梅雨時の楽器たち

皆さん、こんにちは。

仙台長町モール店の今野です。

6月に入りジメジメした梅雨が近づいてまいりました。例年ですと東北は6月中旬に梅雨入りです。

シトシトと降る雨は好きでも、このジメジメが好きという方はあまりいないのではないでしょうか。

木材と金属と樹脂でできている楽器たちもこのジメジメは大の苦手です。

人が快適と思う湿度は40~60%と言われますが、楽器たちも同じ様な湿度が最適で、この範囲から外れてくると様々な影響が現れます。

今回は梅雨時ということで湿度が高い場合の影響と対策をご紹介します。

湿度が高いと起こる楽器への影響

木材は湿気を吸うと膨張します。膨張するとネックが反ったり、ねじれたり。

ボディも同様で、特にアコースティックギターのボディは膨張による変形で弦高が変化したり、サウンドにも影響が大きいです。

どのように変化するかは、製造時の木材の木取りや乾燥具合などで千差万別ですが、何かしらの影響はあると思ってもらっていいと思います。

金属は湿気による錆びが主な影響になります。

ギターやベースに使われる金属パーツは大体がメッキされているので錆びにくくはありますが、メッキの種類などによってはのくすみや腐食などが出やすくなります。

また、電気系のパーツ(ジャックやスイッチ、ポットなど)も主に金属でできているので腐食によりガリノイズなどの接触不良などが起きやすくなります。

更に高湿度に長期間置かれると塗装面などの樹脂部も含めカビが発生する恐れがあります。

このように湿気は楽器にとって大敵であると言えます。

ではどのような対策法があるのでしょうか。

湿度対策

対策としてまず意識することは、人が快適だと思う環境下での保管・使用を心掛けることです。

特に保管場所はできるだけ湿度管理の効いた場所を意識しましょう。エアコンの除湿機能やクローゼット内などの密閉場所であれば除湿剤なども有効です。

楽器店などで販売している楽器用の除湿剤・調湿剤をハードケース内などで使用するのも有効です。

調湿機能の付いたフレットガードなども販売されているのでフレットの保護と合わせて一石二鳥でおすすめです。

金属部の腐食やカビ対策には使用後の拭き上げが肝心です。湿度と直接は関係ないかもしれませんが、弾き終わったらクロスなどで全体を拭いてあげるとパーツの腐食はかなり抑えられると思いますし弦も長持ちします。

指板などの未塗装部にはオイルケアも有効です。



そして最も有効なことは毎日弾くということです。

毎日弾くことで楽器の変化に気づきやすくなりますし、早く変化に気づけば対応も変わってきます。

人間の病気と同じように早期発見・早期治療でリスクは減らせますので異変に気づいたらリペアマンにご相談ください。

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この記事を書いたスタッフ

仙台長町モール店今野

宮城生まれ東北育ちです。リペア・カスタマイズ・メンテナンス、ギター・ベース・ウクレレなどフレット付き弦楽器のことなら何でもご相談ください。

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