こんにちは!
ギターリペア工房、井上です!
早いもので2018年もあと一ヶ月となりました。
どことなく街にも忙しない気配がやってきているような気がします・・・
やらなければいけない事はきっちりと熟して気持ち良く新年を迎えたいですね!
さて今回、ご紹介するのはレスポールタイプのピックアップ交換です!
ただ、搭載されるピックアップは少し珍しいモデルになります・・・
それはSeymour Duncan Invader™!!!
このピックアップ、見たことがある方は多いかと思いますが
実際に搭載して音を聞いたことのある方はあまりいないかと思います。
せっかくなのでピックアップのレビューもしながらリペア作業をご紹介していきます!
Seymour Duncan Invader™ってなんだろう
まず、Seymour Duncan Invader™について簡単にご紹介します。
このピックアップはコンセプトとして
「パッシブでありながらヘヴィでパワフルなサウンドを」という事のようです。
そのコンセプト通り、磁石はセラミックを使用する等して出力の強いモデルへと仕上がっております。
しかしこのピックアップの最大の特徴と言えば見た目・・・
早速、ご覧ください。
いかつい・・・
もう見るからにヘヴィでパワフルな音を奏でてくれそうです。
今回はこのピックアップをリア側に。
フロント側には同じくSeymour DuncanからJazz model™を搭載します。
それでは作業へと行ってみましょう!!
交換してみよう!
まず、最初の状態がこちら。
蛇柄のボディが格好良いですね・・・!!!
現状のピックアップもハムバッカーですので出力自体は十分です。
ただこの見た目に前述の新しいピックアップ・・・
相性バッチリではないでしょうか・・・!
ということで作業を始めます!
まずは既存のPUを外します。
ここで大事なチェックが一つ。
ザグリの寸法の確認です。
ピックアップによっては高さや幅が合わないものがあります。
その為、ピックアップの購入前にしっかりとザグリの寸法を確認する事をお勧め致します。
ザグリの寸法も問題ありませんでしたのでお次はPUの通電・位相チェックになります。
今回はフロントとリアで同一メーカーのピックアップを使用するので基本的には問題ありませんが、
搭載する前にテスターでしっかりチェックを行います・・・
通電・位相チェックもOK!
あとは通常通りにハンダ付けをしていき・・・
完成!!!
肝心のサウンドは・・・
やっぱりパワフル!!!
ただパッシブだからなのかクリーンで弾くとタッチニュアンスが顕著に表れて、
表情豊かなサウンドメイクが出来そう・・・
想像以上に幅広いジャンルへの対応が可能だと感じました。
またフロントにJazz model™を搭載している事もあり、ミックスサウンドは良い具合に落ち着いていて
バッキングパートにも魅力的なサウンドかと思います。
もちろん見た目も蛇柄とマッチしていて完璧!!
弦高やネック反りをバッチリと調整してしっかりサウンドチェックをさせて頂いた後、
こちらのギターはお客様の元へと戻っていきました・・・
ピックアップ換えてみたい・・・
でも、自分でやるのはさすがに不安・・・
出したい音がある・・・
でも、どのピックアップに換えれば近づくのか分からない・・・
そんな悩みをお持ちのあなた!
是非ともお近くの島村楽器へお越しくださいませ!
今回の修理内容
- ピックアップ交換 2ヶ所(弦交換含む)
- 交換用ピックアップ 2個 (Seymour Duncan Invader™、Jazz model™)
合計金額 | ¥32,724(税込)+弦代+送料 |
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*修理費用は同じ症例でも楽器の種類や形状・仕様によって異なる場合があります。
ご不明な点はお近くの島村楽器にぜひともご相談ください。
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