【PLEK】オペレーター小林のPLEKレポート:#4施工の様子をご紹介!(前編)

皆様こんにちは!

PLEK担当の小林です。

3月も残り1/3ほどとなりました・・・最近は花粉症がひどくなってきたので対策に余念がありません。

良い対処法があれば教えていただきたいところです。


今回の記事では実際にPLEK施工中の様子を一通りご紹介してみようと思います!

本記事では前編という事でフレットのすり合わせの工程までを解説していきます!

是非参考にして頂ければ幸いです!

PLEKへの取り付け

まずは備え付けのバンドを使用して楽器本体をPLEKに固定します。

大抵の楽器は取り付けることが可能となっておりますが、一部の変形楽器などはPLEK内での固定が不十分になってしまう為、施工をご遠慮頂く場合がございます。

また、一部ヘッドレス系の楽器も固定バンドで楽器を抑える事が困難な場合は施工が出来ない場合がございます、予めご了承ください。

楽器データの入力

施工楽器の種類、フレット数、張っている弦やチューニングなど、スキャン前に必要な各楽器のデータを打ち込んでいきます。

楽器の種類や使用している弦やチューニング等を入力完了したらいよいよスキャン開始です!

PLEKによるスキャン

画像中央のセンサー(金色の部分)が楽器のスケールや各弦の位置、弦高など指板上の状態を読み取っていきます。

特徴としてPLEKではチューニングした状態でスキャンを行うため、より演奏時に近い状態で指板上の情報をチェックする事が可能になっています。

4~5分程度でスキャンが完了し、楽器の状態がデータとして出力されます。

スキャンが完了しましたら早速データのチェックと目標弦高の設定をしていきます。

「今より低く・弾きやすくしたい」「弦高は今のままで調整したい」といったザックリとした内容から、「1弦は〇〇mmで~」といったマニアックな内容まで、自由に設定する事が可能です。

また、スキャンデータの読み方についてはこちらの記事で解説しておりますので是非ご覧ください!

今回は弦高が高くて弾きづらい、といった内容のご相談でしたのでお持ち込み時よりやや低めの調整でご提案しています。

その他にも上記の様なデータの場合「ネックの波打ちが見られるな~」というように各楽器ごとに問題点を洗い出し、それに応じた調整のプランニングを行っていきます。

すり合わせ

調整内容が確定したら弦を外し、施工中に動かないようヘッド部分以外もしっかりと固定してフレットのすり合わせを行っていきます。

PLEKにはフレットのすり合わせ専用の3種のカッターが備え付けられており、打ち込まれているフレットのサイズに合わせてフレットを切削することが可能となっております。

また、フレットの高さもスキャンにて計測可能なため切削時に低すぎると判断された場合にはすり合わせではなくフレットの打ち換えを提案させて頂く事もあります。

施工前にはなるべくフレットの切削量を抑えられるようにトラスロッドの調整を行い、1/1000mmでカッターの動きを設定します。

また、弦を張った状態と外した状態の両方でスキャンを行い、切削完了後に再度弦を張った状態で理想的な状態になるように自動的に補正してカッターを制御します。

写真の様にフレット1本1本に対してカッターで順番に切削を行っていきます。

切削量が多い部分は2回、3回と回数を増やし少しずつ削るため人の手では難しい最小限の切削量での仕上げが可能になっています。

前編はここまで

いかがでしたでしょうか。

PLEKでは今回のようなアプローチ以外にもお客様のご希望と楽器のスキャンデータを参照してピッタリな調整プランをご提案可能です。

気になった方は是非名古屋パルコ店までお問い合わせ下さい。

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この記事を書いたスタッフ

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