皆さまこんにちは!
ギターリペアマンの遠藤です!
7月も後半でようやく夏らしい天気になってきましたね。
今までのじめじめ天気はしんどかったです(低気圧に弱い人)
ちなみに私は季節で言ったら夏が一番好きです。
8月は最高ですね~
来月は久しぶりに海や花火、水族館に行って「夏」してきます(笑)
というわけで本題に入りましょう。
今回はレスポールタイプの配線材交換です!
そして今回のギターはコチラ。
Historyのレスポールタイプのギターです。良いギターですね。
皆さまこの記事を覚えていますでしょうか…
リペアマン遠藤の仙台リペアブログ~その19~BELDENヴィンテージ配線材入荷第二弾!
このギターに入れちゃいます!
楽しみですね~
その配線材がコチラ。
中身はこのようになってます。
スイッチ~ジャック間、スイッチ~リアPOT、スイッチ~フロントPOTの3本。
サウンドに重要な影響を与える部分ですね。
元のHistoryの配線はこのようになってます
バックパネルもノイズ対策。素晴らしいです。
では作業していきましょう…
いきなしですが空っぽです。なかなか見ない画ですね…
通していきましょう。
実はこの配線材、どれをどの線にするかと向きの指定があるんですよね。面白いです。
配線が通りづらかったので一旦ピックアップを外しましたが、レスポールの中ってこのように通ってるんですよ。知らない人も多いのではないでしょうか。
というわけで完了しました。
おや、コンデンサがいつの間にか変わってるようですね…
何でしょう。
最近流行っている鵺デバイスですね。
コチラもサウンドの変化に貢献してくれます。
依頼主のご要望でコチラも取り付けることにしました。
準備段階です。なんだか虫みたいですね(笑)
こんな感じです。
(配線材を変える前に取り付けしました)
これで全部終わりでセットアップをして終了…
おや、ピックアップもいつの間にか変わっていますね。
何でしょうか。
すでにお気付きの方もいるかと思いますがコチラです。
出ました!お馴染みジミーウォレスのPAFです。
そしてなんと珍しいリード線が4芯のタイプです。
このギターはトーンのプッシュプルポットによって、ピックアップがコイルタップできる仕様でしたね。
それに合わせて4芯のタップ線が出ているものをチョイスしました。
ようやく全ての作業が完了しました。
お疲れ様です。
本当は配線材諸々の交換前にサウンドチェックをして、一つ一つをパーツを変えてはサウンドチェック…のような実験をしながら効果を見たかったのですが、今回は時間の都合上出来ませんでした。
どのパーツがどの効果に当たったかはちょっと今回言いづらいのですが、トータル的にこれまで聞いてきたどのレスポールの中でも一番レスポールらしい音だと私の中では感じることが出来ました。
そして抜群の抜け感、圧倒的なレンジの広さに驚きました。ジミーピックアップを強烈にプッシュしてるというか、今まで聴いたことのないようなサウンドには感動すら覚えるようでした。うまく言い表せないのがもどかしい程です…
お客様にもとても喜んで頂けました。
いかがでしたでしょうか?
配線材はもちろんですが、コンデンサを変えてみる事でもサウンドの変化を得ることが出来ます。
ちょっと興味があって試してみたい!という方はぜひお気軽にご相談下さい!
以上、リペアマン遠藤でした!
またお会いしましょう~
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