ライブ照明やコンサートライトの照明機器ってなぜか惹かれるものがありますよね。あの美しい照明をもっと手軽に使えたら…なんて思った人も多いはず。
今回試してみたのはBig Dipper社から発売されているミニレーザーライト。
ミニなのにステージライティングなのです。しかも価格も良心的。ただ、こういったものを見ると昔、ホームプラネタリウムを買ってあまりのスケールの小ささにがっかりした記憶を思い出すのですが…。では、実際どんなもんか早速チェック。
このミニレーザーの特徴を整理すると、
- ライティングパターンが異なる3種類の機種
- どれもコンパクトである
- 一般的なステージライトより発熱が少ない
- 一般的なステージライトより消費電力が低い
- LEDと同じ原理のダイオード使用
- 3機種すべてにボイスコントロールとストロボ機能が搭載
まず、コンパクトとうたい文句通りとても小さい!
ステージライティングはどれも大きいのを想像しますが、これは文庫本を数冊重ねた位の大きさ…わかりづらいので写真を参考にして下さい。
3機種ともほぼ同じ大きさです。この大きさでしっかりライティング出来るのか??…と思いつつもカチっと電源を…
おおっ!かなり光が強い!大げさではなく、ヤバイくらい綺麗です。
小さいながらもステージライトってことがうなずけます。…って文化際で照明係をした位でしかステージライトがどんなもんかあまり知りませんが。笑
ちなみ環境は部屋で行いましたが、壁から約2メートル離して設置したところ、約1.5メートル四方を中心に~3メートルの壁一面を照らすことができます。
機種ごとに照らし出されるイメージは次のような感じです。(携帯のカメラで撮影しているのであんまり綺麗ではないです)
各種光り方のパターンの一部
S09RG
S09RG
※すべて真正面から撮影しております。
2色レーザーで赤と緑が広範囲にわたって写し出されます。この時期に試したこともあり、クリスマスに最適なカラーです。
S09A
S09A
※すべて真正面から撮影しております。
「S09RG」同様に赤と緑のレーザーですが、こちらは模様が映し出されます。模様の範囲は2メートル離して1メートル四方ですのでそこまで広い範囲ではありませんが、3機種の中で一番バリエーションが多く、使っていて面白かった機種です。
M015RB
M015RB
※すべて真正面から撮影しております。
赤と青の2色レーザーで広範囲にわたって写し出されます。写真だと分かりにくいかと思いますが青が非常に綺麗!音楽とあわせたい時に一番有効な機種だと思います。
各種のモード説明
S09RGとS09A
S09RGとS09Aは”ON”、”Stroboflash”、”Voice Controller”の3モードと左に”Motor Speed Controller”ツマミがあります。
- ON(オン) … 常に点灯状態になります。
- Stroboflash(ストロボ・フラッシュ) … フラッシュ効果でチカチカ(点滅)した感じになります。
- Voice Controller(ボイスコントローラー) … 音に反応してフラッシュ効果で点滅します。
- Motor Speed Controller(モーター・スピード・コントローラー) … 模様の変化のスピードを調整します。左に回しきれば模様の変化を停止し、一番右へ回すと早く連続変化します。(※フラッシュの早さは変わりません)
M015RB
M015RBはS09RGとS09Aと同じく3つのモードがあり、追加されているのが”Voice Controller Stroboflash”と”Auto Stroboflash”です。
- ON(オン) … 常に点灯状態になります。
- Stroboflash(ストロボ・フラッシュ) … フラッシュ効果で点滅します。
- Voice Controller(ボイスコントローラー) … 音に反応してフラッシュ効果で点滅します。
- Motor Speed Controller(モーター・スピード・コントローラー) … 模様の変化のスピードを調整します。左に回しきれば模様の変化を停止し、一番右へ回すと早く連続変化します。
- Auto Stroboflash(オート・ストロボフラッシュ) … ストロボ・フラッシュの早さを決めます。左に回しきればストロボが停止し、一番右へ回すにつれだんだん早いフラッシュ効果になります。
- Voice Controller Stroboflash(ボイス・コントローラー・ストロボフラッシュ) … ボイスコントローラーのマイク音量調整です。左から右へ回すほど感度が高くなり小さい音でも反応するようになります。反応が高すぎるとフラッシュ効果がなくなります。「S09RG」と「S09A」は設定できない分、音楽の音量に合わせた調整が行えます。
発熱は連続で3時間程度試しましたが全く熱くなりませんでした。消費電力は3機種ともアダプター駆動なので一般的なステージ照明よりはるかに低いです。
難点といえば付属の電源アダプターが短いのである程度長い延長コードが必須かと思います。音も電源入れるとファンが回るので少し音はします。加湿器の音くらいでしょうか。(…これはモノによりますね)
寝ながら付けると気になるとは思います。「M015RB」は回転音もある程度します。
3機種とも置いて利用することが前提で三脚が付属しております。
この三脚は脚がクネクネして曲がるので好みの角度に調整することが出来ます。また、「S09RG」と「S09A」は吊り下げても使用できるようネジ穴が開いているので、バーなどの飲食店に常備設置する際に便利です。
上の写真は「S09A」と「M015RB」を組み合わせてみました。どうでしょう?かなり華やかになったと思いませんか?
というわけでこの小型のレーザーライト。かなり使えます。
使い道はいろいろあるかと思いますが、ライブでのアクセントや小規模のイベントやパーティーなどにいいです。部屋で使う場合は配置が重要ですね。光が強いので人が通らない箇所に上手く設置できれば部屋のインテリアとしても使えます。
ただし、注意点としては日本工業規格「レーザ製品の放射安全基準」JIS C 6802の規定で本製品はクラス3R(クラス3A)となっており、レーザーの光がとても強いです。レーザー直視での長時間の観察は危険であり短時間でも危険となる場合がありますので、直接レーザーを見ないでくださいね。とくにお子様がそばにいる環境でのご使用に関しては取り扱いにくれぐれもご注意ください。
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S09RG:販売価格¥4,180(税込)
JANコード:4514812086801
S09A:販売価格¥5,225(税込)
JANコード:4514812086818
M015RB:販売価格¥11,550(税込)