
Tiptop Audio ( ティップトップ・オーディオ )が、アメリカ西海岸の伝説的シンセサイザー・メーカー「Buchla(ブックラ)USA」とライセンス契約を結び、200シリーズを人気のユーロラック規格に変更した「Eurorack 200」シリーズを発売します。
Buchla 245t

Model 245t Sequential Voltage Source はパルサーとボルテージ・ステージの2つのセクションで構成されています。パ ルサーはパルス(パルス幅可変)とノコギリ波を出力します。ボルテージ・ステージの基本的な動作はシーケンサーで、アクティブになったステージは1つのゲート信号と4つのCVを同時に出力します。そのため(1 + 4)トラック x 5ステージのシーケンサーや設定した4系統のCVを最大5組まで保存し出力可能なCVメモリー(プリセット)として使用できます。一見するとシンプルな構成ですが、パッチにより複雑なシーケンス・パターンやリズム(シャッフル他)を作成できるため動的で強力なCVソースとして機能します。
仕様
-幅:30HP
-奥行き:25mm
-消費電流
–‘+12V : 63mA
–‘-12V : 28mA
Buchla 257t

Model 257t Dual Control Voltage Processor は 2基の同じCV プロセッサーで構成されています。それぞれにアッテヌバーター、クロスフェーダー、オフセットの3つが搭載され、それらのCVを加算したCVを出力します。このCV出力は最大4つの外部CVを入力し、それらを加算、減算、スケーリング、反転、乗算することで決定されます。ユニークな機能として2つのCV間をクロスフェードする機能があります。片方から出力されたCVを他方に入力する事で予測不可能なCVを出力します。
仕様
-幅:14HP
-奥行き:25mm
-消費電流
–‘+12V : 45mA
–‘-12V : 22mA
Buchla 258t

Model 258t Dual Oscillator は2系統の独立した連続可変波形を出力するデュアル・オシレーターで上段は[サイン波?ノコギリ波]、下段は[サイン波?矩形波]のそれぞれ2つの波形の間をノブとCVでスムーズに変化させることができます。アッテヌバーター(極性反転機能付きのアッテネーター)付きFM入力を装備し、倍音豊かなサウンドを生成可能です。相互にフリケンシー・モジュレーションをかけることで複雑なサウンドを生み出すこともできます。
仕様
-幅:18HP
-奥行き:45mm
-消費電流
–‘+12V : 70mA
–‘-12V : 40mA
Buchla 266t
Model 266t Source of Uncertainty は制御可能なランダム性というコンセプトのランダム・CVジェネレーターで、6つの機能が内蔵されています。それは3種類のノイズ、2系統の速度変更可能な滑らかな揺らぎのあるCV、2のn乗とn+1という2つの方程式に則ったランダムCV、0?10Vの均等分布とベル型分布によるCV、2つの出力端子を持つサンンプル&ホールドCV、CVの変化を滑らかにするインテグレーターの6つで、これらの組み合わせで多彩なCVを作成することができます。
仕様
-幅:24HP
-奥行き:25mm
-消費電流
–‘+12V : 150mA
–‘-12V : 100mA
Buchla 281t

Model 281t Quad Function Generator は4基のファンクション・ジェネレーターで構成されています。 基本となる動作はA (S) Rタイプのエンベロープ・ジェネレーターで、AとR(実際はDecay)の時間(0.001秒から10秒)はノブとCVで設定可能。4基はそれぞれ独立してトランジェント、サステイン、サイクリックの3つのモードで動作します。サイクリック・モードではリピートにより簡易LFOやオシレーターとしても機能します。4基を2つのペア構成にするクアドラチャー・モードでは、ジェネレーターAとB(またはCとD)は、それぞれの位相を90度ずらしながら同時に動作するため、より複雑な特性のCVを生成することが可能です。
仕様
-幅:28HP
-奥行き:32mm
-消費電流
–‘+12V : 160mA
–‘-12V : 55mA
Buchla 292t
Model 292t Quad Lopass Gate は4CHのVCA兼オーディオミキサー・モジュールです。ローパス・フィルターとゲート(VCA)を組み合わせたローパスゲートを4つ搭載。LPF / VCA / ローパスゲート(LPF&VCA)のいずれかのモードをチャンネルごとに選択可能です。オーディオ出力はCHごと、4CHの出力をミックスした信号を出力します。ローパスゲートにはバクトロール(フォトカプラ)と呼ばれる特別な電子部品を採用し、Buchlaの特徴のあるサウンドを作る要になっています。
仕様
-幅:16HP
-奥行き:45mm
-消費電流
–‘+12V : 87mA
–‘-12V : 36mA
発売日
Buchla 245t/257t/258t/281t
2022年10月
Buchla 266t
2023年4月
Buchla 292t
2023年5月予定
販売価格
Buchla 245t:シーケンシャル・ボルテージ・ソース
¥41,470(税込)
JANコード:4580646112566

Buchla 257t:デュアル・CV・プロセッサー
¥27,940(税込)
JANコード:4580646112597

Buchla 258t:デュアル・オシレーター
¥33,990(税込)
JANコード:4580646112054

Buchla 266t:ソース・オブ・アンサータインティ
¥50,050(税込)
JANコード:4580646112658

Buchla 281t:クアッド・ファンクション・ジェネレーター
¥35,970(税込)
JANコード:4580646112061

Buchla 292t:クアッド・ローパス・ゲート
¥58,300(税込)
JANコード:4580646112801

発売される機種
–Buchla 245t:シーケンシャル・ボルテージ・ソース
–Buchla 257t:デュアル・CV・プロセッサー
–Buchla 258t:デュアル・オシレーター
–Buchla 266t:ソース・オブ・アンサータインティ
–Buchla 281t:クアッド・ファンクション・ジェネレーター
–Buchla 292t:クアッド・ローパス・ゲート