Arturia MiniFuse 2 OTG | On-The-Go機能を備え、パソコン不要で音楽制作・録音・配信が可能なオーディオ・インターフェース

投稿日 2025年12月9日
カテゴリー新製品ニュース

Arturia（アートリア）が、On-The-Go機能を備え、スマートフォンやタブレットに直接接続でき、パソコン不要で音楽制作・録音・配信が可能なオーディオ・インターフェース「MiniFuse 2 OTG」を発売します。

※スマホにUSBメモリやオーディオインターフェースなどの周辺機器を直接つなげて利用するにはOTG対応のケーブルが必要になります。

注目ポイント

USB-Cポートを2基搭載し、PCとスマホなど2台のデジタル機器間でオーディオを柔軟に共有可能
モバイルバッテリー駆動に対応した小型・軽量・堅牢ボディで、屋外収録や出先での配信に最適
DAWやエフェクト、ボイス処理ツールまで含む充実のソフトウェアバンドルで、購入直後から制作・配信をスタートできる

特徴

MiniFuse 2 OTGは、USB-Cポートを2基（USB COMPUTER／USB OTG）備えることで、ラップトップとスマートフォンなど2台のデジタル機器間でオーディオ信号を行き来させながら制作や配信が行えるコンパクトなオーディオインターフェースです。

フロントパネルのボタン操作で、どちら側の信号をDAWやヘッドフォン、モニタースピーカーへ送るかを直感的に切り替えられるため、プラグインを用いたPC処理を経由してスマホ配信したいケースや、2台のPC間でオーディオを共有したいケースに最適です。

さらに、モバイルバッテリーからの給電に対応したバスパワー設計と、小型・軽量かつ頑丈な筐体により、ライブレコーディングやフィールドレコーディング、外出先でのストリーミング制作まで、場所を選ばず柔軟に運用できます。豊富なエフェクトやDAWを含むソフトウェアバンドルも付属し、スタジオクオリティのサウンドをすぐに実現できます。

スマホとPCを同時接続してオーディオを自由に行き来できる「OTG」対応設計

MiniFuse 2 OTG最大の特徴は、2つのUSB-Cポート（USB COMPUTERとUSB OTG）を搭載し、2台のデジタル機器間でオーディオ信号を柔軟にやり取りできる点です。従来、多くのオーディオインターフェースは1台のデバイスとの接続を前提としており、PCとスマートフォンを同時に接続して音声を行き来させるには、手間のかかる配線や追加機器が必要でした。MiniFuse 2 OTGでは、ラップトップとスマホ、あるいは2台のPCを同時にUSB接続し、フロントパネルのボタン操作だけで、どちら側の機器をメインのオーディオ源として扱うかを瞬時に切り替えられます。これにより、PC上のプラグインで加工したサウンドをスマホ配信に送る、スマホで収録した音をPC側のDAWで即編集するといったワークフローを、シンプルな配線と操作で実現します。

ライブ配信・フィールドレコーディングに強いモバイルフレンドリーな電源設計

バスパワー駆動に対応し、USB接続だけで動作するMiniFuse 2 OTGは、モバイルPCと組み合わせたストリーミング配信や、持ち運びを前提としたフィールドレコーディングに非常に適した設計になっています。COMPUTERポート側にモバイルバッテリーなどの外部電源を接続すれば、コンセントのない屋外や移動中でも安定した給電が可能で、スマホやラップトップと一緒に持ち出して本格的な録音・配信環境を構築できます。

筐体は200 x 100 x 43 mm／0.441 kgとコンパクトかつ軽量でありながら、持ち運びや現場使用を想定した堅牢なデザインを採用。カバンに入れてもかさばらず、ライブハウス、スタジオ、野外ロケ、カフェでの簡易配信など、さまざまなシーンに対応できます。自宅と外出先を行き来しながら制作・配信するクリエイターにとって、セットアップ時間と荷物のボリュームを同時に削減できるモバイルフレンドリーな1台です。

スタジオクオリティの録音と直感的なモニタリング環境

入力部には、XLR対応のコンボジャックを1系統搭載し、マイク／楽器／ライン入力に柔軟に対応します。48Vファンタム電源にも対応しているため、コンデンサーマイクを用いたボーカル収録や、ライン出力を持つシンセ／ミキサーからの入力など、幅広いレコーディング用途を1台でこなせます。出力は、ボリュームコントロール付きの1/4″ TRSバランス出力を2系統備え、スタジオモニターへの接続もノイズを抑えたプロ仕様の環境を構築可能です。

さらに、独立ボリューム制御が可能なステレオヘッドフォン出力を装備しており、夜間や現場でのヘッドフォンモニターにも対応。ステレオのバーチャル・ループバック・チャンネルにより、PC内部の再生音とマイク入力を同時に配信へ送るといった使い方も行えます。Windows環境では3系統のステレオ・ループバックチャンネルと独立ミキサーが用意されるため、ゲーム音、ボイスチャット、BGMなどを個別にバランス調整しながら配信するといった高度なセッティングも可能です。

制作から配信までを網羅するソフトウェアバンドルと多様な活用シーン

MiniFuse 2 OTGはハードウェアだけでなく、導入直後から本格的な制作と配信をスタートできるソフトウェアバンドルが充実しています。DAWとしてAbleton Live LiteとSteinberg Cubase LE & Cubasis LEが付属し、PCでもモバイルでも楽曲制作や編集を行えます。サウンドデザインやミックスには、Analog Lab Intro、Chorus JUN-6、Delay TAPE 201、Pre 1973、Rev PLATE 140といったArturia定番のエフェクト／インストゥルメントが利用でき、ビンテージ系の質感からモダンな空間処理まで幅広く対応します。

さらに、Auto-Tune Unlimited（3か月）、Splice Creator Plan（3か月）、Izotope VEA（AI音声強化アシスタント）、Hindenburg PRO（1年間）など、ボーカル補正、サンプルライブラリ、ポッドキャスト編集向けツールも期間ライセンスとして含まれており、歌ってみた配信、ポッドキャスト、動画用ナレーション制作など、現代のコンテンツ制作に直結するワークフローをサポートします。MiniFuse Control Centerによる一括モニタリング機能と合わせ、配信、レコーディング、コンテンツ制作を1台で包括的にカバーするソリューションとして活用できます。

複数のオーディオソースをストリーミングしたい時（PC＋スマホ）

PCを2台同時に使用する場合(PC+PC)　

スマホで屋外ポッドキャスト（スマホ＋バッテリーパック）

特徴まとめ

■ PCへのオーディオデータの出力とOTG端子からの2系統の出力を切り替え可能
- ⇒マイクやラインのオーディオ入力とDAWプロジェクトの再生/出力など、各オーディオソースのデバイスへの出力が容易に。
- ⇒ループバック機能を使用すれば、OTGポートを含めた各オーディオソースを一括でDAW側へのルーティングが可能。
  　これによって音楽製作やコンテンツ制作の幅が爆発的に広がります。
■ インプットインジケーターがノブに移設！クリップしたらノブ上のメモリが赤く点灯する仕様に
- ⇒楽器のプレイヤーのみならず、多くのユーザーにとって直感的で扱いやすいものになっております。
■ PC用のUSBポートは5Vのパワーサプライでの駆動も可能
- ⇒外出先での配信にも対応、モバイルバッテリーやUSBでの給電が出来ればその場でご使用いただけます。

MiniFuse 2 OTGをiPadまたはiPhoneに接続する方法は?

同梱のケーブル(USB-C to USB-C)を使用して、MiniFuse 2 OTGをiPadまたはiPhoneのUSBポートに接続してください。

ケーブルの小さい方の端子を、MiniFuse 2 OTG背面のスマートフォンのアイコンが付いたUSB-Cポートに接続してください：

注意事項

サードパーティ製のケーブルは推奨されません。同梱のケーブルをご使用ください。
Lightningポートを使用しているiOSデバイスは、必ず公式の(強く推奨)Apple Lightning to USB-C カメラアダプターを使用してください：

公式 Apple Lightning to USB-C カメラアダプター

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MINIFUSE 2 / MINIFUSE 2 OTGバンドルソフト比較表

ソフト / プラグイン	MINIFUSE2	MINIFUSE2 OTG
Arturia Pre 1973	●	●
Arturia Rev PLATE-140	●	●
Arturia Delay TAPE-201	●	●
Arturia Chorus JUN-6	●	●
Arturia Analog Lab Intro	●	●
Ableton Live Lite	●	●
NI Guitar Rig 6 LE	●	－
iZotope Voice Enhancement Assistant	－	●
Steinberg Cubase LE 14	－	●
Steinberg Cubasis LE 3	－	●
Splice 3ヶ月サブスク	●	●
Auto-Tune Unlimited（3ヶ月）	●	●
Ableton Live Lite 用セッション	●	●