Vintage Guitar オーバーホール(レストア)
どうもこんにちは
ビンテージギター大好きマンです
今に始まったことでは無いですが最近グッとビンテージギターの値段が上がりましたね
買うか迷われている方は今日この瞬間に買うべきです
というわけで今回はビンテージギターのオーバーホール(レストア)を紹介します。
作業を行うギターは1977年製 Fender Stratocasterです。
作業前は↓こんな感じでした。(作業前の写真撮影を忘れているのを作業中に気づいて撮りました)
かなり汚れていてボディ(塗装)も曇っています。
クリーニングしていきやす
クリーニングしたら綺麗になりました↓
そして今回のメインリペアはTONEを絞っても効かないのでTONEが効くようにリペアしてくださいという内容。
この時代のストラトはピックガード裏に貼られているアルミシートで各POTのアースを繋げているので、POTが緩むとアルミシートとの接続が不安定になり、TONEが効かなくなることが多多あります。
今回のストラトもTONE POTが緩んでいたのでしっかり増し締めして取付したら直りました。
今回のようにピックガード裏のアルミシートで各POTのアースを接続している仕様のギターはPOTが緩んでTONEが効かなくなるパターンがビンテージギターに限らず多いです。
対処方法として各POTに配線材を使いアースを確実に接続することにより、POTが緩んでも確実にアースが接続されるように改善できます。
ただこのギターはフルオリジナルでかなり綺麗です。(綺麗にした)
エレキギターは特にオリジナル度が重視されるので今回はあえて新たにアースを取り付けることはしませんでした。
ライブやレコーディングなど仕事で使うので確実に動作するようにしたいという方はアースを追加で取り付ければ良いと思いますし、コレクターでとにかくオリジナルコンディションで所有したい方はこのまま使っていき、POTが緩んだら再度増し締めすれば良いと思います。
この判断は次のオーナーへ委ねます。
パーツもクリーニングします。
70年代後半のサンバースト!という感じがしますね
クリーニングが終わったら弦をシュシュっと張って調整して完成です。
ブリッジカバーや当時の書類が残っていて素晴らしいです。
フラットポールピースのピックアップが好きであえて70年代後半のストラトを買った事もあります。ボディが重く、ストラップを使って弾くと肩が痛くなるので売ってしまいましたが・・・・・音が良かったので売らなくても良かったと今更後悔してます。
今回の修理内容
- オーバーホール
合計金額 | ¥15,400(税込) |
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*修理費用は同じ症例でも楽器の種類や形状・仕様によって異なる場合があります。
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