第1回「管楽器リペア担当 自己紹介&木管楽器のタンポについて」

過去に島村楽器の店舗ホームページ、ブログなどに掲載されたリペアやメンテナンスに関する記事をご紹介します。記事中の情報はすべて掲載当時のものとなりますのでご了承ください。

はじめまして!

島村楽器コクーンシティさいたま新都心店 管楽器リペア担当です。

しばらく楽器を調整に出していなくて状態がどうなっているか不安・・・、修理金額がどれくらいかかるのだろう、そもそも毎日のメンテナンスはこれであっているの?

それらのお悩み、遠慮なくお聞きください!

お持ちの楽器を拝見しながら、ご不明点にお答えします。

島村楽器 コクーンシティさいたま新都心店のリペアルームでお待ちしております!

第1回リペア情報発信!「タンポ交換しましょう。」

さっそく、第1回目の発信!です。

木管楽器吹きの方、ご自身の楽器を修理に出すとよく聞く言葉ですね。

私も1日に何回言っているか分からないです。

そもそもタンポって何なのか・・・第1回ではこちらを簡単にご説明します。

ずらっと並んだこちらの丸いもの、そう!全て木管楽器のタンポです。

楽器の種類や場所、メーカー・品番によっても使われているタンポが変わり、大きさ・材質・反射板(レゾネーター)の材質などの違いがあります。パッドと呼ばれることもありますね。

この写真を見ただけでどの楽器の、どのメーカー・品番に使われているタンポか分かったらすごい!!答えが気になる方は、お店で管楽器リペア担当に聞いてくださいね♪

タンポには、楽器にあいている穴(音孔・トーンホール)を指の代わりに塞いでくれるという役割があり、音孔がしっかり塞がっていないと息が漏れたり、音がはっきり鳴らない、雑音が出るなどの原因につながり、「吹きにくい!音が出ない!」ことになるわけです。

ほとんどのタンポは<奏者から見えてる側>皮→フェルト→台紙<キイ側>の順に重なっており、接着剤やネジでキイカップについています。

楽器を長く使っていてタンポ表面の皮が破けてしまうと、中のフェルトが剥き出しになってしまうので、レッスンや本番直前だと緊急事態ですね!

慌てて修理屋さんを探すことに…(汗)

緊急手術!とならない為にも、半年から1年に1度は定期点検・メンテナンスをおすすめしています。

「修理に出したら、タンポは破れていなかったのに何でこんなに交換数が多いのだろう?」と疑問に思ったことがある方もいらっしゃると思います。

リペアマンが楽器を見るとそろそろこのタンポは破けそう、表面の皮が古くなってきているな、タンポに汚れがついている・・・ということも早期発見できるので、破れていないタンポも交換対象としてご提案することがあります。

コクーンシティさいたま新都心店では、リペアマンと楽器の状態や、修理内容の相談ができるので、疑問点や不安なことがありましたら遠慮なくお伝えください。


最後まで読んでいただきありがとうございます!

タンポが破れてしまう原因は何だろう?タンポの調整方法は?他の楽器の修理やパーツについて、など情報発信!したいことがたくさんありますので、次回の更新をお楽しみに。

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