クラブでの使用率No,1!USB DJが実は最高!
こんにちは、神戸三宮店のDJ機器マニアDJ HAGI a.k.k Dragonです。
先日Twitterにてクラブで使っている機材の調査をしたところ、318票集まって、37%の人がUSB DJだと言う事が判明しました。(2019年2月11日~1週間の調査)※レコボ=rekordbox
- USBデバイス(レコボUSB)
- DVS(Serato、レコボ、TRAKTOR)
- DJコントローラー持ち込み
- CDJでHID接続(HID接続についてはこちらの記事をご覧ください。)
という結果になりました。

そこで、今回は何故USBでDJをやる方が多いのか?どういう点がオススメなのか?ということをご紹介したいと思います。
rekordboxについておさらい
代表的なDJソフトウェア「rekordbox」にはDJコントローラーをPCに繋いでプライスる「PERFORMANCEモード」と、楽曲をUSBデバイスに移して、そのUSBデバイスを読めるDJ機材に挿して使用する為の「EXPORTモード」があります。

USB DJのオススメなポイント
他のDJの意見も聞きながらDJ HAGIが思うオススメポイントをまとめてみました。
- PCがいらない、不安定にならない
- DJの交代がスムーズ
- レイテンシーが無い
- 魂が込めやすい
- データのバックアップが常にある
PCがいらないから、不安定にならない
これはそのまんまの意味ですが、楽曲の管理のみPCで行い、DJのプレイ中はPCは使用せず、楽曲を入れたUSBを使用しますのでPCが不安定で音が止まったり、上手く動作しないから再起動などのトラブルが無くなります。

DJの交代がスムーズ
最近のDJあるあるですが、DJの交代時にPCが機材を上手く認識しないってことが多々起こります。機材のドライバーが入っていなかったり、OSが知らないうちにアップグレードしてて機材に対応していなかったり、PCを使うならトラブルがあることを想定してやってる感ありますが、USBなら機材にUSBデバイスを刺せばすぐにDJの交代ができるので、超スムーズなんです!何故かそれだけでカッコ良かったりします。

我ながら絵心ないな~。。
手が長くなった。。。(←自覚あり)
レイテンシーがほぼ無い
PCでやるときはコントローラー等での操作をPC内で処理して音声を出力しますので、レイテンシーが発生します。USBデバイスでDJをやる場合は、機材側で処理して音声をそのまま出力しますので、このレイテンシーがほぼ感じられません。

魂が込めやすい!
は?何それ?って項目かもしれませんが、DJ HAGI的に一番重要なのがコレです。
PCでやるときは処理をPC側で行います。USBデバイスでは機材側で処理します。USBデバイスの場合は100%機材側に魂を込めることができます!PCでやるときは、その魂の比率を機材側とPC側で何対何くらいにできるかがその機材の価値になるんです。
例えば売れ筋のDDJ-400と、DDJ-1000で比べると明らかにDDJ-1000の方が魂が機材側に込めれます!DDJ-400とターンテーブルでのDVSを比べても明らかにターンテーブルの方が機材側に魂が込めれます!コレ大事です!!
ただ難点としては機材側の比率が上がるにつれて価格も上がるという点でしょうか?

データのバックアップが常にある
PCが壊れたり盗難されたりして、持っていた楽曲が全部なくなったとか、結構聞く話です。PCでやる方も、楽曲のバックアップをハードディスク等に取っておけば大丈夫ではあるんですが、かなり面倒なのでやってなかったり、バックアップが古かったりします。
USBデバイスでのDJの場合はPCで管理している楽曲をUSBデバイスに転送してプレイしますので、常に2か所に楽曲があることになります。USBに100%楽曲を入れている場合などは100%問題なしなんです。USBメモリのような持ち運びが楽なデバイスでやる方が多いですが、2.5インチHDDやSSDなどのバス電源で動くでバイスに100%楽曲を入れて置けば大安心です。

いかがでしょうか?DJ HAGI的なUSBデバイスでDJをやるメリットをまとめてみました。
移動時の荷物が減るとか、音質が良いとかの意見も出ていましたが、大きなポイントだけまとめています。PCでやるときはPC内でミックスを処理するのに対して、USBの場合は機材側で処理しますのでどうしても価格は上がりますが、大きなメリットもあります。是非機材選びの参考にしてみてください。
次に、たまに聞かれるrekordboxからUSBデバイスに楽曲を取り込む方法をまとめてみました。
下準備-SYNC MANAGERの使い方
Pioneer DJのrekordbox USBでUSBデバイスの楽曲を使うときの方法をご紹介いたします。
Pioneer DJの機材でUSBデバイスを使用するには、専用のrekordboxソフトウェアのSYNC MANAGAERの機能を使って、rekordboxで解析した楽曲をUSBに入れる必要があります。
曲の入っているフォルダをUSBにコピーでは、再生のみなら可能ですが、BPMや波形などのデータが読み込まれません。
左は解析していない曲、右が解析済みの曲です。

解析していないとSYNC機能も使用できません。

SYNC MANAGAERを使って曲をUSBデバイスにコピー
rekordboxでDJをやるときはPERFORMANCEモードというモードを使用しますが、USBデバイスに曲を取り込むときは、EXPORTモードに切り替える必要があります。ご注意ください。

そして、EXPORTモードの左下にSYNC MANAGAERがあります。

3つの枠があり、左がiTunes、真ん中がrekordboxライブラリ、右がUSBデバイス等です。

例えば、iTunesで管理している楽曲をrekordboxにコピーするには、iTunesの項目のプレイリストを選択して、矢印をクリックします。

そして、rekordboxで一度解析したrekordboxで管理している楽曲をUSBデバイスに同じ要領で取り込むと波形表示やBPM表示、SYNCの機能などが使用できるようになります。

矢印を押した後で、すぐにUSBデバイスを取り外さないようにご注意ください。
画面の一番下のエクスピート中が完了するまで待ってからUSBデバイスを抜いて、CDJ等に刺してください。

オススメはコレ
- CDJ-2000NXS2
- XDJ-1000MK2
- CDJ-900NXS
- XDJ-RX2
Pioneer DJのCDJ・XDJを徹底比較!クラブDJにオススメの機種は?の記事で各CDJ/XDJについて詳細に調べて掲載しています。是非参考にしてください。

今回紹介した機材を購入する
CDJ-2000NXS2

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XDJ-1000MK2

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この記事を書いた人

三宮オーパ店 DJ.デジタル楽器アドバイザー 萩尾(はぎお)
DJ HAGI a.k.a DRAGON
2001年のDMCのビデオ映像に衝撃を受け、バトルDJに憧れる。その後すぐにDJバトルを企画し、10年以上定期的に草DJバトルをプロデュース。機器のチューンナップや修理が趣味。