PWM Malevolent | ミニ鍵盤搭載を搭載し、コンパクトながら充実のモジュラー式ピュアアナログシンセサイザー

投稿日 2024年8月11日
更新日 2024年8月17日
カテゴリー新製品ニュース
タグアナログ/モジュラーシンセ

PWM ( ピーダブリューエム) がデュアルオシレーターのセミモジュラー・アナログシンセサイザー「Malevolent」(マレヴォレント)を発売します。

「Malevolent」はサレンキー型フィルターとレトロサウンドを持つモノフォニックのピュアなアナログシンセです。Future Sound Systems設計のアナログシグナルパスを採用し、ユーロラック基準に準拠した多彩なモジュールセクションを搭載。現代的なコントロールを備えたコンパクトなボディで、刺激的なサウンドを提供します。

充実したモジュールセクション

「Malevolent」はセミモジュラータイプのアナログシンセサイザーで、豊富なモジュールセクションを誇ります。19入力・19出力のパッチング端子を備え、1V / Oct CV & Gateの規格に準拠した他のモジュラーシンセサイザーとの相互接続が可能です。

多彩なコントロールと高性能VCO

USB-MIDIからCVへの変換、アルペジエーター、多機能ジョイスティックなど、現代的なコントロールオプションを豊富に搭載。2基のVCOはノコギリ波、三角波、パルス波の基本波形に加え、シェイプコントロールと複数のモジュレーション入力で幅広い音作りが可能です。

高性能なVCFとVCA設計

オプトFETコントロールの2ポールサレンキーフィルターを採用したVCFは、入力されるオシレーターのレベルと相互作用するように設計され広範囲のレゾナンスを実現。設定次第で、対照的なフィルター動作が可能になり、サブハーモニックロッキングや自己発振、さらには単一ソースから複数のステート入力を使用する場合の位相調整も行えるのが魅力です。さらに、ディスクリートトランジスタをベースにしたVCAは、オーバードライブコントロールで豊かな音の歪みを提供します。

高い演奏性能をサポートするエンベロープと拡張性

2基のエンベロープは個別のADSRコントロール、ゲート入力、エンベロープ出力を備え、演奏性能を高めます。ミキサーセクションにはノイズやAUX入力があり、レベルコントロールも可能です。多様な接続端子やUSBバスパワー駆動対応で、拡張性も抜群です。

主な仕様

キーボード	32鍵ミニサイズキーボード、オクターブシフト: +/- 4オクターブ、ピッチ出力、ベロシティ出力、ゲート出力、ローカルオフ
ジョイスティック	ピッチベンド、ポルタメント、ビブラート、ラッチ式ホールドモード
VCO (2基)	ノコギリ波／三角波／パルス波、1V / Octピッチ・コントロール入力、シェイプ・コントロール/パルス・ウィドゥス・モジュレーション入力、2つのフリケンシー・モジュレーション入力、コース／ファイン・チューン・コントロール、シェイプ・モジュレーション・アマウント・コントロール、FM 1 / 2モジュレーション・アマウント・コントロール、ミックス出力の波形選択、個別のオシレーター・レベル・コントロール
VCF	オプトFETコントロール、2ポールサレンキーフィルター、ローパス／バンドパス／ハイパス各入力、2つのフリケンシー・モジュレーション入力（アマウント・コントロール付き）、フィルター・カットオフ、フィルター・レゾナンス
VCA	ディスクリートトランジスタ、オーバードライブ・コントロール、両方のCV入力使用でモジュレーション追加可能
エンベロープ (2基)	ADSRコントロール、個別のゲート入力およびエンベロープ出力
LFO	三角波／パルス波、レート・コントロール
アルペジエーター	タイプ: アップ、ダウン、アップ／ダウン1、アップ／ダウン2、プレイ、ランダム、自動クロック同期、レート・コントロール、ラッチ、オクターブ幅: 6、アナログ / MIDI / USB-MIDIクロック出力（アルペジエーター動作時）
ミキサー	ノイズ（レベル・コントロール付き）、AUX入力（レベル・コントロール付き）
接続端子	DC 9V入力、USB-C、MIDIイン/アウト、クロックイン/アウト、1/4インチモノラルライン出力、1/4インチヘッドフォン出力、パッチン端子（19イン/19アウト 3.5 mmモノラルジャック）
その他	ユーロラック標準の 1V / Octギア対応、USBバスパワー駆動対応
外形寸法と重量	490 mm × 250 mm × 80 mm、2.61 kg
付属品	パッチケーブル（5本）、PSU (9V 600mA)、USB-C to USB-Aケーブル、ゲッティングスタートガイド（英文）