【PLEK】オペレーター小林のPLEKレポート:#8 PLEKを使用したナットの作成
皆様こんにちは!
名古屋パルコ店 PLEK担当の小林です。
今回の記事ではPLEKを使用したナットの作成工程をご説明していこうと思います!
是非最後までご覧ください!
作業開始
PLEKでナットを作成する場合、まずは写真のように溝の入っていないまっさらなナットの状態から開始します。
※この時点でナットの厚みと幅の調整を済ませてありますが、高さの調整と溝は手を付けていない状態です。
次に製作するナットのデータを入力していきます。
ナットの厚み、ナット上面のラディアスや角度、弦の埋まり具合などエトセトラ……
入力データは好みに応じて変更する事も可能です!
データの入力が終わったら、まずは弦を張る為の仮溝を切削していきます!
仮溝の作成~本番の切削
今のままですと弦が張られておらず、PLEKによる楽器のスキャンができませんのでまずは弦を張るための溝を掘っていきます!
PLEKでは弦が張られていない状態でも、入力したデータ等を基に適切な位置にナット溝を切る事ができるんです。
あくまで仮の溝になりますので高さに余裕がある状態ではありますが、これで弦を張る事ができます!
弦が張れてしまえば……後はPLEKの十八番ですね。
弦を張った状態で楽器のスキャンと、すり合わせを進めていきます。
PLEを使用したこの辺りの調整については、以前のブログでも紹介させて頂きましたね。
【PLEK】オペレーター小林のPLEKレポート:#4施工の様子をご紹介!(前編)
すり合わせが完了したら、切削後のフレットの高さに合わせてナットの整形と溝の切削を行っていきます。
最初に設定した形状に合わせてPLEKが自動的に整形を行ってくれる他、弦溝もフレットの状態に合わせて切削してくれます!便利!
仕上げ~完成!
これで全体の形状や弦高については指定通りのナットが完成しました!……とは言っても四隅の角は立っているし、切削の痕も残っているしでこのままお戻しするわけにはいかないですね。
最後は通常の工程と同じくヤスリなどを使用して磨いていきます!
便利になっても、やっぱり人の手は必要って感じですね。
いかがでしたでしょうか?
もちろん人の手で作成しても基本的には同じものが出来上がるのですが、PLEKを活用すればこんな風に作成する事も出来ちゃいます!
データも残す事ができ、調整後のケアもバッチリ可能ですので是非お気軽にお持ち込み下さいませ!
それでは!
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