リペアマン遠藤の仙台リペアブログ~その69~ブリッジ作製・リペア仕事納めの巻!

みなさまこんにちは!

リペアマン遠藤です!

気付けば2021年も残り僅かです。早いですね~

今年こそコロナが収まるといいな…と思っていましたが、来年に期待しましょう。

皆さまにとってより良い年になる事を心から願います。


リペアマン遠藤は本日12月28日が仕事納めです。明日よりリペア休業となります。

来年の1月3日から仕事始めとなります。皆様よろしくお願いします!



今年も様々なリペアをやってきました。

体感的にはアコースティック系の楽器の割合が多かったような気がします。

リペアブログも比例して割合多かったですね。


というわけで今年最後のブログもアコースティック系のリペアでお送りします。

まずはこちらをご覧ください。

あらまぁ…

Martinのエレガットですが、ブリッジが破損していますね。

これはかなりの力、衝撃が加わったものと推測できます。

軽度のブリッジ割れなら再接着もアリですが、強度的に厳しいと判断した場合はブリッジを新しく作り直します。

というわけで今回のリペアはブリッジ作製です。


では早速作業に入っていきます!

ブリッジを新規作製するので元のブリッジの寸法を正確に採寸する必要があります。

その為にまずは残っているブリッジを綺麗に外します。

外れました!

ちなみにボディのブリッジ接着面に空いてる穴はアンダーサドルピエゾPUを通す穴です。

外したブリッジを仮組みして寸法を細かく採寸します。

元のブリッジの木材がエボニーなので新規のブリッジもエボニー材で作っていきます。

もちろん違う木材での作製も可能です!

過去のブリッジ作製の事例→リペアマン遠藤の仙台リペアブログ~その30~リペア仕事納め!

木材加工といえばこれ、トリマーの出番です。

厚み出し、寸法出し、溝掘りと9割くらいはトリマーで加工します。

作業台にバリケードを築いてヴィィーンと削りまくります。かなりうるさいので作業してるのがすぐ分かりますね…

ブリッジ側面の弦を通す穴をボール盤で空けて、最後は手作業でペーパーの番手を上げながら仕上げていきます。

上記画像の上が元のブリッジ、下が作製したブリッジになります。

そして作製したブリッジを接着!

接着後は外したPUを組み込み全体調整をして完成です!

綺麗に仕上がりました!

これでまた気持ちよく弾く事が出来ますね…!


今年もたくさんの作業をしてきました。

こんな内容のリペアって出来るのかな~と悩まずにまずはお気軽にご相談下さい!


今年もあと数日ですが皆様には大変お世話になりました…!

来年もよろしくお願いします!



以上、リペアマン遠藤でした!

またお会いしましょう~

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この記事を書いたスタッフ

仙台ロフト店遠藤

宮城県出身。長野県でギター製造に携わった後2017年から島村楽器仙台イービーンズ店の店頭リペアマンとなり、現在の仙台ロフト店に至ります。仙台のリペアは遠藤にお任せ下さい!

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