IK Multimedia ( アイケーマルチメディア )が、コンパクトな筐体に23個のツマミを装備した、パラフォニック・デュアル・フィルター・アナログ・シンセサイザー「UNO Synth PRO X」を発売します。
こちらの製品は販売終了となりました。

UNO Synth PRO Xは、3機のアナログ・オシレーターによるパラフォニック・デザイン、直列/並列配置可能なデュアル・フィルター、30を超える機能にアクセスできる23個ものツマミ、往年のベースライン・マシン名機から学んだベースライン・モードなど、新しい仕様が導入されています。パラメータ・オートメーションに対応した64ステップ・シーケンサーも搭載しています。UNO Synthシリーズ同様にイタリアのシンセモジュールメーカーsoundmachines社のコラボレーション製品となっています。
3機のウェーブ・モーフィング・アナログ・オシレーター

UNO Synth PRO Xには、三角波、のこぎり波(鋸歯状波)、パルス波間をモーフィング可能な、3機のアナログ・オシレーターが搭載されています。パルス波ではパルス幅も調整可能。オシレータ2/3をオシレータ1にハード・シンクさせるSYNC、オシレータ1にてオシレータ2/3の周波数をモジュレートするFM、オシレータ1にてオシレータ2をリング・モジュレートし、TUNEをずらすことでメタリックなサウンドを生成可能なRINGなどの組み合わが可能。ベース、リード、アルペジオといった定番の演奏から、たった1音でも存在感あふれるテーマとして成立するサウンド・デザインまで、本物のアナログ・シンセサイザーならではの音を存分に楽しむことができます。ノイズ・ジェネレーターも搭載

新しいベースライン・モードを含む、4種のボイス・モード
UNO Synth PRO Xでは、モノ、レガート、3和音の演奏が行えるパラフォニックに加え、ベースライン・マシン名機のふるまいを再現したベースライン・モードが選べるようになりました。ベースライン・モード選択時は、通常20kHzまで調整可能なカットオフ周波数が5kHz付近まで制限され、ベース音にフォーカスしたフィルターの操作をお楽しみいただけます。あわあせて、アクセントの量、アクセント・エンベロープのディケイ・タイムが調整可能になります。
3機のADSRエンベロープ
UNO Synth PRO Xには、フィルター用、アンプリチュード用、モジュレーション・マトリックス用と、3機のADSRエンベロープが搭載されています。 各エンベロープとも、アタック、ディケイ間をループするLOOP、通常はモノ/レガートなどボイス・モードに従うリトリガーを強制指定するRETRIG機能を利用可能です。

直列、並列接続が可能な2機のフィルター

UNO Synth PRO Xは、2ポールのOTAマルチモード・フィルターと、Prophet 5 rev.4への採用で話題になったデイブ・ロッサム設計SSIチップによる2/4ポール・ローパス・フィルターを搭載しています。2機のフィルターは直列、並列接続でき、SSIフィルターではセルフ・オシレーションも可能です。アナログ・シンセサイザーならではのテクスチャーを生み出し、音色をツマミで操作しながら、瞬間に没頭してください。
自由自在にアサイン可能な2機のLFO

UNO Synth PRO Xには、サイン波、三角波、鋸波、矩形波、ランダム、ランダム、サンプル・アンド・ホールド、ノイズを選べるLFOが、2機搭載されています。RateはシーケンサーにSyncさせることもできる他、リトリガーの有無、フェード・タイム/カーブも調整可能です。LFO、エンベロープ、フィルターなどのあらゆるパラメータをソース/デスティネーションに指定できる16スロットのモジュレーション・マトリックスを駆使すれば、複雑に変化するテクスチャーを作り出すことができまるでしょう。
音作りの楽しさに没頭できるインターフェース
UNO Synth PRO Xには23個ものツマミ、オクターブ・シフト可能なキーボードなど豊富なボタンが実装されており、30を超える機能に直接にアクセスして、自在にコントロール可能です。フィルター/エフェクトの前もしくは最終出力段階へのパススルー接続を選択可能なAUDIO INの他、USB、MIDI、CV/GATE入出力端子も装備されているので、ラップトップ・コンピュータ、MIDIキーボード、ユーロラック・モジュラーなど、お持ちのセットアップにUNO Synth PRO Xを接続してお楽しみいただけます。

3種のエフェクトとオーバードライブ
UNO Synth PRO Xには、アナログ・オーバードライブの他、2種類のモジュレーション(ヴィンテージ・コーラス/ユニヴァイブ)、5種類のディレイ、ホール/プレート/シマー・リバーブと、10種類のスタジオ・エフェクトを利用可能な3つのスロットも内蔵されているので、音楽に生き生きとした表現を加えることができます。オーバードライブ以外のエフェクトはセンド/リターン接続なので、バイパスすれば100%アナログな信号経路を保持することもできます。
パラメータ・オートメーション対応シーケンサーとアルペジエイター
UNO Synth PRO Xには、64ステップのパラフォニック・シーケンサーも搭載されています。リアルタイム・レコーディング、ステップ入力可能な音程情報だけでなく、本体ツマミの動き、モジュレーション・マトリックスにてアサインされたCV/GATE情報など、最大48種のパラメータの動きを記録して、オートメーション可能です。リアルタイム演奏には、アップ、ダウン、ランダムなど10モードから選べるアルペジエーターも装備されています。アルペジエーター演奏中にREC+PLAYボタンを押せば、シーケンサーでリアルタイムにレコーディングすることもできます。
256種類のプリセット
UNO Synth PRO Xには、256種類のプリセットが用意されています。各プリセットには音色とパラメータ・オートメーションを駆使したシーケンスも記録されています。プリセットを選び、ツマミを操作して、お気に入りの音色、シーケンスができたら、ユーザー・プリセットとして保存可能です。自由に楽しみ、探求して、あなたの創造性を記録しましょう。
大画面で操作できる、UNO Synth PRO X Editor付属

付属のUNO Synth PRO X Editorを使えば、Mac/PCの大画面にて詳細なエディットが行えます。16スロットのモジュレーション・マトリックスも一覧表示され、各ソース、デスティネーションの選択も、一覧メニューからクリック一つで操作可能です。UNO Synth PRO X EditorのLIBRARIAN画面では、自作のプリセットをカテゴリー・フォルダ分類して表示するリストと、UNO Synth PRO X本体のプリセットを表示するリストが並んで表示されるので、次のライブなどプロジェクトに応じてUNO Synth PRO X本体に送るプリセットを選択することができます。

UNO Synth PRO X Editorにはスタンドアローン版だけでなくプラグイン版もあるので、DAWのトラックにてMIDI CCでオートメーションを記録することもできます。

ポータブルな設計で、どこでもプレイ可能
UNO Synth PRO Xは、800g、幅33.3cmと軽量コンパクトなので、いつでも、どこでも、演奏、シーケンスの作成、パフォーマンスをお楽しみいただけます。3.5mmヘッドフォン・アウトの他、標準バランス仕様のステレオ・アウトも装備されているので、ノイズが不安なステージでも安心です。付属の電源アダプタの他、USB-C電源(5V/1.5A、7.5W以上)でも動作するので、屋外でもUSBバッテリーで演奏可能です。

専用のトラベル・バッグ(別売り)も用意

外出時は、別売りの専用トラベル・バッグUNO Synth PRO X Travel Bagをご利用ください。100%ポリエステル、UNO Synthロゴ・ステッチ入り、小物を入れるのに便利なポーチ部分、調節可能なストラップなど、持ち運びが安全かつスマートに行えます。


特長
-3 機のウェーブ・モーフィング・オシレーターによる、幅広い音作り
-マルチモード OTA と SSI チップを採用した、デュアル・フィルター設計
-ラップトップ、鍵盤、ユーロラックなどに接続可能な USB、MIDI、CV/GATE 端子付き
-3 スロット、10 種のステレオ・エフェクトと、アナログ・オーバードライブ内蔵
-パラメーター・オートメーション対応 64 ステップ・シーケンサーと、10 モードのアルペジエータ
-モノ、レガート、パラフォニック、ベースラインと複数のボイスモード
-UNO Synth Pro X Editor ソフトウェアで 256 種のユーザー・プリセットを管理
-どこへでも持ち運べる、コンパクト設計
仕様
–サウンドジェネレーション
–3つのディスクリート・ウェーブ・モーフィング・オシレーター
–ループ、リトリガーオプションを搭載した3基のエンベロープ
–PWM、シンク、FM、リングモジュレーター
–デュアルフィルター設計、OTA および SSI チップベース
–3スロット + アナログドライブに12のスタジオクオリティーFX
–パフォーマンスツール
–高度なパラフォニック 64 ステップ シーケンサー
–パターンデザイナー付き10モードアルペジエーター
–新しいベースラインモードに加えて、レガート、モノラル、パラフォニック
–フィルターおよびFXまたはパススルーへのオーディオ入力
–Complete controls
–30を超える実践的なコントロール
–16スロット変調マトリクス
–256 個のユーザー編集可能なプリセット
–USB / MIDI / CV / ゲートイン/アウト
–バックライト制御とオンボード工場出荷時のプリセット復元可能
–Mac/PC向けの高度なソフトウェア制御可能
–優れた可搬性
–超軽量で超ポータブル
–PSUまたはUSBバッテリーパックの電源
–バランスの取れたステレオ出力とヘッドフォン出力
–エディター/ライブラリアン付属
–オプションのギグバッグも利用可能
–サイズ・重量
–サイズ (幅 x 奥行き x 高さ): 33.3 x 15 x 5 cm、13.11 x 5.91 x 1.96 インチ。
–エンクロージャー: プラスチック
–重量: 800 g、1.76 ポンド
–電源: iRig PSU-3A (付属) または USB (5V/1.5A、7.5W 以上)
–パッケージ
–UNO Synth PRO X
–1x USB-C – USB-C ケーブル – 60 cm
–パワーサプライユニット
–クイックスタートガイド
–登録カード
UNO Synth Pro Editor との互換性
–対応動作環境
–64ビットアプリケーション
–64ビットのCPUとOSが必要
–Mac(64ビット)
–最低動作環境:macOS 10.15以降
–Windows(64ビット)
–最低動作環境: Windows 8以降
発売日
2023年8月30日(水)
販売価格
UNO Synth PRO X生産完了¥85,800(税込)
JANコード:4530027195626
注目点
-3機のアナログ・オシレーターを搭載したパラフォニック・デュアル・フィルター・アナログ・シンセサイザー
-ハードシンク、FM、リングモジュレーションレートも可能
-直列、並列可能な、2機のフィルター