Serato DJ用SL3レベルのインターフェイス機能内蔵の「DJM-S3」
本日、Pioneer DJから発表された「DJM-S3」の実機を一足先に見てきましたので、簡単にご紹介いたします。
あれ?これちょっと前に出たDJM-250MK2と一緒じゃないですか?
こちらがDJM-250MK2の画像です。ほぼ一緒ですね。
パネルの印刷とつまみの色が違うくらいでしょうか?
そうです。DJM-S3はDJM-250MK2のSerato DJバージョンなんですね。
当然ターンテーブルにはSerato用のコントロールバイナルが乗っています。
EQ周りなどはまるっきりDJM-250MK2と同じです。私DJM-250MK2持っているので間違いありません。
クロスフェーダーも最近ファームウェアアップグレードで、さらにキレキレになったDJM-250MK2と同じです。
縦フェーダーはDJM-250MK2は抵抗感のある少し重い仕様だったんですが、DJM-S3では、軽い抵抗感の少ない仕様に変更になっています。
ターンテーブリスト等の縦フェーダーを多用するDJにはうれしいアップグレードです。
入出力部です。
Seratoって書いていますね。画像の右側のUSBポートからパソコンに接続するだけでSerato DJのDVS機能が使用できます。
DVSについては、こちらの記事を参考にしてください。:DVSとは?
切替はチャンネルの上についているインプット切替スイッチで簡単に切り替え可能になっています。
実は、このAUXのところを左側のパソコンのマークの方に切り替えると、Serato DJのサンプラーの音をAUXに入力できます。
RANEのSerato用インターフェイスで言うところのSL2ではサンプラーがCH1、CH2両方から出力されるようになっており、クロスフェーダーの位置によってサンプラーの音量が変わってしまうことがありましたが、SL3ではサンプラーを別系統の出力で出してミキサーのAUX端子に接続できるようになっていました。
DJM-S3はSL3レベルのオーディオインターフェイスが内蔵しているSerato DJ用ミキサーと言えるでしょう。
そう考えると、このDJM-S3安すぎますよね!!
一つ注意点としては、DJM-250MK2も同様ですが、コントロール用のバイナルは別売りとなっています。お気を付けください。
これからDJを始める方や、すでにSerato DJのDJコントローラーでDJをやっているけれども、そろそろターンテーブルでセットを組みたいな~。と思っている方に超オススメのミキサーです。これをベースにDJセットを組んでみませんか?
デジマート ⇒ DJM-S3
DJ.デジタル楽器アドバイザー 萩尾(はぎお)
2001年のDMCのビデオ映像に衝撃を受け、バトルDJを志す。
その後すぐDJバトルを企画し、10年以上定期的にDJバトルをプロデュース。
現在もいろんな大会を企画しています。DJ機材に関して日々追求を続けておりますので、DJ機材に関することなら何でもご相談ください。