Ui12

Ui16

Soundcraft(サウンドクラフト)が市販のタブレットやスマートフォン、PCをWi-Fiで直接接続してほぼ全ての機能をワイヤレスで操作できるデジタル・ミキサー「Ui Series」2機種を発売します。
「Ui Series」は機器の設置場所に制約がある場合や機器を目立たせたくないシーンに最適です。操作性や音質にも優れており、小規模な固定設備や仮設PAで質の高いミキシングを実現できます。
Ui Seriesは、市販の端末で離れた場所からコントロールできます(※)。
タブレットやスマートフォン、PCをWi-Fiで直接接続して、ほぼ全ての機能をワイヤレスで操作可能。どこからでも自在にコントロールできるので、機器の設置場所に制約がある場合や機器を目立たせたくないシーンに最適です。
端末は最大10台まで接続可能で、1台のUiを異なる場所から同時に操作できるのはもちろん、1つの入出力の異なる情報を複数の端末で同時に表示させることもできます。
また、本体からコントロール機能を除外したことで、極めてコンパクトなボディーを実現。わずかなスペースに設置でき、仮設PAでも持ち運びにも困りません。Ui16はEIA 3Uのスペースにラックマウントもできます。
※接続可能な端末のOS は、iOS、Android、Windows、Mac、Linux で、Wi-Fi による通信機能が必要です。OS と制御画面を表示するWeb ブラウザーは最新のバージョンでの使用をお勧めします。バージョンが古いと、接続や操作が正常にできない可能性があります。
※Ui と端末が通信可能な距離は約40m です。2.4GHz 帯の周波数を使用しているため、「Ui と端末の間に障害物がある場合」「Uiや端末を直接地面や床に置いた場合」「雨天時の屋外で使用した場合」「無線LAN や電子レンジなど、電波を発信する機器が使用されている場所で使用した場合」では、通信距離が短くなったり操作ができなくなる可能性があります。上手く動作しない場合は、障害物を取り除くか、使用場所を変更してください。
iPadに表示された操作画面

Ui Seriesは、特別な知識がなくてもすぐに使いこなすことができます。Wi-Fiアクセスポイント機能を内蔵し、別途ネットワーク機器を用意することなく端末と直接ワイヤレスで接続可能。接続の設定も、電源を入れて端末からUiのネットワークを選択するだけで簡単です。
有線LANや外部ネットワーク機器経由で接続することも可能で、電波が込み合っている環境でも安心して使用できます。また操作画面は、接続した端末のwebブラウザーで指定のURLを開くだけで表示されます。専用のアプリやソフトは不要です。主要なOSに対応しているので、どの端末からでも同じデザインの画面でコントロールできます。
さらに操作画面は、Soundcraftデジタル・ミキサーの優れた操作性を踏襲し直感的なコントロールを実現。割り当てられている機能に応じてフェーダーの溝の色が変化する「フェーダーグロウ」も受け継いでいます。2種類の操作画面が用意されており、端末のサイズによって選択可能です。
フェーダーの溝の色が変化する「フェーダーグロウ」

小さい端末用の操作画面

Ui Seriesは、高品位な信号処理機能を多数内蔵しています。
全ての入力に、定評あるdbx製のハイパスフィルター、4バンド・パラメトリックEQ、コンプレッサー、ゲートを装備。マイク/ライン入力はディエッサーも備えています。出力に搭載された、31バンド・グラフィックEQ、コンプレッサー、ゲートもdbx製です。
EQの設定画面にはリアルタイムアナライザーで信号の波形を表示させることもできます。さらに出力には、最新モデル「AFS2」のアルゴリズムを採用したdbx製のハウリング・サプレッサーも備えており、音質への影響を抑えながら素早く的確にハウリングを除去します。
また、世界的に評価の高いリバーブを初め、ディレイ、コーラスなど、3または4基の高品位Lexicon PRO製エフェクト・プロセッサーを搭載。各プロセッサーは専用のバスを備えており、処理後の信号はFXリターンとして立ち上がるため、全てのバスに出力可能です。
ハイパスフィルター、パラメトリックEQ、ディエッサーの設定画面

コンプレッサー、ゲートの設定画面

グラフィックEQの設定画面

ハウリング・サプレッサーの設定画面

エフェクト・プロセッサーの設定画面

Ui Seriesは、多様な入出力を装備し様々な機器を接続できます。ファンタム電源の供給や位相の反転を個別に切り替え可能なマイク/ライン入力を8または12系統装備。そのうち2系統はハイインピーダンスに対応しギターやベースを直接接続できます。
DigiTechのアンプ・シミュレーターも利用でき、外部エフェクターなしでMarshallやFenderを初めとした多種多様なギター/ベースアンプのサウンドを再現可能です。出力は、MIX L/R出力の他、2または4系統のAUX出力を搭載。AUX出力に切り替えできる2系統のヘッドホン端子も備えています。さらに、USBメモリーを使って音声ファイルの再生やMIX L/Rバスの信号の録音が行えるうえ、フットスイッチを接続して様々な機能を足元でコントロールすることも可能です。
ファンタム電源、位相反転、入力ゲインの設定画面

アンプ・シミュレーターの設定画面

音声ファイルの再生画面

Ui Seriesは、効率的なコントロールを実現する多彩な機能を搭載しています。入力の信号処理機能にはボーカルやギター、ドラムなど、信号の種類に応じたプリセットが、Lexicon PRO製エフェクト・プロセッサーには得られる効果に合わせたプリセットがあらかじめ用意されており、呼び出すだけでセットアップが完了できます。
設定したパラメーターは、スナップショットやショーとして保存/呼び出しができるので、曲や演目の変更にも素早く対応。ショーはUSBメモリーに書き出すことも可能で、他のUiで同じデータを簡単に再現できます。また、多くの入力を1本のフェーダーでまとめてコントロールできるサブグループ、複数の入出力のミュートをボタン1つで制御できるミュートグループ、任意の入出力を一覧で表示できるビューグループを装備。様々なグループをボタン1つで呼び出せるスライドアウトビューも用意しました。各入出力の設定状態や信号の状況を一覧で確認できるメーター画面も用意しています。
プリセットの呼び出し画面


スナップショット、ショーの保存/呼び出し画面

右端に表示されるスライドアウトビュー

メーター画面

左側面パネル
Ui12

Ui16

仕様
| Ui12 | Ui16 | |||
| 入出力端子 | マイク/ライン入力(XLRと標準フォーン(3P)対応の複合型端子) | 4 | 8 | |
| マイク/ライン入力(XLR) | 4 | |||
| ステレオライン入力(RCA) | 1 | |||
| MIX L/Rライン出力(XLR/標準フォーン(3P)) | 各1 | |||
| AUXライン出力(XLR) | 2(ヘッドホン端子の切替で2系統増設可能) | 4(ヘッドホン端子の切替で2系統増設可能) | ||
| ヘッドホン(標準フォーン) | 2 | |||
| USB | 3 | 4 | ||
| イーサネット(RJ45) | 1 | |||
| フットスイッチ(標準フォーン) | 1 | |||
| バス | MIX L/Rバス | 各1 | ||
| AUXバス | 2(ヘッドホン端子の切替で2系統増設可能) | 4(ヘッドホン端子の切替で2系統増設可能) | ||
| FXバス | 3 | 4 | ||
| 音響性能 | 周波数特性 | 20Hz~20kHz(±0.25dB) | ||
| THD | 0.006%以下@1kHz(-20dBFS) | |||
| インピーダンス | マイク/ライン入力 | 10kΩ | ||
| マイク/ライン入力(Hi-Z ON時) | 250kΩ | |||
| ライン出力 | 100Ω | |||
| 最大信号レベル | マイク/ライン入力 | +20dBu | ||
| ライン出力 | +23dBu | |||
| マイク等価入力ノイズ | -109dBu(22Hz~22kHz、アンウェイト) | |||
| ハイパスフィルター | 20Hz~1kHz | |||
| パラメトリック EQ | 高域 | 20Hz~22kHz、±20dB、Q=0.5~15 | ||
| 中高域 | 20Hz~22kHz、±20dB、Q=0.5~15 | |||
| 中低域 | 20Hz~22kHz、±20dB、Q=0.5~15 | |||
| 低域 | 20Hz~22kHz、±20dB、Q=0.5~15 | |||
| AD-DA変換 | 24bit、48kHz | |||
| 内部処理 | 32bit浮動小数点演算 | |||
| レイテンシー | 1.8ms(マイク/ライン入力~ライン出力) | |||
| 電源 | DC18V(1.5A)、ACアダプター(AC100V、50/60Hz) | |||
| 消費電力 | 25W | |||
| 寸法(W×H×D)(除突起部) | 321×177×77mm | 482×177×104mm | ||
| 質量 | 2.3kg | 3.6kg | ||
発売日
2016年9月30日
販売価格
Ui12
¥54,230(税込)
JANコード:0688705002651
Ui16
¥92,950(税込)
JANコード:688705002644


 

