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※画像に写っている一眼レフカメラ、マイク、リグ、三脚は付属しません。
TASCAM(タスカム)は、一眼レフやビデオカメラでの動画撮影における音声レコーダー / ミキサーの新機種を発表しました。
DR-70D
4chのマイク入力に加え、内蔵ステレオマイクを搭載
「DR-70D」は、DSLR(デジタル一眼レフカメラ)やビデオカメラなどでの動画撮影時に使用することで、動画の音声をより高音質にすることが可能な4トラックリニアPCMレコーダーです。
4つのXLRマイク入力を搭載し、エントリーユーザーからプロまで、幅広い動画制作現場のニーズに応えます。堅牢ながらコンパクトな筐体でカメラの上下どちらにも装着が可能なうえ、ステレオマイクを搭載したことで単体でも手軽に録音が行えます。
内蔵マイクとXLRマイク入力を組み合わせることで、例えば内蔵マイクでアンビエンス、XLR入力にはインタビュー用のガンマイクを接続するなど、機動性を損なうことなくセッティングのバリエーションが広がります。
TASCAM独自のプリアンプ、HDDAを搭載
マイク入力音を増幅するプリアンプにはゲイン幅最大64dB、EIN(等価入力雑音)-120dBuを誇る独自のHDDA(High Definition Discrete Architecture)回路を搭載しています。
「DR-70D」では、入念なパーツセレクトを実施したTASCAM独自のHDDAマイクプリアンプを搭載し、音質に大きな影響を与えるオペアンプにはNE5532を選択するなど、こだわった部品によって構成されるディスクリート構成の差動マイクアンプ回路で、EIN(等価入力雑音)は-120dBu以上を誇ります。
アナログ信号をデジタル化するADコンバーターも、リニアPCM録音専用機DRシリーズ同等のCIRRUS LOGIC社製デバイスを搭載し、高音質HDDA回路で増幅された音声を忠実にデジタル化します。録音は24bit/96kHzまで対応しています。
4つのマイク入力はリミッター、ローカットフィルターも装備し、独立したゲイン調整ができます。一般のビデオカメラ用マイクに対応するステレオミニジャック入力も装備し、さまざまなマイクの組み合わせで合計4CHの録音が可能です。
スレートトーンやCAMERA OUT端子の装備で動画と音声の組み合わせもスムーズに
カメラの音声と「DR-70D」で収録した音声の位置合わせの基準となるスレートトーンを記録する機能や、「DR-70D」内でミックスされた後の音声をカメラへ出力するためのCAMERA OUT端子を装備しています。
加えて、カメラの出力音を入力しモニターするためのCAMERA IN端子も装備しているため、ヘッドホン端子を持たないDSLRの音声モニタリングも可能となっています。
主な特徴
2つの内蔵マイクを搭載
無指向性のマイクを2つ搭載。本体のみでも手軽に自然なステレオ音像が収録可能です。小型のガンマイクと合わせて、インタビューでの話者の音声と周囲の音を同時に録音するなどといった運用でも、コンパクトなセッティングで収録できます。
4つのXLR/TRSコンボジャックを搭載、幅広いセッティングが可能
4つのXLR/TRSインプットを搭載。アンビエンスと話者ごとのマイク、2本のガンマイクとステレオマイクといった運用を可能にする4チャンネル仕様となっています。1、2チャンネルは3.5mmステレオインプットと、3、4チャンネルは内蔵マイクと選択が可能なため、より幅広いマイクセッティングが可能です。
各モードについて
- MONO/DUAL MONO:演者一人の音声のみ録音する場合に最適です。
- STEREO/DUAL STEREO:内蔵マイク、またはステレオマイクで録音する場合に最適です。
- 2MIX/DUAL 2MIX:複数の入力がミックスされた状態でステレオファイルを作成します。
それぞれのDUALモードは、レベルの異なる録音を同時に行うモードで、過大入力によるクリッピングへのバックアップファイルを作成することができます。
4入力2出力のミキサーを内蔵し、4chのマルチ録音またはステレオミックスの録音が可能
ファントム電源に対応した4つのXLR入力(1-4)、ステレオミニによる入力(1-2)、ステレオ内蔵マイク(3-4)の内、計4チャンネルをミキシングできるミキサーを搭載しています。
PANとレベルが調整できるほか、リミッター、5段階のローカットフィルター、マイク間の距離補正ができるディレイを搭載しています。加えて、MSデコード機能も搭載していますので、MSステレオマイクの使用も可能です。
コンパクトながら堅牢性を兼ね備えた設計でカメラの上下どちらにも設置可能
カメラサポートシステム、スタビライザーへの取り付け時、カメラワークの妨げとならないよう小型化を徹底し、豊富な入力端子を備えつつも機動性の高さを追求しています。
また、本体底面には受け側の三脚用ネジ穴を配置し、本体上面には取り外し可能なカメラ取り付け用スクリューとシューマウントを備えています。三脚とカメラの間に設置したり、カメラ本体の上にホットシューで取り付けたりと、取り回しの良い設置方法を選択できます。
※「DR-70D」をカメラ上部に装着するには、AK-DR70C(別売)のシューマウントアダプターが必要です。
カメラでの動画撮影に特化した仕様群
「DR-70D」とカメラでの同時録音を可能にするCAMERA OUT端子
ミキシング後の音声をカメラに出力する専用端子を装備しており「DR-70D」とカメラに同じ音声を録音することが可能です。
動画ファイルとの位置あわせを容易にする多彩なスレートトーンジェネレーター
位置合わせにおいて基準となるスレートトーンを発音することができるジェネレーターを内蔵。録音開始または開始・終了時に自動で発音できるほか、SLATEボタンを使用して任意の位置でスレートトーンを発音することも可能です。
- 自動で入れる場合:OFF/HEAD(録音開始時のみ)/HEAD+TAIL(録音開始時+終了時)
- 手動で入れる場合:SLATEボタンを長押しして発音します。
ビデオカメラ用マイクが接続可能なステレオミニジャックマイク入力端子(1-2)
入力端子のうち3.5mmステレオミニの1-2入力端子は、最大入力レベル+10dBVとなっており、ステレオミニ出力のビデオカメラ用マイクが接続可能な仕様となっています。
入力端子1-2にはアンビエンス用のビデオカメラマイクを接続し、3-4にはXLR接続のショットガンマイクを接続するといったセッティングができます。プラグインパワーの供給も可能です。
カメラ本体での収録音をモニターできるCAMERA IN端子
CAMERA OUT端子に加えて、カメラの音声モニターを可能にするCAMERA IN端子も装備しています。
「DR-70D」のモニターセレクト機能をあわせて使用することで、「DR-70D」だけでなくカメラの音声も効率的にモニタリングすることができます。
記録メディア | SDカード(64MB~2GB)、SDHCカード(4GB~32GB)、SDXCカード(64GB~128GB) | |
録音再生フォーマット | ||
WAV | 44.1k/48k/96k Hz、16/24ビット | |
BWF | 44.1k/48k/96k Hz、16/24ビット | |
チャンネル数 | 4チャンネル(ステレオ×2、モノラル×4) | |
アナログオーディオ入力 | ||
1/L端子、2/R端子、 3/L端子、4/R端子 |
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コネクター | XLR-3-31 (1:GND、2:HOT、3:COLD) 6.3mm(1/4″)TRS標準ジャック |
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MIC/MIC+PHANTOM 選択時 |
入力切り換えスイッチ(1/L端子、2/R端子) | |
入力インピーダンス | 2kΩ | |
ファントム電源 |
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最大入力レベル | 0dBu | |
最小入力レベル | -72dBu | |
マイク入力ゲイン | TRIM MAX時 | |
LOW | +11dB | |
MID | +36dB | |
HIGH | +51dB | |
LINE 選択時 | 入力切り換えスイッチ(1/L端子、2/R端子) | |
入力インピーダンス | 10kΩ以上 | |
基準入力レベル | +4dBu | |
最大入力レベル | +20dBu | |
1/2端子 | ||
コネクター | 3.5mm(1/8″)ステレオミニジャック、プラグインパワー対応 | |
入力インピーダンス | 10kΩ | |
最大入力レベル | +10dBV | |
最小入力レベル | -50dBV | |
マイク入力ゲイン | TRIM MAX時 | |
LOW | +3dB | |
HIGH | +26dB | |
CAMERA IN端子 | ||
コネクター | 3.5mm(1/8″)ステレオミニジャック | |
入力インピーダンス | 10kΩ | |
基準入力レベル | -10dBV | |
最大入力レベル | +6dBV | |
アナログオーディオ出力 | ||
LINE OUT端子 | ||
コネクター | 3.5mm(1/8″)ステレオミニジャック | |
出力インピーダンス | 200Ω | |
基準出力レベル | -10dBV | |
最大出力レベル | +6dBV | |
CAMERA OUT端子 | ||
コネクター | 3.5mm(1/8″)ステレオミニジャック | |
出力インピーダンス | 200Ω | |
基準出力レベル | -40dBV | |
最大出力レベル | +24dBV | |
ヘッドホン出力 | ||
コネクター | 3.5mm(1/8″)ステレオミニジャック | |
最大出力 | 20mW + 20mW | |
USB | ||
コネクター | Micro-Bタイプ | |
フォーマット | USB2.0 HIGH SPEED マスストレージクラス | |
REMOTE | ||
コネクター | 2.5mm TRSジャック | |
電源 | 単3形電池4本(アルカリ乾電池またはニッケル水素電池) パソコンからのUSBバスパワー 専用ACアダプター(TASCAM PS-P515U、別売) 専用外付けバッテリーパック(TASCAM BP-6AA、別売) |
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消費電力 | 5.0W(最大時) | |
電池持続時間 (連続使用時) |
2ch WAV、44.1KHz、 16bitで録音 MIC入力選択、ファントム電源未使用時 |
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DR-70D | ||
アルカリ乾電池 (EVOLTA) |
約6時間:XLR/TRS入力選択(ファントム未使用時) 約3時間30分:XLR/TRS入力選択(ファントム使用時) 約11時間:3/4MIC(内蔵マイク)選択 |
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ニッケル水素電池 (eneloop) |
約6時間15分:XLR/TRS入力選択(ファントム未使用時) 約3時間15分:XLR/TRS入力選択(ファントム使用時) 約10時間30分:3/4MIC(内蔵マイク)選択 |
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ニッケル水素電池 (eneloop pro) |
約7時間45分:XLR/TRS入力選択(ファントム未使用時) 約4時間45分:XLR/TRS入力選択(ファントム使用時) 約14時間15分:3/4MIC(内蔵マイク)選択 |
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DR-70D + BP-6AA | ※BP-6AAには、アルカリ乾電池(EVOLTA)を使用しています。 | |
アルカリ乾電池 (EVOLTA) |
約13時間:XLR/TRS入力選択(ファントム未使用時) 約7時間30分:XLR/TRS入力選択(ファントム使用時) 約25時間30分:3/4MIC(内蔵マイク)選択 |
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ニッケル水素電池 (eneloop) |
約12時間45分:XLR/TRS入力選択(ファントム未使用時) 約7時間45分:XLR/TRS入力選択(ファントム使用時) 約24時間45分:3/4MIC(内蔵マイク)選択 |
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ニッケル水素電池 (eneloop pro) |
約14時間30分:XLR/TRS入力選択(ファントム未使用時) 約8時間45分:XLR/TRS入力選択(ファントム使用時) 約27時間:3/4MIC(内蔵マイク)選択 |
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外形寸法 | 169(W)×55.2(H)×106.5(D)mm(上部アダプター取付状態) | |
質量 | 625g(電池を含む)、530g(電池を含まず) | |
動作温度 | 0˚C~40˚C | |
付属品 | USBケーブル、カメラ取付用ブラケットねじ穴カバー×6、取扱説明書(保証書付き) |
発売日
2014年11月下旬
販売価格
DR-70D
¥41,800(税込)
JANコード:4907034124510
AK-DR70C
DR-70D専用アクセサリーパッケージ
「AK-DR70C」は、DR-70Dでの録音に便利なアクセサリーパッケージです。
カメラのアクセサリーシューへのマウントを可能にするシューマウントアダプター、カメラへの音声出力と音声モニタリングを両立する3.5mmステレオミニジャックケーブル2本、屋外での録音に便利なファーウィンドスクリーンがセットになっています。 「AK-DR70C」は、DR-70Dとカメラのセッティングの幅を広げ録音をサポートします。
特長
ウィンドノイズを低減するファーウィンドスクリーン
屋外の撮影では、少しでも風があるとマイクに「吹かれ」と呼ばれるノイズが入ってしまいます。このノイズを物理的に防止する、DR-70Dの形状に最適なファーウィンドスクリーンが付属しています。DR-70Dのマイクユニットに被せるだけで風によるノイズを低減することができます。
カメラのアクセサリーシュー、またはDR-70D本体に取り付けられるシューマウントアダプター
下部がアクセサリーシューへのマウント、上部が三脚ネジとなったシューマウントアダプターです。使用することで、DR-70Dをデジタル一眼レフカメラのアクセサリーシューに取り付けることができます。また、DR-70D本体のアクセサリーシューを使用すれば、DR-70Dの上部にガンマイクやワイヤレスマイクのトランスミッターを取り付けるなど、よりフレキシブルなセットアップが可能です。
カメラへの音声出力と音声モニタリングを両立する3.5㎜ステレオミニジャックケーブル
DR-70Dには、入力した音声をカメラ本体に直接録音できるようにするためのCAMERA OUT/Line Out端子が搭載されています。
同梱されている2本の3.5㎜ステレオミニジャックケーブルで、1本はCAMERA OUT端子とカメラのAUX INなどの音声入力端子を接続し、もう1本でカメラ本体のヘッドホン出力端子とDR-70DのCAMERA IN端子を接続することで、ヘッドホンをDR-70D/カメラのそれぞれと接続し直すことなく音声のモニタリングが可能になります。
仕様
ファーウィンドスクリーン | |
外形寸法 | 165(W)×45(H)×33(D)mm |
質量 | 15.3g |
シューマウントアダプター | |
ネジサイズ | 1/4インチ・カメラネジ |
外形寸法 | Φ25.0×30(H)mm |
質量 | 21.4g |
3.5mmステレオミニジャックケーブル | |
コネクター | 3.5mm(1/8″)ステレオミニプラグ × 2 |
ケーブル長 | 300mm |
300mm | 10.2g / 1本 |
発売日
11月下旬
販売価格
AK-DR70C
¥7,150(税込)
JANコード:4907034124763