Native Instrumentsが、ウェーブテーブルシンセ音源「MASSIVE X」の最新アップデート「MASSIVE X 1.5」を発表しました。
- ダンス系シンセの定番音源
- マルチバンドコンプレッサー搭載でサウンドの奥行と細やかさを追求
- 60種類の新規プリセット追加
Massive X 1.5
Massive X 1.5は、音楽制作の可能性をさらに広げる新機能と改良を備えたウェーブテーブルシンセサイザーです。新たに搭載されたマルチバンドコンプレッサーは、アップワード/ダウンワード両対応の精密な音圧管理を可能にし、より立体的な質感とパンチを追加することができます。また、追加された60種類のプリセットは、幅広い音楽ジャンルでの即戦力となるサウンドを提供します。その他、洗練されたオシレーターやノイズモジュール、さらに進化したフィルターやルーティング機能により、柔軟な表現が追求可能です。
マルチバンドコンプレッサーの新機能と追加プリセット
今回のアップデートで新たに搭載されたマルチバンドコンプレッサーは、ステレオエフェクトセクション内に配置されています。これにより、周波数領域ごとに異なる圧縮を適用可能となり、音の密度とダイナミクスが両立された立体感のあるミックスを実現します。特に、ポップスやEDMなど音響的な厚みが求められるジャンルにおいて、この機能は重要な役割を果たします。

また、60種類の新規プリセットが、音楽ジャンルやスタイルに応じた幅広いサウンドオプションを提供。これらのプリセットは、Native Accessを使用して「Massive X Factory Library」を更新するだけで利用可能になります。

洗練されたオシレーターとノイズモジュール
Massive Xのサウンドエンジンの要となる2基のウェーブテーブルオシレーターには、170以上のウェーブテーブルと10種類のオシレーターモードが組み込まれています。また、各ウェーブテーブルに特化したサブモードや、フェーズモジュレーションオシレーターを用いた動きのある音色作りが特徴です。
さらに、2基のノイズモジュールは、合成サウンドだけでなく雨音、ボイス、機械音などの素材音も取り入れています。これにより、独特なテクスチャや創造的な音響空間のデザインが可能となります。

フィルターとインサートエフェクト
Massive Xは、Asimov(アシッドサウンド用)、Creak(歪みエフェクト特化型)、Groian(フォルマント/フランジスタイル)など、個性的なフィルターを直列または並列に配置することで、多様な音楽的表現が追求できます。これらのフィルターは、独自のサブモードや柔軟なモジュレーションフレームワークを備え、サウンド表現の幅をさらに広げます。
また、インサートエフェクトは、音声信号チェーン内の自由な位置に配置可能な設計になっています。このパッチングにより、オシレーターの基本波形を追加することができ、高度なモジュレーションエフェクトによるリッチなテクスチャ生成が可能です。



直感的なルーティングとユニゾンボイシング
Massive Xのルーティングシステムは、インプットとアウトプットを視覚的に接続し、バイパスやオーディオフィードバックなどを直感的に設定できる柔軟性を備えています。これは、実験的なデザインや複雑なサウンドパッチングに最適です。モジュレーターやエンベロープも自由に組み込むことができ、エフェクトやフィルターにユニークな挙動を追加できます。
ユニゾンボイシングでは、楽器グループや合唱効果など微妙な音色や位相のずれを再現し、音楽の深みを向上させます。ハーモナイザー機能を利用することで、スケール内のコード生成も簡単に行え、演奏にリアルな表現力が生まれます。加えて、Performerセクションを利用して最大8小節のモジュレーション変化を設定することも可能です。

発売日
V1.5:2025年4月1日
販売価格
- 価格は予告なく変更となる場合がございます。実際の販売価格はオンラインストアの表示価格および最寄りの店舗でご確認ください。
リリース記念キャンペーン開催
~2025年8月31日(日)まで
- オンラインストア等、一部店舗では取り扱いできない場合がございます。
- キャンペーンは早期終了する場合がございます。
Massive X
通常価格 | ¥30,800(税込) |
セール特価 | ¥15,400(税込) |
JANコード | 4533940338965 |
※ Massive X は、KOMPLETE 15 Standard 以上にも収録されています。現在(2025年4月2日)はセール中ですので、こちらもチェックしてみてください。
