YAMAHA EAD10とは?
2017年に発売されたYAMAHA EAD10と、EAD10を活用するためのスマホアプリ「Rec’n’Share」。実はこの「Rec’n’Share」、これまではiOS版のみしかリリースされておりませんでしたが、遂にAndroid版がリリースとなりました!
Andoroid版「Rec’n’Share」のリリースで再び注目が集まるEAD10。ドラマーであれば誰もが所有していたいアイテムですが、その魅力について数回に分けた連載形式で迫ってみたいと思います。
実際にEAD10+ハンディレコーダーでセルフRECしてみた!
今回は、前回紹介した方法で実際にドラムのセルフRECを行ない、カバーかつ冒頭のみではありますが1曲録ってみました!
制作環境
ギターはHelix LTからインターフェースへ(ギターの腕前は察して下さい…)。他のパートは打ち込みです。そしてドラムはYAMAHA EAD10 + ハンディレコーダーZOOM H2nによる4 ChセルフREC!カバーした楽曲はμ’sのLOVELESS WORLDで、ドラムの演奏はお馴染みのケイハチ王子にお願いしました。
ご視聴ください
最初にEAD10 + H2n、次にEAD10のみ、そのまた次にH2nのみ、最後にもう一度EAD10 + H2nの順で編集しました。
EAD10 + H2n
3通りのマスタリングを聴いて頂きましたが、それぞれの印象をつらつら書いてみようと思います。まずはEAD10 + H2n。その手軽さからは想像できない仕上がりではないでしょうか。オーバーヘッドマイクとして設置したH2nの影響か、太鼓一つ一つにマイクを立てた場合とは違う、生々しいサウンドです。前回、EAD10の弱点として挙げたシンバルの収音についても、しっかり克服している事が分かると思います。
EAD10のみ
曲の始まりすぐの部分はEAD10だけでも十分素晴らしいです(EAD10だけで仕上げる事を想定していなかったので、かなりコンプが強いですが)。EAD10だけの方が好みという方も多そうです。しかし、ストリングスが加わってくると、バスドラム以外のドラムサウンドがかなり埋もれてしまっていると感じました。トラック数の多い楽曲では、EAD10だけでは辛いようです。逆に言えば、シンプルな編成であればEAD10だけでも十分対応できそうです。
H2n
オマケとして、H2nのみでも編集してみました。オーバーヘッドとしての設置なので、上記2つと比較するのはフェアでないですが、EAD10の弱点克服の秘密を感じて頂けたらと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?EAD10 + ハンディレコーダーのポテンシャル、かなりスゴイと感じました。自宅からスタジオへ持ち出す機材の量、セッティングに要する手間・技術…。アマチュアで音楽をされている方ならではのネックがありますが、今回紹介した方法は、費用対効果という点においてかなり優れた方法ではないでしょうか。今までドラムは打ち込みだったけど、本当は生演奏で製作を行いたいと思っていた方、ぜひ挑戦してみてください!
YAMAHA EAD10 製品情報
ブランド | YAMAHA |
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型名 | EAD10 |
定価 | オープンプライス |
販売価格 | (税抜)¥46,000(税込)¥50,600 |
JAN | 4957812619691 |
発売日 | 発売中 |
この記事を書いた人のお店
店舗名 | 島村楽器 八王子店 |
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