リペアマン遠藤の仙台リペアブログ~その77~ロッキングジャック交換の巻!

みなさまこんにちは!

リペアマン遠藤です!

かなり久しぶりの投稿となりますが、仙台ロフト店ギターリペアが怒涛の混み状況となっており、なかなかブログが書けずにおりました…

私は相変わらずバリバリとこなしておりますので、どうぞリペアにいらっしゃって下さい!

まずはこちらをご覧下さい。

Ibanezのヘッドレスエレキベース、EHB1005MSのジャック部分です。

注目すべきはIbanezのBTBやEHBシリーズのベースによく用いられる、Neutrik製ロッキングジャックです。

特徴としてはシールドをジャックに挿すとロックがかかって抜けなくなります。抜く時は赤いロック解除ボタンを押しながらでないと抜けない構造になっています。

この機能によって演奏中にシールドを踏んだりした時に、不用意に楽器からジャックが抜けるという事を防ぐ事が出来ます。

こちらのメリットは何と言っても一度挿したら簡単には抜けない事です。

そしてデメリットは同じく簡単には抜けない事です。

もはや表裏一体なわけですがこのロッキングジャック、シールドを抜きたい時に抜けないわけですね…


赤いロック解除ボタンが押し込みにくく力が要ります。私でもけっこう頑張ってやっと抜ける感じです。

このロッキングジャックは頻繁な抜き差しを想定したものというよりは、本来挿しっぱなしのケーブルに使うような用途だと思われます。

ただ、今回のベースは電池が使われているタイプなのでシールド抜かないと電池を消費し続けるので挿しっ放しはNGです。抜きやすくなくてはいけません。

シールド踏んだりして抜けるのを防ぐ為には、そのまま垂らすのではなく楽器のストラップ部に挟めばよいのです…


というわけで今回の依頼ですが、先述したロッキングジャックならではの悩みを解消すべく通常のジャックに交換していきたいと思います!


まず用意するのは角型ジャックプレートとジャックです。

電池を使う楽器なので今回はステレオジャックを使用します。

裏パネルを外しました。元々のロッキングジャックはこのように取り付けられています。

ジャックを外したら元のビス穴埋め、新しく取り付けるジャックプレートの穴の位置を決めて空けて取り付け配線します。


無事に新しいジャックとプレートが付きました!完成です!

お客様にもとてもご満足頂けました!

いかがでしたでしょうか?

Ibanezユーザーで意外とお困りの方も多いのではないでしょう。ぜひお気軽にご相談下さい!

以上、リペアマン遠藤でした!

またお会いしましょう~

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この記事を書いたスタッフ

仙台ロフト店遠藤

宮城県出身。長野県でギター製造に携わった後2017年から島村楽器仙台イービーンズ店の店頭リペアマンとなり、現在の仙台ロフト店に至ります。仙台のリペアは遠藤にお任せ下さい!

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