「作曲」にチャレンジしようと思ったのか、その理由をインタビューしてみました!

あらた君

自分のジャグリングのパフォーマンスに合わせる『オリジナルのBGM(音楽)』を、自分の手でイチから作ってみたいと思ったからです!

なんと……!「自分のパフォーマンスのための音楽を自分で作る」という、大人顔負けの素晴らしい動機でした。

今回の目標(やりたいこと)

そんなあらた君とSXC-1を使って、今回目指すゴールはこちら!

  • SXC-1を使って、自分のジャグリングにぴったり合うリズムや音を集める!
  • 音楽の専門知識がなくても、直感的に叩いてメロディと展開を作っていく!

まさかの「完璧な予習」からスタート!

いざレクチャーを始めようと、私がSXC-1の使い方を説明し始めようとしたところ……

あらた君

あ、実はこれを見て、ちょっと予習してきたんです!

と見せてくれたのが、こちらのCASIO公式YouTubeのチュートリアル動画

杉村メモ:CASIO公式さんが初心者向けにめちゃくちゃ分かりやすい解説動画を出してくれています。これから始める方は、まずこちらをチェックするのもオススメです!

なんと、動画を見て機材の基本操作をアタマに入れてきてくれたあらた君。「ちょっと作ってきたんです」と、その場で手際よく簡単なパターンを打ち込んで聴かせてくれました。小6の吸収力、恐るべし……!

ぶつかった「2つの壁」をその場で解決!

一通り自分で触ってみたあらた君ですが、やはり実際に作ってみる中で、いくつか疑問が出てきたとのこと。

あらた君の悩み

  1. FX(エフェクト)の使い方がイマイチわからない…
  2. シーケンサー(曲を組み立てる画面)に行くと、バンクの切り替えができなくなっちゃう…
杉村

なるほど、そこね!確かにそこは最初につまずきやすいポイント。こうやって操作するとね……

壁その①:FX(エフェクト)ってどんな場面で、どう使えばいいの?

あらた君

FXのボタンがあるのは分かったんですけど、そもそもこれをどんな場面で使ったらいいのか、使うとどういう効果があるのかがイマイチ分からないんです……

杉村

FX(エフェクト)は、一言でいうと『曲にスパイスやドラマを作るための調味料』なんだ。例えば、ずっと同じリズムが繰り返されていると、聴いている人はちょっと退屈しちゃうよね。そこでFXの出番!

フィルター(Filter)をかける: 最初はツマミを回して音をモコモコとこもらせていき、盛り上がりたい瞬間に一気に元に戻す。そうすると、曲に『じわじわ盛り上がって、一気に爆発する!』というドラマ(展開)が生まれるよ。

ディレイ(Delay)をかける: 『おーい』と叫んだら『おーい、おーい…』とやまびこが返ってくるような効果。曲の終わり際や、楽器の音がフッと途切れる瞬間にこのエフェクトをかけてあげると、余韻が生まれて一気にプロっぽい雰囲気が出せるんだ。 難しく考えず、まずは『曲の景色を変えたいな』『ここから盛り上げたいな』と思った瞬間に、ツマミをギュッと回してみるだけでOK。それだけで、ただのループ(繰り返しの音)が『1本のストーリー』に化けるよ!

あらた君

なるほど……!盛り上げるための『演出』として使うんですね。それならできそう!

壁その②:シーケンサー画面に行くと、バンクの切り替えができない!

あらた君

シーケンサー(曲を組み立てる画面)に移動すると、さっきまで切り替えられていた音色(バンク)の切り替えがなぜかできなくなっちゃうんです……

杉村

実はそれ、SXC-1を使い始めたビギナーさんが『あれ?どうやって音を変えるんだろう?』と一番迷いやすい落とし穴なんだ!原因は本体の『EDIT』ボタンにあるよ。

シーケンサー画面を開いているとき、実は『EDIT』ボタンを押すと、シーケンス用のEDIT画面(バンク変更や細かい編集ができる画面)に入れる仕様になっているんだよね。

通常の演奏画面で使うイメージが強いボタンだから、シーケンサー画面のときには『EDITボタンを押してみよう』とはなかなか気付きにくいんだけど、ここを押せばバッチリ音色が変えられるよ!

あらた君

あ、本当だ!シーケンサー画面でもEDITを押せば、そこでバンクが切り替えられるんだ!全然気づかなかった……!

杉村

サンプラーに慣れている経験者からすると『画面ごとにEDITボタンを押して中に入る』というのは当たり前の操作なんだけど、初めて触る人からすれば画面が切り替わった時点で、そのボタンに触ろうという発想になかなかならないよね。
でも、このルールさえ一度分かっちゃえば、次からは迷うことなくスムーズに音を切り替えて打ち込んでいけるようになるよ!

あらた君

仕組みがわかったらめちゃくちゃスッキリしました。

「SXC-1」が初心者でも挫折しない理由

実は、このSXC-1の素晴らしいところは、「最初のきっかけ(初動)さえ分かれば、あとは直感だけでサクサク打ち込んでいける」という点です。

普通の作曲ソフト(DTM)やプロ向けのサンプラーだと、説明書とずっとにらめっこして、専門用語を勉強するだけで力尽きてしまうことがよくあります。しかし、SXC-1はスマホやタブレットのアプリ画面が非常にビジュアル重視で分かりやすいため、最初の「入り口」をクリアしてしまえば、小学6年生のお子様でも説明書なしで没頭できてしまうほど、操作がシンプルなのです。

「家で一人で説明書を読みながら悩むのは嫌だな…」という方も安心してください。もし最初のステップで迷ったら、いつでも店頭スタッフに聞いてくださいね。最初の3分でコツを掴めば、その日のうちに自分の手でオリジナル曲を作る楽しさを実感できますよ!

「自分だけの音を作ってみよう!」楽器店ならではのサンプリング体験

疑問が解決したところで、今回は「サンプラーバンク14」に入っているプリセット音源を使って、お互いにそれぞれ1曲作って発表し合おう!というバトル(?)をすることに。

でも、ただ同じ音を使って作るだけじゃつまらないですよね。 せっかくここは、たくさんの楽器に囲まれた「島村楽器」。私からあらた君に、こんな提案をしてみました。

杉村

せっかくお店でやってるからさ。ここのお店にある楽器なら、サックスでもバイオリンでもギターでも、何でも僕がその場で演奏してあげるよ!
それをSXC-1で録音(サンプリング)して、自分の曲の中に3つだけ『隠し味』として入れてみない?

※今回は特別企画として、スタッフ同伴・事前の許可のもと録音を行っています。通常、店頭展示品からの無断サンプリングはご遠慮いただいております。

この提案を聞いた瞬間、あらた君は「えっ!いいんですか!?」と、めちゃくちゃ嬉しそうな笑顔を見せてくれました。

さっそく、店内の様々な楽器を一通り紹介して回ります。 「ギターもあるし、サックスも、バイオリンもあるよ」 店内を見渡しながらじっくり悩むあらた君。そんな彼が目をつけたのは、まさかの「ベース」と、「ピアノの中に隠された特殊効果音(ノイズ系)」でした。チョイスが渋い!センス抜群です!

ベースをリズムに変える!「音量」と「使い方」の秘訣

さっそく一緒に録音(サンプリング)開始です!まずはベースから。
録音するにあたって、私からひとつアドバイスをしました。

杉村

録音するときは、音が割れないように音量(入力レベル)にしっかり気をつけようね。
あと、ベースでメロディを入れようとすると難しくなっちゃうから、今回は『リズム(打楽器)』として使えるような短い音としてサンプリングした方が、曲作りがスムーズに進むよ!

あらた君

なるほど……!リズムとして使うのか!

「ベースでこんな音は出せる?」というあらた君からの要望をいくつか聞きながら、「こんなスラップの弾き方はどう?」「この短い低音は?」と私がいくつか実演。

納得のいくベースの「リズム素材」を、音量を確認しながらしっかりとSXC-1へ録音していきました。

ピアノの特殊効果音は「一人での挑戦」へ!

続いては、電子ピアノ(Roland LX5 GP)に内蔵されている「鍵盤を叩いたときの特殊効果音やノイズ系の音色」。これを使って、曲に不穏な雰囲気や面白いアクセントを加えようという作戦です。

ここで、私はあらた君にある提案をしてみました。

杉村

ベースは一緒に録ったから、このピアノの特殊効果音は、今後のためにもあらた君一人で録音にチャレンジしてみよう!

あらた君

よし、やってみる!

ここまで一緒にやり方を覚えてきたあらた君。自分でSXC-1を操作し、ピアノの鍵盤を叩いてベストなタイミングでサンプリングする……。
ちょっと緊張した表情を見せながらも、見事に一人でサンプリングを成功させました!

これで、完全に「自分ひとりで音を集めて曲を作る」というサンプラーの本質をマスターした瞬間です。

オリジナル素材を手に入れ、いよいよここからは実際に曲の骨組みを作る「シーケンサーへの打ち込み」に突入です!

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そして「10分間スピード作曲バトル」の開幕!

一通りシーケンサーへの打ち込み方の説明を終えたところで、私もこっそり素材を仕込みました。
電子ピアノのFX(効果音)の中から、サンプラーに「鳥の鳴き声」と「レーザーの音」の2つをサンプリング。この飛び道具的な音がどう活きるのか……!

準備が整ったところで、あらた君に提案です。

杉村

よし、ここからお互いに制限時間10分で『4小節のループ』を作ってみよう!BPM(曲の速さ)を変えてみたり、さっき録ったオリジナルの音色を工夫して使ったりして、自分だけの『個性』を詰め込んでみて!

あらた君

10分!よし、やってみる!

こうして、お互いに一言も喋らず、自分のSXC-1に向かってひたすら音を叩き込む、超集中状態の10分間がスタートしました。

先攻は杉村!デジタルアドバイザーの本気の発表

先攻は私、デジタルアドバイザー杉村の曲からお披露目です。

杉村’s Track:BPM80・ミドルテンポの中毒性トラック

私が意識したのは、ずばり「中毒性」。BPMはあえてゆったりめの「83」前後に設定。そこに、先ほどサンプリングした「鳥の鳴き声」や「レーザーの音」を不思議なタイミングで散りばめつつ、耳に残るキャッチーなメロディをしっかり打ち込んだトラックを再生しました。

店舗のスピーカーから、10分前にはバラバラだった音がひとつの「音楽」になって流れ出します。

あらた君

すごい……!!こんな短時間で、こんな感じの曲がつくれるんだ……!上手い。これ、ずっと聴いてられます!

現役シンガーソングライターとして、これ以上ない嬉しい褒め言葉をいただきました。

SXC-1の機材としてのポテンシャルと、10分という短い時間でもアイデア次第でいくらでも「聴ける曲」が作れるということを、まずはあらた君に体感してもらうことができました。

後攻・あらた君のオリジナル曲お披露目!

制限時間10分のスピード作曲バトル。先攻の私に続いて、いよいよ後攻・あらた君のオリジナル曲のお披露目です!

あらた君が再生ボタンを押した瞬間、スピーカーから流れてきたのは……私の作ったミドルテンポな曲とは180度違う、めちゃくちゃヘビーでエッジの効いたトラックでした!

杉村

おおっ……!!面白い!!

ベースの重厚なリズムと、自分でサンプリングしたピアノのノイズ音が絶妙なアクセントになっていて、あらた君自身の「好き」がギュッと凝縮された最高にかっこいい仕上がりです。

ほぼ同じベース音やプリセットからスタートしたのに、作り手の個性が変わるだけで、ここまでガラッと世界観の違う曲が生まれる。これこそが作曲の、そしてサンプラーという楽器の本当の面白さです。

今回の体験セッションを通して感じたのは、あらた君の驚くべき集中力と、純粋に音を楽しむセンスです。

事前に使い方を動画で予習してくる主体性や、デモ曲の構造を感覚的にキャッチする鋭い耳には、アドバイザーの私もハッとさせられる瞬間が何度もありました。自分の「好き」を迷わず形にできるあらた君は、すでに立派な一人のクリエイターです。

お互いの曲を聴き終えて

曲を聴き終え、私はあらた君にこんな質問を投げてみました。

杉村

あらた君さ、自分の作った曲を『10人の人がめちゃくちゃ気に入って何回もたくさん聴いてくれる』のと、『何千、何万人という人が1回だけ聴く』のだったら、どっちが嬉しい?

小学6年生の男の子は、少し考えて、最高にかっこいい答えを返してくれました。

あらた君

少人数でも、たくさん聴いてくれた方が嬉しいです。だってその方が、その人の『それが好き!』っていうところに深くはまってる証拠だから

……思わず胸が熱くなりました。実はこれ、現役で音楽活動をしている私自身と、まったく同じ意見でした。

「たくさんの人にウケるもの」を目指すのではなく、誰かの心に深く刺さる音楽を作りたい。自分のジャグリングに合わせる音楽として、すでにそんな素敵な想いを持っているあらた君なら、きっとこれからも自分だけの作品を真っ直ぐに形にしていってくれるはずです。これからの彼のクリエイティブが、私も今からとても楽しみになりました!

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音楽をはじめる、最初の一歩を島村楽器で

今回ご紹介したように、音楽を作るのに年齢や難しい専門知識は必ずしも必要ではありません。
「やってみたい!」という純粋な気持ちと、一歩を踏み出すきっかけがあれば、誰でもその日のうちに自分だけの音楽を生み出すことができます。

今回使用した「SXC-1」をはじめ、島村楽器各店のデジタルコーナーには、皆さんの創造力を刺激する機材がたくさん並んでいます。

  • 機材を揃えたいけれど、何から選べばいいか分からない
  • パソコンを持っていないけれど、音楽制作を体験してみたい
  • 自分だけのオリジナル曲作りに挑戦したい!

そんな楽器や機材に関するお悩みは、ぜひお近くの島村楽器へいつでもお気軽にご相談ください。全国の店舗にいるデジタルアドバイザーをはじめ、専門のスタッフが皆さまの音楽ライフを全力でサポートいたします。

もちろん、ららぽーと愛知東郷店にお越しの際は、私、デジタルアドバイザーの杉村が喜んでお手伝いさせていただきます!機材選びから使い方の初歩まで、一緒に音楽を形にする楽しさを体験してみませんか?

最後になりますが、今回素晴らしい音楽と感動的なセッションを体験させてくれたあらた君、本当にありがとうございました!

全国の島村楽器の店頭で、皆さんと音楽のお話ができることを、スタッフ一同楽しみにしています。

島村楽器 ららぽーと愛知東郷店 デジタルアドバイザー・杉村)

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