期間限定開催!ドラマーのためのドラム大展示会「DRUMS SHOW」

【ドラムを趣味にしよう!】ドラムを趣味にするって大変?…メリットとデメリット、そしてデメリット解消法をご紹介!

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【ドラムを趣味にしよう!】ドラムを趣味にするって大変?…メリットとデメリット、そしてデメリット解消法をご紹介!

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

皆さんこんにちは!
ドラマー Kです。

今月からMyDrumsにて記事を書くことになりました。
よろしくお願いいたします!

(私にプロフィールは文末にございます。ぜひご覧くださいませ!)

ドラムを趣味にするって…?

ドラムを趣味にするってどうなの?

ドラムに興味はあるけれど、疑問や不安に思うことが多いかもしれません。

今回はそんなあなたの一助になるべく、メリットとデメリット、そしてデメリットの解消法を考えていきます。

ドラムを趣味にするメリット

初期投資が安い

例えば「バンドでエレキギターを始めよう!」と思ったとします。
「島村楽器 オンラインストア」に掲載されているエレキギター初心者セットの場合、最安値のセットはこちらです。

それに比べてドラムは、スタジオに行けばドラムセットが設置されていることがほとんどです。
料金もスタジオ使用料金に含まれているので、極論を言うとスティック1ペアあれば始められます。

文字通り「ケタ違い」に安いです。

※「ドラムスティックだけあれば始められる」というのは上記で述べたとおり極論です。
スティックと一緒に用意した方が良いものはあります。
それは追々ご紹介いたします。

とりあえず叩けば音が出る

「叩く」という動作は原始的なものです。

例えばギターはコードの押さえ方を知りそれを体得しなければならないのですが、ドラムはとりあえずタイコやシンバルを叩けば音を鳴らすことができます。
Fコードが押さえられなくてギターからドラムに転向した、なんて方も多いのではないでしょうか。

ものを叩いて音を出す、という動作は原始時代から行われていると聞いたことがあります。
もはやDNAに埋め込まれた動作ですから、入りやすいのではないでしょうか。

※実はこれも極論で、原始的な動作故に叩き手によって違いが如実に現れます。
それが楽しいのですが、とてもとても奥の深い世界です。

まさに芸術。アートです。

自分に合った楽しみ方ができる

私がドラムを叩き始めた頃には電子ドラムという超有能なアイテムがありませんでした(あったのですが一般人の手に届く価格ではなかった)。
なので実際にドラムを叩けるのはスタジオや部室に行った時だけで自宅で手足のコンビネーションの練習なんてイメージトレーニングでしかできませんでした(イメージが強くなる分、それはそれでよかったのかもしれませんが)。
自宅でできるのはスティックで枕を叩くことくらい…。

しかし現代は自宅練習用の電子ドラムがリーズナブルに入手することができます。

最大の懸念である振動や騒音の対策が施されたセットも存在します。

アパートやマンションにお住まいの方でも、深夜でなければ電子ドラムを叩けることが多いです。

また、一昔前ですと「ドラムはバンドで叩くもの」と考えられていました。
しかし現代はYouTubeやtiktokなどのSNS等に「叩いてみた」動画を上げるのが主流になりつつあります。
ドラム=バンド、という形が崩れ、新たな楽しみ方が生まれているわけです。
これも楽しみ方の一つですね。

共通の趣味を持った人たちと知り合う機会ができる = 人間関係の幅が広がる

要は友達ができます & 増えます。

バンドを組んだりして複数人で演奏する場合は言わずもがな。
同じ時間を共有することで仲間としての絆が深まります。

一人で活動する場合も、HPやSNSを利用して多くの演奏者と繋がることができます。
オフ会などを開いたりしてリアルでも知り合えたりすることもあります。

良い経験が得られる

ドラムをやるからには目標があると良いです。
例えば、

  • まずは8ビートからだ!
  • ここでキック(バスドラム)の音を一つ増やしてみよう…
  • できるだけ早く叩くんだ!
  • この曲を叩けるようになろう!(一人で、バンドで、カラオケに合わせて…)
  • ライブに出るぞ!
  • 動画を撮ってYouTubeにアップするぞ!

…などなど…。
それを達成するために一つ一つ障害を超えていくことで自身の心が養われます。

単純に、できることが増えると嬉しいですよね。

身体にも心にも良い

「ドラムって力が必要そう」とお考えではないでしょうか?
私も高校生の時はそうでした。

しかし実はそんなことはありません!(断言)

10年ほど前に当社札幌パルコ店にて行われた、今は亡き日本を代表するドラマー、村上 “ポンタ” 秀一さんのセミナーの様子を伝えた記事がこちら。

この中でポンタさんは「現存する楽器で一番楽なのはドラム 力で叩くのではない。反動を利用する。」とおっしゃっています。
教則DVDか雑誌インタビューでも同じようなことをおっしゃっていた記憶があります。

そう。
力は必要ないんです。
この「反動を利用する」という身体の動きがとても大切で、普段の生活でも大変役立ちます。
重いものを持ち上げる時だったり、子供とキャッチボールをする時だったり…。
その感覚を養うのにドラムはとても有益です。


「音楽療法」という言葉を聞いたことはありませんか?

音楽を聞いたり演奏したりする際の生理的・心理的・社会的な効果を応用して、心身の健康の回復、向上をはかる事を目的とする健康法、代替医療あるいは補完医療

引用: Wikipedia

音楽を聴くことはもちろん、演奏することは身体にも心にも良いのです。

前述の調査には楽器を弾くことが「ストレス発散になる」という面白い意見もありますね。

音楽の聴こえ方 / 観方が変わる

普段聴いている音楽をより深く聴くことができるようになります。

演奏者が演奏しているフレーズを聴き取って自身で演奏したり(楽譜を使わずにこれを行うことを「耳コピ」と言います)、歌うために歌詞について改めて考えたり、英詞を自身で訳して曲が訴えていることをより深く感じさせらりたり…。
ミュージシャンの心により近づくことができるようになります。

またライブを観に行ったり、テレビやYouTubeでアーティストが演奏してのを観ると、アーティストが使っている機材が気になる気になる…。
これも楽しみ方の広がりだと思います。

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ドラムを趣味にするデメリット

騒音の問題

これはドラマーの長年の悩みですよね…。
エレキギターはアンプに繋がなければ夜中でも弾けるだろうに、ドラマーはなかなか難しいですからね。

置き場所の問題

これも悩みの一つ。
ドラムを自室に置いたりなんかしたら寝るスペース無くなっちゃうよ…という方、多いですよね?

上達が感じられない

これはギターの話なのですが…。

米の音楽情報サイト「musicrader」においてFender社のCEOであるAndy Mooneyがインタビューに答えています。
要約しますと…

Andy

90%の初心者が、ギターを始めてからわずか1年以内に挫折してしまう、という調査結果が出ている。
挫折の主な理由として、多くの人が「上達している実感が持てない」、「孤独感を感じる」などを挙げている。

「これができたらOK!」とか「これで○○点!」などがはっきり言えない分、ギターは自身の上達が感じられにくいものかもしれません。

この点はドラムも同様かもしれません。

時間を取られる

社会人

仕事が忙しくて、ドラムなんてやり始めたら寝る時間が減っちゃうよ〜

お父さん
お母さん

勉強の邪魔になるだけでしょ!

店頭で接客していた頃にはお客様からよく聞いた言葉ですね。

継続できない

お父さん
お母さん

どうせ面白がって叩くのは最初だけで続かないんでしょ?

これもよく聞きました。

バンドでの責任が重大

ヴォーカルやギターは大丈夫ですが、ドラムが止まると曲が止まっちゃいますからね…。
それに他のパートがあまりパッとしなくてもドラムがビシッとしているとある程度しっかりと聴こえます。
ヴォーカル以上に演奏の良し悪しに関わっているパートがドラムなのではないでしょうか。

お金がかかる

初期投資額は低めのドラムですが、本格的に始めるとペダル、スネア、シンバル…と欲しくなります。
果ては自分のドラムセットを!なんてなると、じゃあ防音室を立てちゃおう!なんてことに(楽しすぎますが)。

RPG的に言う「最強装備」にするためには最終的にかかるコストはギターやベースなどの楽器と変わらないのではないでしょうか

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デメリット解消法

騒音の問題→電子ドラムやトレーニングパッドで解消できるかも!

前述の通り、防振に力を入れた電子ドラムセットもある時代です。

練習用パッドも進化しています。

昔から定番なのはジェル素材のものが中に入っているタイプ。

消音性メチャ高です。
ただ跳ね返りがほとんど無いので最初は超手こずります…。

私が使用しているのはこのタイプ。

このパッドですが…

こんなふうに膝に巻いて使用します。
膝がいい感じの消音をしてくれます。

・置き場所の問題→約1畳分のスペースがあればOK!

Rolandの電子ドラムのセッティングマット「TDM-10」

このマットのサイズが幅120cm×奥行き130cmです。
120×130=15,600㎠=1.56㎡の面積です。

畳1畳の広さは規格が色々あるのですが、約1.44〜1.82㎡の広さです。

と言うことは、畳1畳分のスペースがあれば大丈夫!

…え?
自分の部屋にそんな空きないよ、ですって?
そんなことないですよ。
ほら、その床に置いてあるかばんや本を棚に片付けて…(自分の子供によく言っています)。

上達が感じられない → 上手になれるコンテンツがたくさんあります!

上達するためのコンテンツ。

教則本

昔は教則本くらいしかありませんでした。
もちろん今もあり、定番として根強い人気があります。

YouTube

もはや定番化しているYoutTubeを観ながらの練習。
やっぱり実際に観て聴けるのはいいですよね。

音楽教室に通う

これも昔から定番ですよね。

先生に習うことは上手になる最良の近道の一つです。
島村楽器の音楽教室は決まったカリキュラムを進めるだけではなく、ご希望に合わせたレッスンを先生が提案してくれるので、上手くなること請け合いです。

上記コンテンツを上手に活用して、「叩けた!」の経験を多くできると実感が湧くと思います。

時間を取られる → 一日のうちの10分だけスティックを握るだけでも変わる

これもギターの話です。

教室の先生たちと話して同じ意見だったことがあります。

A先生

練習は量が大切な時もあるけどそれよりも質。
短時間で効率的に学んだ方がいい。

そのために前項のコンテンツを上手に活用していくのです!

B先生

仕事や学校が忙しくて帰宅が遅くなってしまった時はギターのネックを握るだけでもいい。
10分でもいいから毎日ギターに触れることが大切!

ドラムも同じことが言えます。
「今日は疲れて叩く気がしないなぁ」という日も、スティックを握るだけでもいいので触ってみてください。
昨日とは違う気づきがあるかも。

継続できない → ドラムを日常生活の中に溶け込ませる

お父さん
お母さん

どうせ面白がって叩くのは最初だけで続かないんでしょ?

この解消法は「楽しむこと」なのではないでしょうか。
楽しければ続きます。

問題はどこに楽しさを感じるか、人それぞれだと思います。

  • 曲が叩けるようになるのが楽しい
  • バンドで演奏できるのが楽しい
  • YouTubeで高く評価されるのが楽しい
  • 人前で演奏できるのが楽しい
  • ドラムセットに座っている自分の姿を見るのが楽しい
  • なんならドラムを見て(観て、聴いて)いるだけでも楽しい

自分にとって何が楽しいポイントなのか、探せば必ず見つかります。

そして、ドラムを叩くことを日常の中に溶け込ませることは大切です。

中の人は自宅の各部屋にスティックを1ペア置いています。
気が向いた時にサッと握れるようにするため、です。
持ったらなんか乗り気になってきて、ドラムに足が向いてしまったり…。

ドラムを生活の一部にすると長く続きますよ。

バンドでの責任が重大→だからこそできた時は楽しい!

これは勉強でも仕事でも同じですね。

自分にとって高めのハードルを超えられると楽しくなり、「次は…」となります。

私は心から思うのですが、日々、次の目標があるのはいいことです。
バンドをやっていると期限(ライブ演奏やレコーディング)ができるので、それに向かって練習するモチベーションが上がります。
それが成長につながり、引いては楽しさにつながるのではないでしょうか。

お金がかかる → 自分へのご褒美と考える

これはですね…。
「自分へのご褒美として考える」のがいいと思います。

仕事がうまくいった時。
テストや部活で良い成績を残した時…。

逆に、仕事で結果を残すために。
テストや部活を頑張るために。

鶏が先か卵が先かは関係ありません。
「自分磨き」に少しお金をかけてあげても良いのではないでしょうか。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

島村楽器の理念は三つあるのですが、一つ目は、

音楽の楽しさを提供し、音楽を楽しむ人を一人でも多く創る

です。

あなたがドラムを始める第一歩を踏み出すきっかけづくりになれたら、この記事はその大役を果たしたことになります。

その一歩を大切に、ドラムの世界へぜひいらしてください!

ドラマー K

本職はベーシスト。
バンドで組むドラマーがことごとく初心者だったため「こうやって叩くんだよー」とレクチャーしてからベースを弾く、ということを繰り返していくうちに自分も叩けるようになり、凝り性な性格も相まって機材に詳しくなってしまったという異色の経歴を持つ。
永遠のアイドルは沼澤尚氏。
ドラマーがひしめいているMyDrumsライターの中でも、アンサンブル目線でドラムを捉え「音楽の中のドラム」を重視して記事を作成することが信条。
自宅にはドラムセット常設(某ブランドのオーダーメイドモデル!)。

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