こんにちはサカウエ(P見習い)です。昨日予告したとおり、ボカロにYESの「Roundabout」を歌わせてみました。YESファンの方にはお叱りを受けるかもしれませんが、あくまでボーカロイドの可能性を追求するための実験、ということでご笑納いただければ幸いです。
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今回使用するのは、新ボカロ「ZOLA PROJECT」です。
これが新ボカロライブラリー「ZOLA PROJECT」
個性あふれる若い男性3人組。3人の歌声ライブラリが1本に収載・・というお得なボカロ・ライブラリーです。
YESのジョン・アンダーソン(vo)とは雰囲気が異なる結果になると予想はしておりますが「今一番新しいモノを使う!」これでいいのだ〜それではスタート!
準備
今回カラオケはすでに制作済(詳細は冒頭の記事を参照ください)なので、DP8で作った2チャンネルのWAVと、メロディー入りMIDIデータをwindows版Cubase7に取り込みます。なおボカロをCubase7上で打ち込みできる「VOCALOID Editor for Cubase」はインストール済!
こんなことなら最初からCubaseでオケとメロを打ち込んでおけば良かったです~
まずはMIDIデータを読み込み。
MIDIデータ(メロパート入力済)を読み込みます。
つづいてカラオケのデータ(WAV)をCubase7に読み込みます。
カラオケデータ(WAV)は、DP8で作成したMIDIデータがもとになっていますので、Cubase7上に読み込んだ「MIDIのメロ」と「オーディオのカラオケ」のタイミングもバッチリ合っているのが、この絵だけでは・・おわかりにはならないと思いますが・・大丈夫です合っています。
繰り返しますが、最初から全部Cubase7で作っておけばこの作業は必要なかったですね・・・次回からそういたします。
さて原曲のRoundaboutのボーカルパートは以下の様な構成になっています。
- 主旋(リードボーカル)
- ハモリ1
- ハモリ2
- 主旋のダブリング(※)
※ダブリングと言うのは、(ボーカルの場合)厚みをつけるために同じパートを2回以上歌い、それをミックスすることです。
エフェクター等で人工的に「ダブリング効果」を生み出すことも出来ますが、実際にもう一度歌ったテイクを重ねるほうが圧倒的に自然で温かみのあるサウンドになります。
※カーペンターズのゴージャスなコーラス・サウンドはこのダブリングのなせるワザでして、確か4声のハモであれば、それぞれ3回くらいずつ歌って重ねていると思います。
さてこの時点ではまだメロパートはプラグイン・シンセ(Halion Sonic SE)の音で鳴らしています。
スーパーマーケットのBGMでお馴染みのMIDIカラオケ状態です!懐かしいですね・・・
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