フルートの拭き(吹き)上手?
突然ですが、クイズです!
フルートを組み立てる時に「固いなぁ」と思った時、どのような対策をしたらいいですか?
1.グリスを塗る
2.差込部分(ジョイント部分)をクロスで拭く
3.諦めてそのまま使う
正解は...
2.差込部分(ジョイント部分)をクロスで拭くでした!
「金管楽器と同じようにグリスを塗ればスルスル動くようになるんじゃないか?」と考えた方もいると思います。
では、なぜグリスを使ってはいけないのか...
グリスを使うと余計に固くなってしまう!?
グリスを付けたあとはスムーズに抜差し(ジョイント)が出来るので効果があったように思いますが、そのグリスがホコリや汚れをフルートに付いてしまう原因になってしまうのです。
その為、ホコリや汚れのせいでグリスを塗る前より固くなってしまうことも...
クロスを使って汚れを落とそう!
写真のように、差込部分をクロスで拭いてください。
このように、受け側も拭くようにしてください。
すると...
スムーズに入るようになりました!!!
楽器をしまう前にお手入れの一環として取り入れてみてください。
楽器の表面を拭くクロスと別に差込部分を拭く用のクロスがあると、バッチリです!
クロスで拭いても改善されない場合は...
この部分に大きなキズがあったり凹み・歪みが出来ている可能性がございます。
その場合はすぐに修理へ出しましょう!
そのまま放置してしまうと...管が抜けなくなる原因になるかもしれません!
これでフルートの吹き...ではなくて、拭き上手になれましたね!
差込部分をクロスで拭くことをクセ付けましょう!
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