GRACE design「m920」 384kHz /32bit対応の究極ハイレゾ・モニタリング・システム

投稿日 2014年3月21日
更新日 2024年8月14日
カテゴリー新製品ニュース
タグ DTM

アンブレラカンパニー（Umbrella Company）社はGRACE design（グレースデザイン）社のDSD128(5.6MHz)やPCM384kHz /32bitなどに対応するモニタリング・システム「m920」を発表いたしました。

「m920」はオーディオ・プロフェッショナルのためのリファレンス品質をクリアした、5.6MHz DSD対応のUSB-DAC／ヘッドホンアンプ／モニターコントローラーです。
Model 901、m902、m903と進化し続けてきた回路設計と音質を、現在考えられる最高のスペックで（日本のユーザーのフィードバックを多く反映したかたちで）さらにアップグレードしています。「m920」の心臓部には最新の“M Series 32-bit Sabre DAC ”が採用されており、全く新しいレベルでのDACパフォーマンスを達成しています。「m920」はDSDファイルに完全対応。USB入力経由でDSD64(2.8MHz)、DSD128(5.6MHz)に、AES3およびS/PDIF入力経由でDSD64(2.8MHz)に対応しUSB伝送はアシンクロナスモードをサポート。また、最大384kHz /32bitのPCMフォーマットに対応しております。

そのほか、USB／AES3／同軸デジタル(S/PDIF)／光デジタル(TOSLINK)入力は192kHz/24bitのファイル伝送をサポート可能で、選択可能なDACフィルター・レスポンス（PCM ＆DSD再生時）、GRACE designの独自技術である s-Lock PLLの更なる進化（ジッターリジェクションの向上）、ヘッドホンイメージングを向上させる新しいクロスフィード回路、バランスとアンバランス入力の低域レスポンスのアップグレードなど、m920では多くのアドバンテージが惜しみなく投入されています。

アナログ入力やAES3、S/PDIF、TOSLINK（オプティカル）、USBなどの豊富な入力を装備し、どの入力ソースもハイレゾといわれる高解像度フォーマットに対応というのが特徴の「m920」。別売のリモートコントローラーを使用することで遠隔操作も可能なので、高品位なリファレンスDACが欲しかった方がおすすめです。

「m920」の主な特徴

ステレオ・アナログ入力 – バランスXLR（+4dBu）、アンバランスRCA（-10dBu）
超低歪の高品位32-bit /384kHz & DSD対応の「Sabre DAC 」採用
AES3, S/PDIF, TOSLINK (optical) , USB デジタル入力（自動サンプルレート/デジタル・デエンファシス・フィルター）
DACフィルター・レスポンス(PCM・DSD）の選択が可能
USBプレイバックは最大 384kHz / 32 bit PCM 、または DSD64(2.8MHz)/DSD128(5.6MHz)のDopプレイバックに対応
AES とS/PDIFプレイバックは192kHZ / 24bit PCM 、または DSD64(2.8MHz)のDopプレイバックに対応
新しいデュアルステージPLLはs-Lockを使用しないソースに対しても低いジッター・リジェクションを達成
第三世代のs-Lock™デュアルステージPLL（フェイズロックループ）が究極の低ジッタークロックを実現
RCA(アンバランス）とTRSフォーン(バランス）のライン出力を装備。スピーカー系統へのプリアンプ/ボリュームコントローラーとして使用可能
RCAライン出力は可変レベル、または固定レベルの設定が選択可能、単体DACとしての使用が可能
ロータリーエンコーダーによる精巧なレベルコントロール。ヘッドホンとライン1/2のレベルを0.5dB/95dBレンジで調整可能
0.05dB以内の究極の精度を誇るチャンネルレベル・マッチング。真のステレオバランスをいかなるモニタリングレベルで達成
大型の7セグメント・ディスプレイにヘッドホン、またはライン1/2の出力レベルを表示
最新バージョンのX-feed (クロスフィード)回路のオン/オフが可能。実際のアコースティック空間でスピーカーを聴いているようなリスニング環境をヘッドホンで再現
ハイカレント・トランスインピーダンス回路構成の出力アンプ設計
最高水準の0.5%金属皮膜抵抗、ゴールドコンタクトのリレーなど、全てのオーディオ部品のグレードへのこだわり。また信号パスには電解コンデンサーを一切使用していません
純正赤外線リモートコントローラ m903RCU/m920RCU（別売）によるレベルコントロール、左右バランス、ミュートなどの遠隔操作が可能
Apple 社製の赤外線リモートコントローラ(Apple Remote)での操作にも対応
USB経由でのファームウェアー・アップデートに対応。将来的な機能のアップグレードをユーザーが行うことが可能（最新のファームウェアアップデートはこちら）