Waldorf M 16Voice / M Voice Expansion | 次世代のWAVEテーブルシンセサイザーモジュール 16ボイスバージョン

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Waldorf M 16Voice / M Voice Expansion | 次世代のWAVEテーブルシンセサイザーモジュール 16ボイスバージョン

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。


WALDORF ( ウォルドルフ )が、次世代のWAVEテーブルシンセサイザーモジュール「M」の16ボイスバージョン「M 16Voice」を発売します。既存の「M」を16ボイスに拡張が可能な「M Voice Expansion」も発売開始。

M(エム)16 Voice は その名前のとおり、これまで8ボイスだった M のボイス数を2倍に拡張した製品で、16ボイス・ポリフォニック、4パート・マルチティンバーのウェーブテーブル・シンセサイザーです。Waldorf のルーツであり世界的なヒット商品になったMicrowave と Microwave II/XT をベースに、現代的な機能を加え進化させた製品です。PPG直系のウェーブテーブル・オシレーター、フィルターはアナログ・ラダー型ローパスVCF、アンプにはアナログ・ステレオVCAを採用しマイルドながら迫力のあるサウンドを生み出します。M を16ボイスに拡張が可能な M ボイス・エクスパンションも発売開始。

Microwave をオマージュしたデザイン。明瞭なパネルレイアウト

M のデザインは Waldorf 最初の製品である Microwave をオマージュしています。Microwave の輝かしい伝統を象徴するメタリック・ブルーのボディカラー、そしてロゴマークと M の心臓部と言えるウェーブテーブル・オシレーターセクションには Microwave の「赤い鼻」を想起させるメタリック・レッドのダイヤルが大胆にあしらわれています。コントロール・パネルには45個のノブ/エンコーダーが配置されており、オシレーター、ミキサー、フィルター、エンベロープ、LFO など主要なパラメーターへすぐにアクセスできるように配置されています。気に入ったサウンドを選択し各セクションのノブを回すだけで、すぐにウェーブテーブル・シンセシスのサウンド・エディットを楽しめます。より詳細なサウンド・エディットをする場合はディスプレイ・セクションのモードページ・ボタンと4つのエンドレス・エンコーダーで、目的のパラメーターへ素早くアクセスできます。


過去の膨大な資産と、新進気鋭のサウンド・デザイナーによるサウンド・プログラム

M には2048種類の膨大な数のサウンド・プログラム(16バンク、各128サウンド)を保存可能です。1024種類用意されているプリセット・プログラムには Microwave 1 Factory Sound Set、Microwave 1 Soundpool 1-5、ファットなサウンドの Analogue や Bassco など、Microwave の定番サウンドセットや、Microwave 用に巧みに変換された PPG Wave 2.3 のサウンドが含まれています。さらに M の数多くの新機能を利用して、世界的に著名なサウンドデザイナーによって新たにプログラムされたばかりのサウンドも数多く用意されています。その中にはハードシンク(モダン Microwave II/XT モードで動作)、アルペジエーター、MIDI 同期可能なグローバル LFO など、M ならではの機能を最大限に活用したサウンドも収録しています。またクラシック Waldorf Microwave I の SysEx データと互換性があるので、過去に Microwave 1 で作成したプログラムを、ほぼそのまま M で再現することもできます。

クラシック「Microwave I」モードと、モダン「Microwave II/XT」モード

M を象徴するメタリック・レッドのダイヤルは二重構造になっており、Wavetable ダイヤル(外側の黒いリング状のダイヤル)は、対応するオシレーターの96のファクトリー・ウェーブテーブルとユーザー・カスタム・ウェーブテーブル(UWT 1-31)を選択し、Wave ダイヤル(内側のメタリック・レッドのダイヤル)は、ウェーブテーブルのスタートポイントを設定します。2つのウェーブテーブル・オシレーターは、クラシック「Microwave I」とモダン「Microwave II/XT」の2種類のモードを持ち、それぞれのモードでウェーブテーブル・オシレーターの動作が異なります。グラフィック・ディスプレイの横にある Mode ボタンを押すと、2つのモードを切り替えることが可能です。クラシック Microwave I モードは Microwave I に搭載されていた ES2 ASIC チップのバグにより生じる強い歪みまで再現しており、一部のサウンドデザイナーが活用していたこの「ASIC Mix Bug」のオン/オフを切り替えることまでできる、Microwave I のヘビーユーザーも納得のこだわりの仕様です。



  • 2種類のモードの主な違いは下記の通りです。

    • クラシック Microwave I モードは、ハードシンクとリングモジュレーションは使用できません。
    • クラシック Microwave I モードは、16ビットのウェーブテーブルが8ビットへビットリダクションされます。
    • クラシック Microwave I モードのサンプルレートは 240kHz(アンチエイリアスなし)です。モダン Microwave II/XT モードでは、40kHz のサンプルレートで帯域制限されたウェーブテーブルを提供します。
    • モダン Microwave II/XT モードは「ASIC Mix Bug」の設定はありません。

アナログ VCF と アナログ VCA

レゾナンスとアナログ・サチュレーション機能を備えたアナログ・ローパス 24dB/Oct VCF は、生産完了になったヴィンテージ・チップを現代に復刻させた SSI 2144 チップを使用しています。色彩豊かな Waldorf のウェーブテーブル・オシレーターと、伝統的なラダーフィルターによって生み出されるサウンドは、クラシックでありながら現代でも全く色褪せることの無いサウンドです。VCA はトゥルー・ステレオ・アナログ VCA を搭載。アナログ VCF の温かみのあるサウンドを損なうことなく、さらにステレオ・パンニングも可能で、広がりのあるサウンドを奏でます。

モジュレーション・ソースとモジュレーション

  • LFO

    • LFO1 と LFO2 の2つの LFO が用意されています。それぞれフリーケンシーと形状が調整可能な周期的な波形を生成し、モジュレーションに使用することができます。
  • エンベロープ

    • 4系統のエンベロープは VCF 用と VCA 用の ADSR エンベロープ、主にウェーブテーブルのウェーブ・スキャニングに使用する8ポイントの異なるタイム/レベルを設定しループする Wave エンベロープ、そして4ポイントの異なるタイム/レベルを設定しループする Free エンベロープが使用できます。
  • モジュレーション

    • M には他の Waldorf シンセサイザーとは異なり、モジュレーション・マトリクスがありません。M のモジュレーション機能はディスプレイの各ページから直接設定でき、これは1989年に発売された Microwave へのオマージュを表現しています。

8ボイス(16ボイス)・ポリフォニック、4マルチティンバー、先進的なアルペジエーター

M はシングルモードでは1種類のサウンドを8ボイス(エクスパンション・ボードを増設した M、および M 16 Voice は16ボイス)で演奏できます。

4マルチティンバー・モードでは異なる4種類のプログラムを別々の MIDI チャンネルに割り当てて外部シーケンサーから演奏したり、異なる4種類のプログラムを同じ MIDI チャンネルに割り当てて重ねて演奏したり、またプログラムごとに演奏するキーボードの範囲を設定して左右で別々のプログラムを演奏するなど、柔軟な使い方ができます。4つのパートへのボイスの割り当てを管理できるので、各パートで使用するプログラムごとに割り当てるボイス数を管理して効率的に使用できます。例えばベースパートに1ボイス、リードパートに1ボイス、コードパートに4ボイス、アルペジオパートに2ボイスといった使用方法も可能です。

16のプリセット・パターン、コード・モード、MIDI クロックとの同期機能を備えた先進的なアルペジエーターにより、新たな時代に向かう、まったく新しいレベルのパフォーマンスを実現します。

豊富な入出力

M は6系統のステレオ・アナログ出力を備えています。MAIN OUT(L/Mono、R)はすべてのサウンドをまとめて出力できるステレオ出力です。AUX OUT(A、B、C、D)は4つのマルチティンバー・パートを別々にステレオ出力できます。AUX OUT は TRS ステレオ・ジャックで、TRS ステレオ・ケーブルを使用すれば各パートを個別にステレオ出力することができます。ステレオ・ヘッドフォン出力はコントロール・パネル上のマスター・ボリューム・ノブから独立したヘッドフォン出力専用のボリューム・ノブが用意されています。DIN 5ピン MIDI IN、OUT、THRU、USB 2.0 MIDI ポート(コンピューターに接続して MIDI の送受信を行うことが可能)を使用して、外部の MIDI キーボード、コントローラー、シーケンサー、DAW からコントロールしたり、M の各種 MIDI データを出力します。

仕様

  • オシレーター

    • 独立したウェーブテーブルを使用可能な2ウェーブテーブル・オシレーター
    • 2種類の異なる音源モデル(クラシックな Waldorf Microwave I モデル、モダンな Waldorf Microwave II/XT モデル)
    • 96ファクトリー・ウェーブテーブル + ユーザー・ウェーブテーブル32スロット
  • フィルター

    • アナログ ローパス24dB/Oct VCF(SSI 2144 を使用したラダータイプ)
    • サチュレーション可能
  • アンプリファイア

    • 各ボイスにアナログ・ステレオ VCA
  • エンベロープ

    • 4エンベロープ・ジェネレーター
    • VCF 用と VCA 用の ADSR エンベロープ
    • 8ポイントのループ可能なタイム / レベル・ウェーブ・エンベロープ・ジェネレーター
    • 自由にアサインできる4ポイントのループ可能なタイム / レベル・エンベロープ
  • LFO

    • 異なる波形を選択できる2基のLFO
  • アルペジエーター

    • 16種類のプリセット・パターンを選択可能、コードモード、MIDI クロックにシンク可能
  • サウンド・ストレージ

    • 2048種類のサウンド・プログラム、128マルチ・プログラムを保存可能(プリセット・サウンド x 1024プログラム、プリセット・マルチ x 7プログラム)
  • 同時発音数

    • M : 8(エクスパンション・ボードを増設することで16ボイス使用可能)
    • M 16 Voice : 16
  • マルチティンバー

    • 4パート(4系統のインディビジュアル・ステレオ出力へ4パートをアサイン可能)
  • MIDI

    • USB2.0(コンピューターに接続して MIDI データの送受信に使用。オーディオ信号の入出力には対応していません。)、DIN 5Pin MIDI(IN / OUT / THRU)
    • クラシック Waldorf Microwave I の SysEx メッセージと互換性あり(サウンドバンク転送 / サウンド転送)
  • SD カードスロット

    • プログラムの読み込みと保存に使用
  • オプション

    • M / Iridium / Kyra Rackmount Kit
  • サイズ

    • 幅 : 440mm
    • 奥行き : 305mm
    • 高さ : 85mm (ノブを含む)
  • 重量:5.7kg

発売日

2023年7月14日

販売価格

M 16Voice
¥369,800(税込)
JANコード:4580646112887

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M Voice Expansion
¥122,500(税込)
JANコード:4580646112900

Quantum Mk1/Mk2専用フライト・ケース(M ハードケース)

¥31,600(税込)
JANコード:4580646112863

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