【アンプシミュレーター】これはすごい!Positive Grid「BIAS Amp」を試してみた

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は記事更新時点のものとなります。

© Shimamura Music. All Rights Reserved. 掲載されているコンテンツの商用目的での使用・転載を禁じます。

biasdesktop

こんにちは、梅田ロフト店スタッフのみなみです。

皆様、DTMをしてるときアンプシミュレーターは普段何をお使いですか?

(Amplitube,Guitar Rig,TH-2,WAVES-GTR)いろいろありますね。ちなみに私はGuitar Rigをよく使っています。

ですが今回は、今後定番アンプシミュレーターに名を連ねることになるであろう新たなソフトをご紹介します。

それが6月にメディアインテグレーション様より発売したMac,PC用ソフト「BIAS Amp Desktop」です。

もともとiphone,iPad用のアプリとして販売されていたソフトなのですが、これがまたすごい!

まずこの「BIAS」、何がそんなにすごいのかと言いますと

今までのアンプシミュレーターでは考えられなかった

「アンプ内部の構造まで細かくセッティングできる」

アンプシミュレーターなんです!

ついにプラグインもここまで来たか!と驚きを隠せません。

BIAS_画面2

 

(※今回はiPad版「BIAS Amp」の画面を使ってご紹介します)

まずこちらがBIASのメイン画面です。基本的には上の項目別に並んでいるアンプの種類から選択して使います。

エレキギターでは定番の「clean」「clunch」「HiGain」「Metal」等のアンプの他、「Acoustic」、「BASS」アンプも揃っています。

下にはNOISE GATEやROOM CONTROLもついていて、不要なノイズをカットしたり部屋の鳴りを変えたりもできます。

BIAS_画面3

そしてこちらがそのアンプ内部までセッティングできるページです。

プリアンプや、パワーアンプ、トランス部分まで細かく設定が出来ます。

実際のアンプでやってしまうと壊れてしまうようなセッティングも思いのままにでき、本当に自分だけのオリジナルアンプを作ることができます。

bias_custam

TONECLOUD(トーンクラウド)、数々のアーティストが作ったお気に入りのアンプセッティングをプリセットとして使用できます。

使い方は非常に簡単で、選択してダウンロードするだけです。他の方のセッティングも見れるので音作りにおいて非常に勉強にもなりますね。

 

録音開始

さて、やはり皆さん知りたいのは「どんな音がするか」ですよね。

今回は、Mac,PC版の「BIAS Desktop」ではなく、iPad版の「BIAS AMP」で実際に音録りをさせていただきました。

使用機材

【History TH-SV/R】

HISTORY_TH-SV

【Line6 Sonicport VX】

SONIC PORT

 

シールドは【HISTORY PROシリーズ】のケーブルを使用しました。

全体図

セッティング完了!スピーカーは【JBL LSR305】を設置。今はこんなにコンパクトな環境で宅録ができるようになったんですね。(時代の流れってすごい!)

iPadにレコーディングする光景を見ていると近未来な感じがすごくでてます。昔の人がこれを見ると感動すること間違いなしですね。

比較用音源

Clean_94MATCH30(マッチレス)

clanch_69 Super Lead(Plexi)

reed_RB 101B(Bogner)

acoustic amp

metal_Triple Treadplate(MESA)

すごい!音を出した時最初に出たのはその一言でした。

真空管独特のウォームな雰囲気がきちんとでてますしなによりアンプシミュレータ独特のデジタルっぽさを感じないところがいいですね。

非常に再現度が高いアンプシミュレータです。これがiPadで手に入るなんてすごい時代です!

ちなみにMac,PC専用の「BIAS Amp Professional」になると

「お気に入りの真空管アンプをキャプチャーできる」

「クラウドからアーティストによるアンプ・マッチングのプリセットをダウンロードできる」

機能がつきます。今までこの機能は「KEMPER」や「Fractal Audio AXE FXⅡ-XL」のような30万円を超えるハードのデジタルギタープロセッサーにしかなかったもので、この機能がわずか2万円弱で手に入るのも魅力の一つです。

ただ、BIASに関してはエフェクターを内蔵していません。極限までAMPのセッティングを追及したソフトになりますので、エフェクトを掛けたい時は別のアンプシミュレーターを併用してあげるのがいいでしょう。(※iPad版では新しく「BIAS FX」(3,600円)というエフェクターも内蔵したアンプシミュレーターが発売しています。)

極限まで音にこだわりたい、あまり値段はかけられないけどいいアンプシミュレーターが欲しい、「BIAS Amp」はそんな方にピッタリのアンプシミュレーターではないでしょうか。

BIAS Amp Professional

(税込) ¥28,315 (税抜 ¥25,741)

JANコード:4533940060866


この商品をオンラインストアで購入するこの商品を展示している店舗

BIAS Amp Desktop

(税込) ¥14,055 (税抜 ¥12,778)

JANコード:4533940060859


この商品をオンラインストアで購入するこの商品を展示している店舗


同時に良く見られる記事

「BIAS Amp」の姉妹製品「BIAS FX」の記事です。
アンプではなくエフェクターが欲しい方は「BIAS FX」です。

あの話題のアンプシミュレーターPositiveGrid【BIAS FX Desktop】をレビュー! 》

ギターのレコーディングに最適なプリアンプ「PRE-73mkⅢ」の記事です。
普段、オーディオインターフェースにギターを直に繋いで録音している方におすすめです。

【マイクプリ】カッコよすぎる!赤い筐体Golden Age Project『PRE-73MKⅢ』の性能を検証してみた! 》

DTM関連製品のレビュー 一覧


梅田ロフト店デジタル担当 南(みなみ)
この記事を書いた人
梅田ロフト店デジタル担当 南(みなみ)

現役ボカロPとしても活動している南です。ボカロ、作曲に関することならお任せ下さい。
DTMを始めるにあたって、あなたに合う作業環境の構築を全面的にバックアップ致します!

梅田ロフト店
梅田ロフト店

大阪府大阪市北区茶屋町16-7 梅田ロフト8F

電話番号:06-6292-7905

営業時間:10:30~21:00

HP:http://www.shimamura.co.jp/umeda/

↑ページトップ