Roland ( ローランド )が、ライブパフォーマンスの即戦力となるコンボキーボード「VR-09」のバージョンアップモデル「VR-09-B」を発売します。
即戦力のオルガン、ピアノ、シンセ・サウンドを内蔵したコンボ・キーボードV-Combo「VR-09」がバージョン・アップ!「VR-09-B」が登場します。
今回のバージョンアップでは、本体のノブが操作性に優れたつまみ形状にデザイン変更され、視認性の高いパネル・デザイン、また新タイプのロータリー・エフェクトが追加され、20種のマルチ・エフェクトなど計38種のエフェクトを搭載。ハーモニック・バー、Dビーム・コントローラーなどのリアルタイム操作子を搭載、 5.5kgの軽量ボディ、最大5時間の電池駆動が可なライブ・キーボーディストに最適な一台となっています。
なおシステム・プログラムもVer.1.11が搭載され、視認性と操作性に優れたユーザー・インターフェース、定評のあるVirtual Tone Wheel音源、専用機に匹敵するピアノ音源など、ローランドのハイエンド音源を搭載しました。システム・プログラム「Ver.1.11」は、従来のVR-09にも適用可能。近日公開の予定。
主なバージョン・アップ・ポイント
- オルガン・セクション
- ロータリー・サウンドを追加(Rotary Type TYPE 3)。バンドで埋もれないヌケの良さと、低域の太さを同時に追求したタイプ。
- ロータリーのSlow/Fast切替時の切り替わり時間を設定するパラメーターを追加(Rotary Type TYPE 2およびTYPE 3)
- ロータリーのBrake(回転停止)パラメーターを追加。箱鳴りを残したまま回転のみ止めることが可能。
- 鍵盤を押し離しのノイズ・クリック音の設定範囲を拡張。クリック音を大きめに設定すると、グルーブ感あふれるオルガン音色を作ることが可能。
- エフェクト
- OVERDRIVEにドライ音をミックスできる仕様を追加。
- U/I、その他機能
- オルガンのドローバー値をオルガン伝統の表記法で数値表示。
- エディットしたシンセ音色のイニシャライズ機能を追加。
- トランスポーズ範囲を±4オクターブに大幅拡張。
- ドラムキットのオクターブ・シフトに対応。
- ルーパーにWAVファイルのロード機能を搭載。
- メトロノーム機能を搭載。
新モデル:VR-09-B(上)、旧モデル:VR-09(下)
最新の音楽シーンにも対応する内蔵シンセサイザー・サウンド
SH-1000、SH-2 などのビンテージ ・アナログ・シンセ、D-50、JD-800 などといったデジタル ・シンセを彷彿させる音色も収録。オシレーター波形から、iPad エディターでエディットしてオリジナルのシンセサイザー・トーンを作ることも可能。また、Bit Crash を使用した Wobble Bass などの最新シンセ・サウンドも作成可能。
インスピレーションにも即対応できるリアルタイム・コントロール
ORGAN、PIANO、SYNTH のわかりやすい3つの音源セクション・ブロックで構成、2つの音色ボタンを同時に押せばレイヤー、スプリット・ボタンを押せば自動的にスプリット・モードへ移行。オルガンでは 9 本のハーモニック・バーとオルガン全体の音量を調整するレベル・バーをパネルの左側に備え、本格的オルガン・サウンドづくりが可能。そして Rotary ON/OFF とSlow/Fast は使いやすく配置。ペダル・ボード(PK シリーズ:別売)の接続ができるので、スプリットを使えば 3 段鍵盤相当の演奏が可能。
ライブでの使い勝手を追求したエフェクト専用つまみ
Compressor、Overdrive、Delay、Reverb、Tone, MFX の 6 つのエフェクト専用つまみを搭載。スレショルド・レベルと圧縮比を同時に変化させることができるCompressor 、往年のテープ式エコーを再現したTAPE ECHOなどエフェクトによる表現表現力も充実。シンセ音色では定番のCutoff、Resonance、Attack、Decay、Release をスライダーで調整することも可能です。
専用機譲りの充実の機能
演奏中のパフォーマンス性をアピールできるD ビーム・コントローラーを搭載。また、ルーパー機能を使って、リアルタイムに録音/再生をしながら音を重ねていくループ・パフォーマンスで、ライブを盛り上げることも可能です。ドラム・パートでは、さまざまなスタイルのバッキングを用意。
ライブにも便利な電池駆動&軽量ボディ
VR-09 はわずか 5.5kg 。さらにバッテリー駆動にも対応。充電式ニッケル水素電池で約 5 時間(USB メモリー接続時は約3 時間)の演奏が可能。
エディターでの緻密な音づくりとAxial によるサウンド拡張
iPad アプリの専用エディターは、オルガン・トーンとシンセ・トーンのエディット機能を備え、「エディット」→「持ち運び」→「ステージ」と優れたワークフローを提供します。本体と iPad とは、USB ケーブルでの接続(※1)に加え、ワイヤレス USB アダプター (別売)を使用することで無線接続にも対応。ケーブルに縛られることなく快適な環境を整えることが可能です。音色拡張ライブラリー・サイト Axial では、VR シリーズ用のライブラリーを公開中。サウンドの拡張性も十分です。※1 USB ケーブルを使用しての接続には Apple社のiPad Camera Connection Kitが必要です。
主な仕様
- 鍵盤部
- 鍵盤 :61 鍵(ベロシティー対応)
- キーボード・モード:フル・キーボード、デュアル(音量バランス設定可能)、スプリット(スプリット・ポイント、音量バランス設定可能)、2 段/ 3 段鍵盤モード(別売 MIDI キーボード接続時)
- 音源部
- 音源:バーチャル・トーンホイール・オルガン、SuperNATURAL シンセ、PCM シンセ(GM2 音色を含む)
- 最大同時発音数:128 音
- パート数
- オルガン(3 パート)、ピアノ(2 パート)、シンセサイザー(2 パート)、ドラム(1 パート)、GM2(16 パート)
- 音色:245 音色
- レジストレーション:100(4 × 25 バンク)
- エフェクト(7 系統常時動作/グローバル・コントロール)
- オーバードライブ、トーン、コンプレッサー、マルチ・エフェクト(20 種類)、ディレイ(6種類)、リバーブ(6 種類)、ロータリー(3 種類)
- SMF /オーディオ・ファイル・プレーヤー部
- 再生可能ファイル・フォーマット
- SMFファイル(フォーマット 0、1)、オーディオ・ファイル(WAV、AIFF、MP3)
- 録音ファイル・フォーマット
- SMF ファイル(フォーマット 0)、オーディオ・ファイル(WAV形式、44.1kHz、16 ビット・リニア、ステレオ)
- 再生可能ファイル・フォーマット
- ルーパー部
- 録音時間:20 秒(ステレオ)
- 録音/読み込み可能ファイル・フォーマット:オーディオ・ファイル(WAV 形式、44.1kHz、16 ビット・リニア、ステレオ)
- その他
- リズム・パターン:52
- コントローラー
- バーチャル・トーンホイール・オルガン:ハーモニック・バー× 10
- シンセサイザー・コントローラー:スライダー× 5
- D-BEAM コントローラー、ピッチ・ベンド/モジュレーション・レバー
- エフェクトつまみ× 6(グローバル・コントロール)
- ディスプレイ:グラフィック LCD 128 × 64 ドット
- 外部メモリー:USB メモリー
- 接続端子
- OUTPUT(L/MONO、R)端子:標準タイプ
- PHONES 端子:ステレオ標準タイプ
- EXT INPUT 端子:ステレオ・ミニ・タイプ
- DAMPER 端子:TRS 標準タイプ
- EXPRESSION PEDAL 端子:TRS 標準タイプ
- MIDI(IN、OUT)端子
- PK IN 端子:8 ピン DIN タイプ
- USB COMPUTER 端子:USB B タイプ(USB MIDI 対応)
- USB MEMORY 端子:USB A タイプ
- DC IN 端子
- 電源:AC アダプター、充電式ニッケル水素電池(単3 形)× 8
- 消費電流:600mA
- 連続使用時の電池の寿命
- 充電式ニッケル水素電池:約 5 時間(USB メモリー接続時は約 3 時間)(電池の仕様や使用状態によって異なります)※マンガン電池、アルカリ電池は使用不可
- 外形寸法:1,008(幅)× 300(奥行)× 106(高さ)mm
- 質量(AC アダプターを除く):5.5kg
- 付属品:
- 取扱説明書、AC アダプター、電源コード、USB メモリー・プロテクター、保証書、ローランドユーザー登録カード
- 別売品
- キーボード・スタンド:KS-18Z、KS-12
- ペダル・スイッチ:DP シリーズ
- エクスプレッション・ペダル:EV シリーズ
- ペダル鍵盤:PK-9
- USB メモリー
VR-09-B V-Combo
発売日
2017年9月29日
販売価格
(税抜)¥92,500 (税込 ¥101,750)
JANコード:4957054511388