リペアマン遠藤の仙台リペアブログ~その55~エンドピンジャック緩みの巻!

みなさまこんにちは!

リペアマン遠藤です!

春なのでギターを始めてみた!という方も多いのではないでしょうか?

エレキ、アコギ色々ありますよね~

アコギでも最初からピックアップが付いてるエレアコから始める方も多いでしょう!

そこでちょっとありがちな症状というものがありますので、今回紹介していきます!


まずはこちらです。

このギターはエレガットですがエレアコでも多い症状です。

写真だけだと一体どこを直すんですか~という感じですがここです。

エンドピンジャックです!

ボディとエンドピンジャックの間に隙間が出来てジャックのねじ切部分が見えています。この状態だとまずいのです。

この状態ではギターに固定されずにゆるゆるになっていてシールド差した時にジャックごとぐらぐら動きます。

そして内部の配線がねじ切れて最悪の場合は断線します。


そうなる前に締め直していきましょう!


まずカバーを外すとこのようになっています。


外側の六角ナットが緩んでいるのであればそこを締めて作業は終わりですが、今回のケースは違います。

六角ナット締まってるけど何かぐらぐらするという症状なのです。


その場合は一旦全て外しちゃいます!

before

サウンドホールからジャックを引き出します。

ボディ内部側にも六角ナットやワッシャー類が付いています。

このパーツの位置を変える事でボディサイドから出てるジャックの露出量を変える事が出来るのです。

after

先ほどよりも露出量が変わりましたね。

先端の細くなっている部分との段差が中に隠れるくらいの位置に設定しました。


ちなみにエンドピンジャックを穴から引き出す事は出来ても元に戻すのがけっこう難しいです…

特に今回のような薄胴タイプだとそもそもボディの奥まで手が入りません。

それでも工夫して取り付けしていきます!

外側のワッシャーと六角ナットを取り付けました。がっちり固定しました。

シールドを刺してみてジャックが動かないことを確認したらカバーを取り付け完了です!



いかがでしたでしょうか?

エンドピンジャックが緩んできたな~と思ったらまずチェックしてみて下さい。

そしてご自身での修理が難しいと感じましたらお気軽にご相談下さい!



以上、リペアマン遠藤でした!

またお会いしましょう~

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この記事を書いたスタッフ

仙台ロフト店遠藤

宮城県出身。長野県でギター製造に携わった後2017年から島村楽器仙台イービーンズ店の店頭リペアマンとなり、現在の仙台ロフト店に至ります。仙台のリペアは遠藤にお任せ下さい!

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