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【徹底検証】 ディクソン (Dixon) のツインペダルを試してみた。発売迫る「 プレシジョンコイル ペダル」、実力やいかに !?

トリヅカが書いた記事

発売間近!ツインペダルをレビュー

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先日アップのプレジションコイルペダルの記事、おかげさまで大反響ですが、ご覧いただけましたでしょうか。

2016年夏の発売ということで準備中ではありますが、札幌パルコ店梅田ロフト店の店頭での先行展示も開始しています。世界に先駆けての先行展示です。そして予約も受付中です。お近くの方はぜひお試し下さい。

さて、そんななか、プレシジョンコイルのツインペダルを検証することができました。これまでの「徹底検証・ペダル編」はシングルペダルでお届けしていましたが、今回は続編としてディクソンのツインペダルをご紹介いたします。

プレシジョンコイル・ツインペダル「PP-PCPD」

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型名:PP-PCPD

販売予定価格:¥51,800(税抜) / ¥55,944(税込)

専用キャリングケース付属

2016年夏 発売

メインフレーム内にスプリングを横向きに収めた独特の構造はシングルペダルの検証の記事でご紹介いたしましたが、その構造はツインペダルも同じです

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ベアリング内蔵のツインペダルロッドの連結部。ガタツキも無く、角度をつけてもスムーズな動きが得られます。

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シングルペダル同様、左足側ペダルもビーター角度とフットボード角度が独立して調整できます。

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レッグ回転式のハイハットスタンドを使用すれば、大きめなスプリング格納部も問題なくセッティングできました。(スタンド構造にもよりますが、レッグ固定式のハイハットスタンドですとセッティング位置に若干制約があります)

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専用キャリングケース付属。

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プレシジョンコイルの面目躍如と言えるツインペダル

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 (アタック感は、フェルト側での★です)

  • 足に吸い付いてくるような驚きの戻り感が特長のプレシジョンコイルペダル。ツインでもその感覚は変わらず。
  • ガタつきのないしっかりしたロッドのおかげで、左足を演奏したときのロスもほとんど感じられない。
  • 踏み込み始めからヒットの瞬間、戻りまでずっと同じテンションがかかるかのような感触。まるでボールをドリブルしているような感覚で連打が可能。そのため高速連打の際にも非常に有利。
  • ほどよい低音感。小さめのビーターヘッドであるが、十分音量は出せる。ビーターの金属面でも嫌みのないアタックで使いやすい。
  • 他メーカーのビーターとも互換性あり。戻りの強さがあることから、軽めのビーターと相性が良い印象。また、付属のビーターウェイトはかなり重めなので、高速連打やコントロールを重視する場合は外して使用するのも良い。
  • ドラム機材の歴史の大きな1ページとなるといっても過言ではないペダル。ツインペダルではその優位性がさらに発揮される印象。フットワーク探求に余念のないドラマーさんはぜひ試してみて欲しい、驚きの感触のペダルです。

ディクソン ツインペダル PP9380D

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 シンプル・イズ・ベストを体現するベーシックモデル

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 (アタック感は、フェルト側での★です)

  • 軽い踏み込みと素直な戻り感でとにかく扱いやすいペダル。短めのスプリングは程よく効いて、心地よい軽さの踏み込み。
  • 軽快なつくりのおかげで左足ペダルももロスをほとんど感じることなく、スムーズな踏み込みと戻りの感覚が得られる。
  • フットボードのデザインの刻印が深めでしっかり踏み込むことができる。スニーカー等と相性がよい。(裸足、靴下の方は好みが分かれるかもしれない)
  • 他モデルと比べると若干コンパクトな音像の印象はあるが、それでも音量も十分出て、低音やアタックもどちらかが突出しない、まとまりのよいサウンド。
  • 角度調整はチューニングキーだけで簡単に調節可能。ビーターの傾きとフットボード角度は連動してしまうものの、簡単に調節できる点はとても良い。
  • 初心者の方のはじめてのペダルにはもちろん、電子ドラムでの自宅練習用や、軽快なペダルを探している上級者の方にも十分おすすめできるモデル。

ツインペダル編 おしまいに

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今回ベーシックモデルと最新機種の2機種を検証してみましたが、両モデルとも堅実な、つくりの良さが印象的でした。

プレシジョンコイルペダルは、独特の跳ねるような戻り感はツインペダルでこそ優位性を発揮するのではないでしょうか。ツインペダル初心者の方でも左足の動きを習得しやすいのではないか、と思いました。

PP9380Dは、お求めやすい価格帯ながら、十分な安定感と反応の良さがありました。思わず、「おぉ、これでいいじゃん…」とつぶやいてしまいました。

シンプルさを選ぶか、最先端を選ぶか…

ペダルえらびの楽しみがまた増えました!

ペダル検証はさらに続きます。

この記事を書いた人

札幌パルコ店 ドラム担当 鳥塚

ドラマーさんのお悩み解決のため毎日元気に営業中!

ドラム情報アカウント、@tomtom_toriduka の中の人です。

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