要確認! 楽器の正しい置き方とは?

こんにちは!杉浦です!

今日はトランペットあるある
な症状をご紹介します。



トランペットあるある

こちらの写真をご覧下さい☟☟☟

ベルのU字になる手前の部分です。

矢印周辺が、ウネウネしてますね。
へこみが何個もあり、歪んで見えます。

そして、すり傷もついています。
(実物はもっとよく見えます)

変色もなく、比較的キレイなのに
もったいないですね。

ですが「ある行動」を見直せば
キズとへこみを防げるんです!



キレイの鍵は「吹かない時間」

どうしてへこみやキズがついたのか。
この写真を見れば、よく分かるはずです☟☟☟

・ちょっくらお手洗いに…
・身体が固まってきたから体操しよう!
・お腹すいた!お昼休憩だ!

その時、こんな置き方していませんか?

そうです。
楽器を置く時が要注意なんです!



何気ない置き方であっという間に

ベルやU字の部分がはみ出すと
置く時に角が入り、へこみやキズがつきます。
楽器はとてもやわらかいですからね。

先程の楽器も、U字側だけでなく
ベルがはみ出していたであろう部分にも
キズとへこみがありました☟☟☟

何気ない動作の積み重ねで
ボコボコザラザラになってしまいます。

楽器は丁寧に、安全に扱いましょう!



正しいトランペットの置き方

正しい置き場所は、楽器がはみ出ない
安定した大きな台を選びましょう。

置く時は、やさしくゆっくりと。
ドンっと音がしないように。

ただ、このままでは
・近くの譜面台が倒れる
・ペンや楽譜が落ちてくる
等、別のアクシデントも考えられます。

躓いて転び、楽器の上にダイブ…!
なんて怖い修理も。

ですので、ケースにしまうのが一番安全です

ちょっとしたタイミング(お手洗い等)で
友達に楽器を落とされた話も聞きます。
短時間でもケースにしまうクセをつけましょう!



へこみとキズ

最後は、へこみとキズについてです。

工具が届く場所であれば
へこみのお直しは可能です

しかし、キズや金属のくもりは
残念ながら、お直しが難しいです。

これは、キズ消しをするために
楽器を研磨する必要があるからです。
ラッカー塗装と同じですね。


塗装修理は、音色が大きく変化してしまうので
「キズをつけない努力」をお願いします。



へこみ直し!

今回のへこみは、直せる場所でしたので
キレイに直します!

完成したのがこちら☟☟☟

歪んた部分が、キレイになりました!
ベル側はこんな感じです☟☟☟

もちろん、全てのへこみが
置く時につく訳ではありませんが
日頃のちょっとした意識で
楽器がキレイに保てます。

扱い上手さんへの第一歩として
ぜひ取り組んで下さいね!



今回の修理は
・ベル胴へこみ直し
・オイルグリスアップ
 です。

修理・調整代 税込9,220円(送料別)

※へこみが出来た時のキズや
 金属のくもり、修正跡等は残ります。



感染症予防にご協力ください

感染症予防の取り組みとして
調整にお預けいただく際は
以下項目のご協力をお願いします。

付属品の持ち帰り

修理に必要ない付属品(楽譜・チューナー等)は
基本的に、全てお持ち帰り頂いております。
詳しくは、受付スタッフにお尋ね下さい。

外観チェック

受付時、表面の拭き上げをお願いをする場合があります。

洗浄が可能です

金管楽器・金属製管体の楽器は、洗浄が可能です。
洗浄をご希望の場合は、受付スタッフにお伝え下さい。

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この記事を書いたスタッフ

管リペアセンター杉浦

中高6年間をトランペットとコルネットの二刀流で部活漬けの毎日を過ごしてきました!全国の皆様からのご依頼、心よりお待ちしております!

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