Universal Audio ( ユニバーサルオーディオ ) がスタジオや配信向けに設計されたブロードキャスト用ダイナミックマイク「SD-1」(SD-1 Standard Dynamic)を発売します。
レコーディング用ハイエンドアナログ機器やオーディオインターフェイスを開発する同社ですが、満を持してマイクロフォン分野への参入です。
第一弾として発売されるのはダイナミックマイク「SD-1」とステレオペアのペンシル型コンデンサーマイク「SP-1」。どちらもプロオーディオ業界で培ったノウハウを投入した製品で、性能や品質を高い次元で実現しています。
「SP-1」の情報はこちら >>
配信マイク用マイク「SD-1」
「SD-1」は、個人でのライブ配信や動画コンテンツ、ラジオなどの放送局で多く使用されているShureの「SM7B」と同じスタイルのマイクで、エンドアドレス型(フロントアドレス)となっています。
指向性はカーディオイドで、背面にローカットフィルターと3〜5 kHzの高域帯をわずかにブーストさせるアーティキュレーション・ブーストスイッチを装備。本体の重さは735 g、ウインドスクリーン標準装備でほとんどの場合はポップガードを別に付ける必要がないということもあり、さまざまなマイクスタンドに対応することができます。
「SD-1」は、ボーカル、ドラムやパーカッション、管楽器のレコーディングやライブはもちろん、ダイナミック・カプセルと指向性により、ファン、冷蔵庫、遠くの話し声や車の音といった騒音であるバックグラウンドノイズを抑えるため、ポッドキャスティング、ストリーミング、Web会議にも適しています。
さらに、同社のApollo オーディオインターフェイスをお持ちの場合は、SD-1 用「Apollo Channel Strip Presets」が用意されています。プロフェッショナルエンジニアが設定したカスタムプリセットをApollo Consoleアプリ内で使用可能で、ボーカル、ギター、放送に適したEQとコンプレッションの設定を呼び出すことができます。
主な特徴
- フロントアドレス型のパッシブダイナミックマイク(ファンタム電源不要)
- 200 Hz、6 dB/Octのローカットフィルターを装備
- 3~5kHz付近をわずかにバンプ(3 dB)して明瞭さを引き立てるアーティキュレーションブーストを装備
- カーディオイド(単一指向性)パターンにより、オフアクシスのサウンドやルームノイズを低減
- フラットな周波数特性により、自然なサウンドで収録可能
- プロのようなサウンドを手早く得られる、Apolloインターフェイス用チャンネルストリッププリセットを用意
- 内蔵ショックマウントにより、低域のランブルやメカニカルノイズを低減
- ケーブルの取り回しやすさを考慮した、背面に配置したXLR端子
- 破裂音やブレスノイズを低減するウィンドスクリーンを内蔵
- 定評あるUniversal Audio社のクラフトマンシップによる、スタイリッシュで堅牢な造り
主な仕様
- タイプ:ダイナミック
- 指向性:カーディオイド
- 周波数特性:50 Hz – 16 kHz
- 感度: -58 dB (1.3 mV) 0 dB = 1V/1Pa、1 kHz
- 出力インピーダンス:200 Ω
- 推奨負荷インピーダンス:1 kΩ以上
- ローカットフィルター(200 Hz、6 dB/Oct):オフ/オン
- アーティキュレーションブースト(3 ~ 5 kHz):オフ/オン
- コネクター:3ピンXLRコネクター(オス)
- 外形寸法:195 mm(長さ)× 60 mm(直径)
- 本体重量:735 g
- 付属品:5/8インチ – 3/8インチ スレッド変換アダプター
発売日
2022年8月10日(水)
販売価格
¥50,600(税込)
JANコード:4530027172191