誤魔化しは効かない!黒ボディの打痕修正
皆さんこんにちは!
今回はヘッド先端の打痕修正の様子をご紹介致します。
このタイプのヘッドは気を張っていても打痕が付いてしまうものではございます。
元々はピックアップ交換のご要望でお預かりしていた楽器ですが、
お客様からご要望を承り、塗装まで行わせて頂きました!
塗装場での様子にはなりますが、修正前はご覧の様に木材まで見えておりました。
ここから凹みの修正、黒色の着色、トップコートの吹き直しを済ませた状態がこちら。
さて、元の見込みとしてはここからトップコートを綺麗に磨いてバフ掛けし、
綺麗なツヤツヤの状態になるはずだったのですが・・・
ここでタイトルの伏線回収。
特に黒色は塗装の境目が目立ってしまうので、誤魔化しがきかない、とはこの事なんです。
元の塗装と新たに吹いた塗装の境目がどうしても目立ってしまい、
ここで作戦変更です。
ネックグリップの裏にかかる様に、塗装の範囲を広げる手法を取りました。
範囲としては写真の通りです。
ここまで塗装を吹いた上で、境目が目立ってしまわないか、一旦磨いて確かめてみます。
いかがでしょうか。
指で示した辺りは丁度1フレット辺りになるのですが、そこからネックグリップの丸みに従って
反対側のフレット端までが塗装の境目になっております。
現物を見ていた私自身も、言われなければ分からないのでは?!と胸を張れる程に馴染んでおります。
ここからは、ヘッドの側面・裏面も同じ様にツヤツヤに磨き、塗装作業は完了です。
もはや背景の方がはっきり見える程にツヤツヤです。
我ながらに良い仕事が出来ました。
この後、ペグを組み込み直し、ブラックタスクを用いてのナット交換、
フレットのすり合わせまで行い、演奏性の面もしっかりと仕上げた上で全ての作業が完了です。
・打痕の部分修正工賃
・ナット交換工賃
・フレットすり合わせ工賃
・ブラックタスクナット材代
・弦代(ダダリオ EXL120)
合計金額 | ¥44,559(税込)+送料 |
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