#2 レコーディング編
03.オリジナル試聴
全員が集合し、早速各々が準備を進めていきます。全員が集まった段階で本日の流れを説明し、まずはスタジオ環境でオリジナル音源を試聴。
04.アコースティックギターレコーディング
まず、アコースティックギターのダビングを行います。原曲のリフがこの楽曲のイメージを作っているので、サウンドの選択肢が広がるように、豊池氏の持参したギター(Gibson J-45)のほかに、3本のギター(History NT-C3、NT101、NTLGM)を用意しました。
(写真左より)History NT-C3、NT101、NTLGM、Gibson J-45
テイストの異なるギターを実際に録り、どのギターが楽曲にマッチしているか判断します。
また、今回録音に使用したのは、エンジニアの鎌田さんが持ち込んだマイクとスタジオのマイクの中から以下の4本のマイクを選択しました。
- (左上)Neumann U47 TUBE(1950年代)
- (左下)Neumann TELEFUNKEN KM56(1950年代後半)
- (右下)Neumann U87(1980年代)
- (右上)Neumann TELEFUNKEN KM56(1950年代後半)
拡大してみましょう。
↓ NEUMANN TELEFUNKEN KM56 (下)、NEUMANN U47(上)
↓ NEUMANN U87(左)NEUMANN TELEFUNKEN KM56 (右)
この4本のマイクはヴィンテージで、なおかつ、生産台数も限られているものなので現在、入手することは困難です。
鎌田氏によるマイクの説明
実際にこれらのマイクでサウンドを録りながら最適なギターを選択します。
その結果、本人所有のGibson J-45と、今回用意したHistory NT101を使用することになりました。まったく違ったタイプのギターで、それぞれのサウンドの良さが感じられます。
真剣な表情でギターリフを奏でる豊池氏
マイクの位置を調整しながらベストな録音のポイントを見極めていきます。
そしてついに、レコーディングがはじまりました!!
ギターごとにマイクを入念にセッティング。
実際のレコーディングの模様をご覧ください。
豊池氏もはじめは緊張していたとのことですが、本番はすっかり堂々としたギタープレイを披露してくれました。アコースティックギターも単にコードを弾くだけでなく、1音1音にこだわると、聴こえ方も変わってきます。
皆さんお疲れ様でした~